松尾君、お疲れ様。 そちらの様子はどうですか? 君がいなくなってから、もうすぐ三ヶ月になる。 一瞬だったような、長かったような。 二年前にそちらに行った俺の親友とは会ったかな。 松尾君に出て貰って一緒に創った芝居は、二つとも彼の不在を考えて書いた話だった。 二人は面識は無かったはずだし、彼はなかなかの人見知りだけれど、 酒好き同士、「上野はすぐに人のことを芝居にするよな」などと話しながら、一緒に飲んでいてくれたら嬉しい。 こちらは先日、お友達の小田嶋さんと初めてお会いし
1月31日(月) 大洋映画劇場で『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』鑑賞。 オープニングクレジットからエンドロールに至るまで、一瞬の隙もないセンス、構図、色彩、カット割、全てがウェス・アンダーソン節。加えて冗談と思うくらいに、ちょっとした脇役に至るまで豪華キャストのオンパレード。 さすがお見事としか言いようがない。 のだが、ちょっと凝りすぎと言うか、正直中盤からは結構寝てしまった。 ウェス・アンダーソンは『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』が一
1月24日(月)午後イチで、劇団競泳水着の宣伝ビジュアル(イラスト)のリモート打合せがあったのだが、肝心のタイトルやストーリーが固まらないまま、昨夜から悶々とし、目が覚めてもベッドの中でずっとグズグズしていて、ギリギリになって薄〜いプロットを送信。 打合せでは、俺のグダグダした説明から本質?を的確に汲み取って下さり、非常に有り難いやら申し訳ないやら。 ストーリーというものは、頭の中である時フッとクリアになることもあれば、考えても考えても何も掴めない時もあり。ということを延々繰
1月18日(火) 寝坊して慌てて準備して、ホテルに送る荷物を段ボールに詰め、クロネコヤマトさんに持ち込み、空港へ。 1320羽田発・スターフライヤー。スターフライヤーに乗るのは初めてだろうか。 機内は空いていて快適。 「六人の嘘つきな大学生」読了。 2時間弱のフライトで到着した福岡は快晴。 福岡の空港から市内へのアクセスの良さに再び感嘆。と言うか飛行機が市街地へ降りていく。 地元・新千歳にしろ、羽田にしろ、空港までのアクセスだけで一苦労に比べると、福岡空港の利便性には驚くば
先日の続き。 ④人生常に後ろを見がち後悔し続けマンだったこと性別を抜きにして考えると、自分も39歳、まもなく40歳、「THIRTIES」の当事者。 改めて自分の30代の十年間を振り返るとため息ばかりだったのですが、元々プロフィールに「特技は一喜一憂と後悔」と書いてあるほど、日々過去を振り返ってはくよくよしている。 昔のノートを読み返してみて笑ったのが、20代前半の時点で自分年表を作り、10代から一年毎の出来事を書いては「あれが駄目だった、ここが駄目だった」と後悔してて、
先日の続き。 ③榊Pの存在 少し話は逸れるのですが、一時期あるWEBマガジンを購読していました。特にその中の人生相談の連載が好きで、毎週の更新が楽しみでした。 やがて連載は終わったのですが、担当していたライターの方が、ご自身の有料ブログに移行させてそのまま人生相談を続けました。自分はファンだったので、引き続きそのブログにも毎月お金を払って読んでいました。 が、暫くすると、前ほどには魅力を感じなくなっていることに気づき、ブログの購読を止めました。 人生相談の構成はWEBマガ
先日の続き。 ②自分事にしなかったこと通常、プロジェクト成功の必要条件として、できるだけ多くの構成員が「自分事」として取り組むこと、があるし、 個人のマインドとしても「やらされてる」と思えばストレスばかりが増える一方、「自分事」として捉え直す所から本当の仕事が始まる、みたいなことも正しいと思います(この論法を悪用すると労働搾取まっしぐらだけど)。 自分も常日頃、どうやって俳優・スタッフに前のめりになって貰うか、ということはよく考えます。 そして「IN HER 〜」シリーズ
