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【one exercise!】股関節をのばしてみる

外出自粛でいつもよりも座っている時間が増えた人、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

今日は現代人というか人間がつまりがちな股関節の前の方をのばしていきましょう。

股関節が動きにくくなるのは哺乳類であるがゆえ

哺乳類は基本的には四足歩行です。人間は進化の過程で二足歩行を獲得し今に至ります。

四足歩行と二足歩行の異なる点を挙げればきりがありませんが、特徴的なものに股関節伸展と腰椎前弯があります。

股関節伸展と腰椎前弯はヒトの動きのキーワード

これらは皆生まれながらにして獲得しているわけではありません。赤ちゃんの背骨はCカーブと呼ばれるように全体的に丸くなっていて、股関節もM字に屈曲・開脚しています。

そこからハイハイやつかまり立ちなどの活動や発達を通して徐々にS字カーブ(頸椎前弯・胸椎後弯・腰椎前弯)と股関節伸展を獲得していくのです。

またこれは歳を重ねていくと消失していき、いわゆる腰が曲がったお年寄りのような姿勢になっていきます。

このようなご高齢の方のように極端に曲がった背骨・股関節までいかなくとも、それらは姿勢や生活の乱れによって障害されやすく、それによって不調もきたしやすいものです。

股関節をのばしてみよう!

はじめに片膝をつき片膝を前へ。

背筋をしっかりのばしたまま、後ろ足の股関節前方がのびるように前へ重心を移動させていきます。伸びたのを感じたら呼吸を整えながら10~15秒程度静止しましょう。

腸腰筋と呼ばれる腰椎から大腿骨までのびる筋肉がのばされます。

また股関節の前方には太い血管・神経・リンパ節もあるのでそれらの通りも良くなります。

慣れてきたら両手を天井の方へ高く上げると、体全体がのびますよ。

くれぐれも無理のない範囲で行ってください。

少しでもすっきりにお役に立てれば幸いです。

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