見出し画像

鎖骨のはなし

きれいな人は鎖骨がきれいだ、という持論を持っています。

「太っているから鎖骨が埋もれちゃってね~」なんて、ふくよかな方は言ったりするけれども、たとえ埋もれていても、頭の動きや手や腕の動きにきちんと追従して動くあなたのそれはきれいですと教えてあげたい。逆に、痩せ型で鎖骨が浮き出ているから良いというような話でもないのです。

鎖骨は頭がい骨と筋肉でつながっています。その筋肉は首周りを通っています。鎖骨から肋骨にも筋肉でつながっています。

首周りや鎖骨の下には太い血管が多く通るため、その周りが柔らかいと、頭へたくさん血が流れ込むことになります。

また、肩甲骨を通して背骨の動きとも連動していて、肋骨の動きにもかかわってきます。

それらのことから、鎖骨の動きやその周囲のやわらかさが呼吸の深さや自律神経系にもかかわってくると考えられます。


頭へ血流が豊富に流れ、深く呼吸ができる。想像するだけで、心地よく感じます。

それなので、治療前には首周りの緊張と一緒に鎖骨周りの緊張もチェックしたりします。ストレスが多かったりすると、変な左右差があったり動きが悪くなったりすることが多くみられます。

また、いわゆる四十肩、五十肩の人は鎖骨の動きが悪くなっていることが多いです。

肩甲骨の動きと連動して、鎖骨が上がったり、下がったり、鎖骨の上のくぼみができたり、消えたりするでしょうか。これを機にご自分でチェックしてみてくださいね。

鎖骨と肩甲骨を一緒に動かす

①前ならえのように両手を前に、地面と水平か、水平より少し下くらいに上げます。

②手の甲と甲が合わさり両親指が下を向くように手の向きをかえたら、

③そのまま腕を交差して手のひらを合わせます。

④背すじは伸ばしたまま、両手が自分から離れるようにぐーっと伸ばします。背中では肩甲骨同士が離れるのを感じます。肩があがらないように気を付けて…

拙い絵ですね…!

⑤そのまま両手を上にあげたり、下に下げたり、前で円を描くように回したり…

こうすると、鎖骨の上のくぼみを作りながら、肩甲骨と一緒に動かす練習になります。

↑難しいという方は肩甲骨をぐるっと大きく回すだけでも鎖骨が一緒に動いて良い運動になります。

鎖骨というと一見マイナーな部位ですが、試してみてくださいね。

なめらかに鎖骨が動く人は、私からすると自律神経も安定していて呼吸も深くて、とても綺麗な人に見えるので…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?