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【テレビドラマ感想文】クジャクのダンス、誰が見た?
第1話の感想
あらすじ: 主人公の女子大生、山下心麦(広瀬すず)は、クリスマスイブの夜に大学の友達と飲み会の2次会を断り、駅で迎えに来るはずの父親(リリーフランキー)を待っていた。しかし、父親は現れず、LINEをしても反応がない。仕方なく一人で家路につく心麦が家のほうが騒がしいことに気づく。家が見える角を曲がるとそこには燃えさかる炎があり、父親が死亡しているというショッキングな展開が描かれる。
放火犯として逮捕された遠藤智哉(成田凌)は、心麦の父である春生が22年前に逮捕した遠藤力郎の息子であることが判明。心麦が父親の葬儀後、なじみの屋台でラーメンを食べに行き、店主から渡された封筒には200万円と「私が殺されたとして、次の人たちが犯人として逮捕されたらそれは冤罪です」という手紙が含まれていた。手紙には数名の人物の名前が列記されており、その中に遠藤友哉の名前が。
また、同封されていた200万円は松風弁護士(松山ケンイチ)に犯人の弁護を依頼するための費用だと書かれており、心麦が松風弁護士を訪ねるが、彼は春生を全く知らなかったことが新たな謎を生む。
ドラマ終盤には雑誌記者の神井(磯村勇斗)が心麦に対し、
「あなた山下春生さんの本当の娘じゃないですよね」と言い放ち、22年前の一家惨殺の生き残りかと思わせるような発言。だがおそらくそれはあからさまに匂わせてるわけはないだろうからミスリードなのかなとか、とにかくワクワクさせあーでもないこーでもないと思わせている時点で、このドラマの第1回は大成功である。(少なくとも私にとっては)
ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た」の第1話は、ミステリーとして完璧なスタートを切っていると思う。多くの伏線が巧みに散りばめられ、説明しすぎないキャラクター描写や謎のちりばめ方が秀逸である。視聴者に深い興味を持たせる要素が揃っており、第2話が楽しみすぎる。