DAY 25 『マグニフィセント・セブン』/時代設定が現代でない作品で好きな映画

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DAY 25 "a film you like that is not set in current era."

こちらはすぐ決まりました

『ローグ・ワン』同様、劇場で観た際に円盤を買うと心に決め、
後日行われた爆音上映も訪れるくらいはまってしまった作品

西部劇版『ロード・オブ・ザ・リング』

本来は『七人の侍』のリメイクと承知の上で発言するのですが

青春時代『ロード・オブ・ザ・リング』にはまってしまった影響か、
異なるスキルを持った人間が集まって悪党と戦う作品がとても好きです

『オーシャンズ11』や『チャーリーズ・エンジェル』、
『リーグ・オブ・レジェント/時空を越えた戦い』なんかも好きでした

本作品で集まったのは荒くれ者たちで、
素行を見れば半分犯罪者と言っていい面々が

正義のために命を賭けて戦う、という所が手放しに格好良い

シーンがどこをとっても素晴らしくクールで、
戦いの中で散っていくさまも含めて七人の描写・関係性が巧みに描かれており

それぞれの正義や男の熱い友情もありますが、
それをあくまで感じさせない軽快なやりとりと、戦いで観えてくる彼らの信頼関係も見どころです

アントワーン・フークア監督の手腕を感じました

ただ、一つめちゃめちゃ面白い所が

デンゼル・ワシントンの服が一切汚れない

他の六人は戦いが深まるにつれ汗だくで、
服は砂埃にまみれて破れたり、怪我を追うメンバーもいる中

クライマックスを迎えても、サム・チザムもといデンゼル・ワシントンの

汚れが超目立ちそうな漆黒の衣装には塵一つ付いてないんです

これはサム・チザムという役柄が、
リーダーでありヒーローである理由からだと拝察しているのですが、

それにしても気になってしまって

調べるとデンゼル・ワシントンはフークア監督の別作品『イコライザー』でも主演をしており、
おそらくそこから今回の起用に繋がっているのだと思うのですが、

フークア監督は個人的にデンゼル・ワシントン推しなのではと疑うほど、
サム・チザムは特にどのシーンでも群を抜いて格好良く描写されており、服がとにかく綺麗、黒いのに。

魅力的なキャラクター

また本作品では、私の推し俳優の一人クリス・プラットも大活躍
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』での軽快でコミカルな演技を、

本作品のファラデー役ではさらにダーティでかつトリックスター的な役割を持たせ、
非常に魅力的に演じておりさらに好きになりました

イーサン・ホーク演じるグッドナイトとイ・ビョンホン演じるビリーの関係性も、
格好良すぎる初登場シーンから、クライマックスの戦いの最中の会話

そして散ってゆく描写まで目が離せませんでした

バスケス役のマヌエル・ガルシア=ルルフォのは本作で初めて観ましたが、

軽薄で悪どそうなキャラクターから情に厚い一面を見せる姿までを、
一人の生きてる人間として巧みに演じていてファンになりました

彼が出演しているのを知って『オリエント急行殺人事件』を観に行ったくらい

あと、序盤になにげに『ホワイトカラー』のマット・ボマーがいるのも楽しいです

すぐ死んでしまうにはもったいないキャスティングですが、観客にとって悪をより悪とするために必要な犠牲だったのかもしれません

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