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ママの「休耳時間」の作り方〜おしゃべりな息子のおしゃべりが止まったアイテム6選〜

息子とべったり過ごすGWの5日間がおわった。

今朝息子を幼稚園に送り出して、なんだか久しぶりに「無音」のわが家でのんびりしている。

今年のGWは、はじめの3日間は旦那さんが仕事だったし、雨の日も多かったし、私も夜勤のバイトが入っていたりして、なかなかハードな5日間だった。

4歳の息子と過ごしていて、1番疲れる体の部位。

それは私の場合、「耳」だ。


おしゃべりな息子。止まらない質問。
頭で考えたことが瞬時に口から出てきている感じ。

GW後半になってくると、夜息子が寝静まったあとも息子の声が聞こえてくるような気がした。いわゆる「空耳」「幻聴」。

そして旦那さんが話してくれる、おもしろいアニメのあらすじや、最近あった出来事などなど、聞いているはずなのに全然頭に入ってこなかった。

私の耳は、完全に休みたがっていた。



テレビを見ているときはおしゃべりが止まる。

わが家ではテレビの視聴時間を特に制限していない。それならテレビを見てちょっぴり休憩したらいいんじゃない?って思うかもしれないけれど、テレビの音だってずっと耳に入ってくるとなかなかしんどい。おさるのジョージやドラえもんとかならまだいいんだけれど、レンジャーやライダー系のテレビは本当にうるさく感じてしまう。

だから私は自分の耳のために、隙あらばテレビを消そうとする。

そんな中、このGW中に「耳が休まったな」と私が感じた瞬間。

息子と同じ空間にいても、息子が1人で何かに集中していておしゃべりが止まっていれば、私の耳は休むことができるのだ。

私と同じように感じているママさんの参考になればいいなと思い、まとめてみた。


休耳時間①ダンゴムシさんに頼る。

息子はダンゴムシをさわっているとき、だまる。

ときには30分以上もダンゴムシと遊んでいる。


近所の公園で友達と合流したはいいけれど、お互いの子供たちのおしゃべりが止まらず、全くしゃべれない私たち。

「ちょっとダンゴムシ探すわ!」

子供たちにダンゴムシを与えて、ちょっとおしゃべりしようという私の作戦。必死すぎる私を、思わず写真におさめる友達。

作戦通り、そのあと30分以上ゆっくりおしゃべりできた。

「休憩したいときはダンゴムシさんに頼れ。」

私の中でダンゴムシは心強い存在だ。


休耳時間②霧吹き

このGW、息子は「霧吹き」にハマった。

霧吹きをシュッシュしているとき、息子はだまる。

画用紙にシュッシュして、絵の具をにじませる。
プラスチック板にラップを巻いて坂道にして、水玉が落ちていくのを眺める。
外に持っていって、木や草や花にシュッシュする。

かなり集中してシュッシュしてくれる。


友達とお互い霧吹きを持って、なにやら異様に静かにシュッシュしたりもしていた。追いかけっこしながら、水のかけあいもしていたけれど、霧吹きなのですぐ乾く。


休耳時間③プチトマト&卵の殻むき

プチトマトのヘタをとってもらった。

ヘタはすぐに取り終わったんだけど、プチトマトのツルツルした手触りが気に入ったらしく、かなり長い間ベタベタ触っていた。

「洗っといてくれる?」と頼むと、水道から水を出してめちゃくちゃ丁寧に洗ってくれた。

プチトマトをさわっている間中、息子はだまっていた。


「お手伝い、めっちゃ耳休まるやん!」

そう調子づいた私は、この後「ゆで卵」を息子に託してみた。

予想通り、終始だまって殻をむいてくれた。


息子にとってはきっと、どんなおもちゃよりも楽しいんだろうな。

時間がたっぷりあるときであれば、いっしょに遊ぶような気持ちでお手伝いをしてもらうと、イライラしない。ごはんの支度もできて一石二鳥だなって思った。

プチトマトと卵の殻で、1時間くらい休耳できた。


休耳時間④ネジとかパーツとか

おばあちゃんからだいぶ前にもらっていた、組み立て系のおもちゃ。ネジやいろんなパーツが入っていて、いろんな車を作れるやつ。

まだまだ1人では組み立てられないので、私がおおよそ組み立てた。

完成したあと、1人でいろんな穴にネジをさしこんでみたり、タイヤを外したりつけたり、最後には家中にあるいろんな穴にネジをさしこんだりして、なにやら長い間だまって集中していた。

遊び方が決まっているおもちゃよりも、自分であれやこれやと使い方を工夫したり、変形させたり、発展させたりできる「ネジ」とか「パーツ」とかは長い時間集中して遊べるような気がする。


休耳時間⑤磁石


冷蔵庫にプリントを貼りたくて100均で買った「強力磁石」。

その強力磁石をネジに近づけると、ネジが一気に吸い寄せられる。

これ、私もちょっと楽しかった(笑)


そのあと磁石にヒモをつけて、釣り竿みたいにして渡すと、「磁石釣り」をしてかなり長い間黙々と遊んでいた。


休耳時間⑥ダンボールのお家

たまたま大きなダンボールが家にあったので、作ってみた。息子は「せまい場所」が大好きだ。


息子はこの小さなお家の中で、しばらく息をひそめていた。

色鉛筆やクレヨンで家の内側に落書きしたり

望遠鏡(トイレットペーパーの芯)で外の世界を眺めたり

望遠鏡の穴から色鉛筆やクレヨンをすべり落としたり。

私も途中から一緒に遊んだりもしたけれど、なんだかんだこの小さな家だけで半日遊べた。



休耳するために。

以上、このGWにわが家で活躍した「休耳アイテム」6つ。


年齢や性格や好みなどもあると思うけれど、4歳くらいの子供であれば、この6つはみんな大好きだと思う。


私は息子が集中したときのあの顔が大好きだ。

口がとがって、目線が1点に注がれていて、その目がキラキラしている。息子の周りに漂う空気が凛と静かになって、濃ゆく濃ゆくなっていくあの感じ。


子供が本当に集中できるものは、きっとおもちゃ屋さんで売っているような「おもちゃ」じゃないんだと思う。

身の回りにある、大人にとっては当たり前だけど不思議な素材たち。大人が日常生活の中で使っている魅力的な本物。自然からの贈り物。

大人にとっては当たり前すぎて、その魅力が理解できなかったりするけれど。

触りたがるものをできるだけ触らせてあげて
やりたがることをできるだけやらせてあげて
息子の目線の先にあるものを自分も見つめてみる。
そして可能ならそれをそっと手渡す。

そして息子のおしゃべりが止まったら
そっと離れる。

私はそんな感じで息子と過ごせたらいいなと思っている。

そんな余裕をもてない日もあるけれど、そうやって息子に寄り添って過ごした日の方が、息子が集中する時間(静かになる時間)=「ママの休耳時間」がたっぷりあるような気もしている。


まだまだお家や近所で過ごすことが多くなりそうだけれど、息子は何も困ってなさそうだ。

「僕の周りは、おもしろいものであふれている!」

まるでそう叫んでいるような、生き生きとした目をしている息子の横にいると、私も私の周りにある豊かさをハッと思い出すことができるような気がする。



〜幼いお子様と過ごすママさんたちへ〜

GW、お互いおつかれさまでした(ㆁωㆁ*)(笑)

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