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全てのものの、日常を

久しぶりの更新になってしまいました。

書きたいことはたくさんあるのに、言葉にするとどうしても陳腐なものになってしまって、気づけば下書きが20個以上溜まってしまってました。

ようやく、書きたいことがまとまって、言葉が溢れて来るようになったので今の思いを残しておこうと思います。

北海道へ引っ越してきて最初の冬を迎えています。

大雪も吹雪も経験して、人間ではどうしようもならない圧倒的な自然を目の当たりにして、改めて自然の中で生きる大変さと、自然の偉大さを感じています。

自然は美しいなんて言えないほど、ただただ自然は大きくて時に僕らを平気で呑み込んでいきます。

僕たちは、大きな自然の前に適応していくしかないのだなと思います。

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(地吹雪の時に散歩に出てみた。風があると一気に寒く感じる)

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(そうかと思えば穏やかな日の風景は格別。)

北海道へきて、たくさんの友人ができました。

最初こそ知り合いが1人もいない状態でしたが今では僕と同じような自然が好きな友人たち、先輩方に囲まれて、日々刺激的な毎日を過ごしています。

人にとって住む場所というのは本当に大切で、昔と違い自由に住む場所が選べる現代において、自分が本当に好きな場所で暮らすというのは心の安定にここまで寄与するものなのかと自分でも驚いています。

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北海道でできた繋がり。本当はもっとたくさんありますが、載せきれず。

この繋がりは僕にとって本当に本当に大切で、皆心から大好きです。

こんな自分でも一緒にいてくれて、遊んでくれて、時に悩みながら一緒に仕事をしてくれたり。大切な繋がり。

そうした繋がりの中で、僕の心境の1番の変化は何かと言えば

『日常を愛せるようになったこと』

これが僕の中で1番大きな変化でした。

いや当たり前じゃんと言われればそれまでなのですが・・・僕にはこれがいつもできなかったのです。

〇〇があれば幸せ、〇〇をしたら幸せ、空っぽの日常を外の何かで埋めようと必死でした。

その事から色んな人に迷惑もかけたし、とても自分勝手な生き方をしていたように思います。

でも北海道に来て、本当に日々の日常が愛おしく、自分の周りの自然や人、風景、動物たちがとても愛おしく感じるようになったのです。

直接的ではないにしろ、間接的にどこかで繋がっている。

そんな感覚が自然の中で暮らすことで見えてきた気がします。

色んな動物や風景、人を撮影していく中で、どんな生き物にもどんな風景にも当たり前の『日常』があってそれはどの生き物も自然も区別などないのだと思うようになりました。

そして僕はそんな全ての生き物に流れる『日常』を撮りたい。

都会でマックを食べている高校生も、北海道の野山を生きるヒグマや鹿も、南国で綺麗に咲いている花も、厳しい吹雪に吹きざらしにあっている木も、

全て同じ日常が流れている。

そのことを、僕の写真や映像で表現できたら、と最近強く思うようになりました。

そこに区別などなく、日常も非日常もない。

全ての物、森羅万象全てに同じ時が流れ、それぞれの日常が存在している。

その当たり前の事を考えれば考えるほど、それがいつも驚きと感動を与えてくれました。

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全てのものに、人に、自然に同じ時間が流れ、それぞれが密接に絡み合って今の僕たちの今があります。

僕が見ることのできる日常は地球上でたった1点しかない。

だけれどその1点がこの世界全てで同時に起こっているという感覚は忘れずにいたいと思います。

大袈裟に言えば、自分の日常を大切にすることは、全ての世界を大切にすることと等しいのではないかと思うのです。

これからも僕はこの地で起こる日常を記録していきたいと思っています。

自分がいつの日か死んでしまった時に、後悔のないように、日常を愛して、楽しんで、大切にして暮らしていきたい。

やっとそう思うことができました。

毎日を大切にしながらも、日々成長できるようにこれからも写真と共に映像と共に自分の生きた道を記録していけたらと思います。

たまにしか更新していませんが、今年はもう少し更新頻度を上げようと思っています。

遅くなってしまいましたが、今年も中道と犬達共々、よろしくお願いします。


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