DAY 19 『シェイプ・オブ・ウォーター』/好きな監督の映画

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DAY 19 "a film made by your favorite directer."

DAY18では「好きな俳優」でしたが、

この度は好きな監督、
お気に入りの監督は俳優に比べると少ないのですが

クリストファー・ノーラン
デヴィッド・フィンチャー
フランシス・フォード・コッポラ
スティーブン・スピルバーグ
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ガイ・リッチー
マーティン・スコセッシ
デイミアン・チャゼル
J・A・バヨナ

などが挙げられますが、
今回はギレルモ・デル・トロ監督と『シェイプ・オブ・ウォーター』について

魅力的なクリーチャーが天下一品

もっと言えば、
そのクリーチャーと人間の関係を描いてストーリーを紡げば右に出るものはいない、
と個人的に思っています

本作以外だと『パンズ・ラビリンス』も好きです
あのクリーチャー達と少女のやりとりも魅力的でした、
見た目は不気味なのですがそう感じさせるのは監督の手腕あってこそかと

『シェイプ・オブ・ウォーター』では男性的なクリーチャーが出てきますが、

あの外見にするにあたっての制作動画を観たことがあり、
セクシーに見えるように体つきを試行錯誤したと聞いて納得しました

主人公の女性が恋してしまうのが解ってしまうのは、
そのような魅力も兼ねていたからなのでしょう

クリーチャーに、クリーチャー以上のキャラクターとしての魅力を付け、
ストーリーの一端を担わせるのが本当に巧みな監督です

水の中を散歩しているような気分に

この作品の魅力はオープニングに詰まってると言っても過言ではないほど、

本作を劇場で始めて観た時に魅了されてしまったのをよく覚えています

水で満たされた部屋を進むシーンと、
心地よく水の中を歩いているような、少し不気味さもはらんだ音楽

それが終わり本編に入ってもその名残はずっと残っていて、
ジャズが使われたり、ロマンスのシーンに至るとその感覚が不思議と蘇ってきます

その要素すべてが、あのクリーチャーと主人公の女性の幸福な日々、
幸福な記憶をゆったりと、柔らかな水の膜で包み込んでいって

エンディング、
ポスターにもなったあのシーンに繋がっていくのだと思います

作品の濃厚さも天下一品

他作品を観ても思うのですが、
作品の色をどのシーンにも惜しみなく使っていて、薄いところが見当たらない所も

デル・トロ監督作品の特徴だと思います

彼の作品を観ることは、作品の世界観にどっぷり濃厚に浸かれることを指す

その世界観がどれも魅力的なのが、
デル・トロ作品の人気が高い所以だと、作品を観るたびに実感しています

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