フィクションとか、幻想とか。世界の平和を想うこと。~選び出された、ホンモノ。~
戦うことでしか、〝自分を主張出来ない〞旧人類よ。
あなたよりひ弱で、あなたより実は芯が強い、〝戦う意志を持たない〞反旧人類を。
あなたは何故に、痛め付けるのでしょうか?
このお話は、〝この世に反旧人類が発生していると仮定した、フィクション〞です。
現代まで、人類は、〝度重なる戦争を繰り広げてきた〞が、
その中で人類は、〝弱者と強者による選別〞がされてきた。
〝強い者が勝ち上がり、弱い者が這いつくばって〞。
〝知恵のある者が勝ち上がり、正直者が身ぐるみをはがされ〞。
〝互いに牽制し合って、弱い者を黙らせて〞。
実は、人間は、日常的にそうなのだから、笑えてしまう。
どんなにか〝正しい主張をしているつもり〞でも、
得てして人間は、〝反対側を払い捨ててしまう〞。
〝旧人類〞。それは、一つの果実の、〝片側しか、味わえないタイプの人間〞のこと。
発生した〝反旧人類〞は、一つの果実を〝割らずに一個呑み込んだ〞。
無論、そちらも人間だ。〝何故に、片側を捨てるのか?〞と、問う言葉は、〝旧人類〞を怒らせた。
旧〝私達が劣っていると言いたいのか?〞
反〝一個、丸ごと、食した方が自然で、身体に良いと言っている。〞
両者は互いに〝ぶつかり合った〞。
まるで、〝争うことが人間の運命であるように〞、言葉を戦わせ。
次第に、自分達を守るために、〝戦い出した〞。
〝反旧人類〞は、いつしか〝自身の信条を叶える為に〞戦う羽目になっていた。
〝戦わなくていい世の中に導く為に〞。。。
あるとき、〝新人類〞が現れて言った。
〝反旧人類なんてない〞。
〝彼らはずっと、戦っていたから〞。
現実世界では、この人間の世界が〝新人類〞となるまでに、
〝人類こそ一度、滅び途絶えるのでしょうか?〞
〝自らの主張を通す為〞に、〝他者を排除するでしかない今の人間の形態〞は、
〝本当に愚かしい〞。
が、〝愚かしい〞としてしか言えない私もまた、〝旧人類〞なのだ。
〝反旧人類〞の発生は、人間が、深い眠りから覚めて、起き行く前の〝小さな葛藤〞だった。
私は願う。
〝誰一人、零れ落ちない世界で、笑顔の花が咲くこと〞を。
〝あなたの心には、片側を切り落とす、ナイフが仕舞われて居ませんか?〞
〝日々、それを目にして〞。。。
〝切り落とされていく我が身を無言で見送っている私〞は、
(時々、他者には理解されない苛立ちを見せてしまうけど)
〝四六時中、渾身の力を込めて、白旗を振り回している〞よ。
〝もぅ、疲れてしまった〞。。。
私が我慢しているから、〝言い合い〞にならないだけで。
あなた方は、〝私の信条にある心の部屋を踏み荒らしてる〞。
〝もぅ、くたびれてしまったよ〞。。。
どんなにか、〝一面の花園〞を願っても。
〝個人の趣味に整備しようとする〞他者の心に、
〝私の心も病んでしまって〞。。。
〝出てくるのは不満ばかり〞。
本当は、
〝一人残らず笑っている世界〞を望みながら。。。
〝あなたの攻撃をかわすことしか出来ない私の、非力さを許してください。〞
〝私は賢者のような、知恵がないから。あなたが、そのナイフに手を伸ばすのを止めてやれない。〞
〝何故。。。何故。。。〞としてしか言ってやれない。
この私にも、〝世界がすっかり見えていない〞から。
同じく世界を知らないあなた方に、〝新しい道〞を示せたなら。。。
その力、知識があったなら。。。
そぅ、この私も、〝愚かな人類〞に違いはないのだ。
実は、反旧人類にも、明確な解答、〝打開策〞が、練られなかったのだ。それだけに人の世は、混沌として。。。
広く、世界を受け止めれば。
〝自身のナイフで切り落とさずに、抱え込めるくらい、大きく世界を抱えられたなら〞。。。
世界は、果てしなく広がっている。
大切なのは選ぶこと。広い世界に立って、選択すること。
それは、〝ふるい落とす〞ことじゃなくて。
〝見極める〞。
〝全てを包む、真実〞に気付くこと。
〝旧人類〞も〝反旧人類〞も、〝払う〞ことに余念がなくて。
払い払って、〝人類の世界は今、払う箇所が僅かに認められるくらい、お粗末様。〞に、なっているよ。
〝消えなくていいものも、時代の影に消えてしまった〞。
〝手放せないと掴めない〞は、旧式です。
本式は、〝手放すからこそ、~本当に欲しかったもの~を掴まなければならない〞の。
それは、〝広く世界を知った者の、選りすぐった答え〞。
〝全てを感知すること〞。〝全てを思い知ること〞。〝知れない事実を認めること〞。
〝払い捨てたものを思いやれない〞この姿勢が、旧式なのです。〝野暮〞とも言う。
それは、〝日常的に身勝手に振る舞うこと〞から、〝戦争で相手を殺戮すること〞に成り変わる。
あなたはその、〝払い捨てようとしているモノの価値〞を正しく理解しているか?。。。〝殺戮〞に釣り合う生命を認めるのか?
それは、ごく小さな世界の〝我儘〞で。広く世界を知らない者の、〝愚案〞である。
いつ、何を、どのように、あなたは〝手放す〞のか?
〝手放すからこそ、手放したものが何であったか、新たに掴むものが何であるのか、問われる〞のです。
あなたは、〝あちら側〞こそ、知らなければならないのだ。
にべもなく〝自分の欲を満たすためだけに、手を離し、個人の選り好みを拾い上げれば。この世は、エゴばかりで、秩序なく、溢れ帰ってしまう。〞
まさに、〝今の乱れた世の中〞のように。
〝反旧人類〞が発生したのは、そんな〝世の乱れ〞を認めたからでした。
人類が、〝自らの欲望(エゴ)で世界を乱してしまっている事実〞に気付く人が居たからでした。
〝こちら側〞を選んだ旧人類。
〝こちらのこちら側〞と〝こちらのあちら側〞を認めた反旧人類。
それでも人間は、〝攻撃の手段を納めることが出来なくて〞。
世界が崩壊する前に起きた、〝もう一つの小さな崩壊〞。
食い止めるのは、〝全ての人類の決断〞です。
〝誰か〞じゃない。
〝人の世が、この先も、続きますように〞。。。
【タンポポ】の花言葉。
別れ、別離。神様の御告げ。
〝今、飛び立てよ、人は、次のステージへ。。。〞
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