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Dr Tomy Kamada, TomyK代表/株式会社ACCESS共同創業者。起業家…

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Dr Tomy Kamada, TomyK代表/株式会社ACCESS共同創業者。起業家・投資家・イノベーター教育、未来構想が大好き。https://tomyk.jp/

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「本心」(平野啓一郎 著)を読んで考える「未来社会の幸福」とは

「― 母を作ってほしいんです。」最愛の母を亡くした主人公、29歳の朔也(さくや)が、AIの母を注文する場面からストーリーは始まる。「自由死」が合法化されている2040年の日本で、生前「もう十分」と自由死を望んだ母の本心を探ろうと、朔也の心の旅ははじまる。そもそも我々は人の一面(分人[2])しか見ていないのでは、本心とは1つなのか、といった心のテーマと、経済格差が今以上に拡大し二極化した社会、AIやVR、デジタル技術が浸透した生活が生み出す課題と重なり、ざわつく気持ちが先を読ま

    • 22世紀に向けて人類はどこへ向かうのか

      2020年の年頭にあたり、少し先の未来について考えてみた。最近では、資本主義の修正とか、行き詰まる資本主義という話題も増えてきた。なかなか先を見通しにくい時代である。2000年代生まれの若者たちにとって、80年後の22世紀は、十分現実味のある近未来だ。人生120年時代となり、人類は今よりも長生きしていると思われる。2100年の未来社会は、どんな世界になっているのか、そして人類はどこへ向かうのか。過去からの歩み、現在すでに見えている変化の兆しから予想してみる。 当面の課題は、

      • 続: 未来の職業を10個考えてみた(B級編)。

        我々の生活の隅々にまで先端テクノロジーは浸透して行き、社会は急激に変化して行く。多くの仕事で、AI・ロボットは欠かせなくなる。未来社会では、人間をあまり気の進まないサブの仕事に追いやる可能性もある。そんなB級とも言える未来の職業を10個考えてみた。前回、今はなくて未来に生まれそうなクリエイティブな新たな職業について構想した。これらは、いわば未来のエリートだ。今回は、あまりやりたくない未来の職業かもしれない。 1. 自動運転車の非常時の運転代行ドライバー 2030年〜2050

        • 未来の職業を10個考えてみた

          我々は、先端テクノロジーが引き起こす大きな社会変革の入り口にいる。AIが人間の仕事を奪い、あらゆる業務の効率化、自動化が進み、社会の最適化は極限まで進んで行くであろう。一方、新たな仕事が生まれるという期待もある。加速するテクノロジーの進化によって、未来社会はどう変わり、どんな職業が考えられるのか。今は存在しなくて2030-2050年にはありそうな新たな人間の職業を10個考えてみた。 1. AI事故の調査官 凄まじい速度で進化するAI。自動車の完全自動運転(レベル5)や手術ロ

        「本心」(平野啓一郎 著)を読んで考える「未来社会の幸福」とは