脚本・構成・演出を担当した舞台「IN HER THRITIES 2021」が終幕し一週間が経過しました。 おかげさまで好評を頂きまして、配信は12月2日までご覧になれますので宜しければ是非→https://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/501 それで久しぶりに公演振り返り文章を書こうかと思ったのですが、その理由と言えば、正直言って戸惑っているから、です。 何に戸惑っているかと言えば、 「自分が費やした(と思っている)労力に比し
脚本 上野友之登場人物三並 咲(さき) 【27】 田端 祐平 【35】 フリーライター 藤堂 陸 【25】 スポーツクラブのトレーナー 尾之上 朋子 【32】 アロマセラピスト 尾之上 尚也 【33】 朋子の夫・漫画家 有坂 寿々美(すずみ) 【24】 尚也のアシスタント 清水 ゆい 【32】 咲、祐平、朋子の元バイト仲間 穂村 あかり
脚本 上野友之登場人物田名部 彩夏(あやか) ホテルの長女 田名部 つかさ ホテルの次女 高橋 柚美(ゆずみ) 彩夏と莉莎子の友人 高橋 橙美(とうみ) 柚美の姉 細川 莉莎子(りさこ) 彩夏と柚美の友人 遠藤 純(じゅん) 宿泊客/看護学生 なゆ 宿泊客/映画サークル 鈴木 太郎(たろう) 宿泊客/映画サークル 桜子(さくらこ) ホテル従業員 俊一郎(しゅんいちろう
2020年5月末日で、勤務していた映像制作会社を辞めました。 2017年4月入社から丸三年。 以下、多くの人が新卒の22歳~24歳くらいで経験し考えることを、38歳になった自分が書いてみました。 1.そもそもの経緯と結果なぜ就職することになったかは、三年前に書いていた。 https://note.com/tomoyukiueno/n/necf48813695f 長いし、もはや自分ではまともに読み返せないけど、希望に溢れていた。 祖父の遺産と両親からの仕送りを使い果
登場人物足立 久美 足立 珠理 堺 一郎 脚本 久美が画面の前で、飲み物を飲むなど自室(実家)で寛ぎながら、仕事をしている。 久美、画面に珠理が入ったのを見て、手を止める。 久美 おす 珠理 いいの? 仕事 久美 うん 珠理 どうなりそう? 久美 とりあえず、ケニア行きは無期限延期。そもそも出国できないしね 珠理 そうだよね。でも正直、安心だよ 久美 え? 珠理 この時期だしさ、そうじゃなくても、やっぱりアフリカ遠いし、治安だって、ね 久美 別に紛争地帯とか
登場人物森 礼香 中城 亜耶美 真田 みゆ(M) 1話 礼香が一人で画面の前でブツブツと台詞の練習をしている。 礼香 ……あのさ……本当は直接顔を見て、言おうと思ってたんだけど、こういう状況だしさ……(台詞を考え直し)言わないでおこうかとも思ったんだけど、でもやっぱり、私にとって亜耶美は、本当に大切な友達……存在って再認識したから、だからこそ隠し事は…… 礼香、煮詰まる。 改まって、 礼香 あのね、今日はね、ちょっと伝えたいことが……伝えないといけ
◆7/7(日) 3~5話の編集をしていた頃。 ◆7/8(月) 3話と5話のプロデューサーラッシュ。 ◆7/9(火) 朝イチで新宿郵便局前発のキャスト・スタッフを見送って編集へ。 ◆7/10(水) 編集してから、撮影現場へ。ギリギリでクランクアップの瞬間に立ち会う。 終わった。お疲れ様でした。 ◆7/11(木) 6話の編集をしつつ、3話のグレーディングしつつ、PR類の本編集とMAなど。 ◆7/12(金) 別件の打合せをしてから、3話の本編集。 ◆7/1
◆6/30(日) 撮影と編集。 2019年、半分終了ですか。 ◆7/1(月) 1話を納品。 撮影と編集。 ◆7/2(火) 撮影と編集。 ◆7/3(水) 最後の撮休。 ということは編集してたのか。 ◆7/4(木) 撮影と編集。 ◆7/5(金) たしか久しぶりに朝から撮影(@テレビ局)に立ち会ってから、編集に移動。 ◆7/6(土) 撮影と編集。 連日深夜まで働いてたはずだけど、細かいことはどんどん忘れている。
◆6/23(日) 今日も今日とて撮影と編集。だったはず。 ◆6/24(月) 2話のプロデューサーラッシュ、だったかな。 ◆6/25(火) PR類の本編集とMA。 ◆6/26(水) ギリギリで撮影できた素材を現場から編集スタジオに運ぶ。など。 ◆6/27(木) 撮休。公式行事としては記者会見。 自分はそこには行かずに準備して、1話のグレーディングチェック、本編集、MA。思いのほか時間がかかり、終電後まで。 ◆6/28(金) 撮影と編集。 ◆6/29(土