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コロナの今、私にできること

もうすぐ4歳の息子は、「にんげん」という図鑑にハマっている。この図鑑は、大人の私が一緒に見ていてもなかなか楽しめる。


戦いごっこがブームの息子的には、ばい菌をやっつける身体の仕組みに興味があるらしく、そのページばかり見ている。その中でも細菌やウイルスを食べてくれるという「マクロファージ」がお気に入りで、3歳の息子の口から「まくろふぁーじ!」という言葉が飛び出すようになって、なんだかおもしろい。


マクロファージをはじめ、私たちの人間の身体はなんてうまくできているんだろう。なんてうまく機能しているんだろう。


私はその図鑑を見ていて、感心してしまう。


人間の身体の中で、1つの世界が繰り広げられているようだ。


少し前に、アマゾンプライムで「はたらく細胞」というアニメを見つけて、息子と見ていた。うまいこと表現するな、おもしろいなと思った。約37兆個の細胞たちを人間に見立てて、物語が展開していく。一人一人に役割があって、人間が生きられるように働いている細胞たち。


このアニメがふと頭によぎったとき、「人間の中で働く細胞」と「地球の中で働く人間」はいっしょなのかもしれないなと思った。



今、地球はコロナという風邪をひいてしまっている。風邪をひいてしまった原因は、エネルギー不足なのかもしれないし、いらないものがたまりすぎて循環が滞ってしまっているからかもしれない。

原因は何であれ、風邪をひくときというのは「ゆっくり休んだ方がいいよ」というサインである。

いっぱい寝て、栄養のあるものを食べて、しばらく休めば、いずれ風邪は治って元気になる。


だから、地球の細胞の1つである私に、今できることがあるとすれば、ゆっくり休もうとしている地球の邪魔をせずに、私もゆっくり休むことなんだと思っている。


私だけじゃなくて、たくさんの人たちがこれを機会に、ゆっくり休むことに専念したなら、地球はきっとどんどん元気になる。そんなふうに今感じている。


私たち細胞は、がんばりすぎていたのではないか。毎日毎日朝から晩まで働いて、寝る時間をおしんで遊んだ。せっせと山を切り崩して家や建物をたくさんつくり、せっせと土をコンクリートで固めた。おいしいものをたくさん食べるために、楽しいことを増やすために、たくさんお金を稼ぐために、もっと楽に便利に生活するために、がんばりすぎてしまった。疲れてしまったエネルギー不足の細胞たちはうまく循環することができない。


今、1つ1つの細胞のエネルギーを充電して、1つ1つの細胞が無理なく働くリズムを取り戻して、地球の循環をもとに戻す時期なのかもしれない。


1つ1つの細胞が元気になれば、地球のエネルギーはどんどん充電されて、いずれ風邪は治る。そのとき、地球も、そしてその中で働く私たち人間も、風邪をひく前よりもきっとパワーアップしているにちがいない。


私たちの身体も、そして地球も、良い方向に向かうようにできている。一見悪い方向に向かっているように思えても、それは最終的に良い方向に向かうために必要な過程なんだと思う。


治らない風邪はないのだから、それまでゆっくりしていようじゃないか。


私はそんな妄想をしながら、それをいいことに、のんびりゆったり過ごしている今日この頃だ。

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