若手弁護士のキャリア考察その④〜2度目の転職編〜

2度目の転職活動

こうして2度目の転職に向けて動き出したわけですが、まだ30代前半だったとはいえ当時は転職35歳限界説というのが一般的であり(今はもう少し年齢が上がっている模様)、これが最後の転職になるかもしれないということで、慎重に検討を重ね自分が納得できるところに転職しようと考えました。
そこでまずは自分の価値基準を定めないといけないと思い、重視することしないことを整理することにしました。
重視したことは、①自分が面白いと思える業務であること、②キャリアとして希少価値を有することで、逆に待遇面については多少年収が下がっても許容しようという方針を立てました。

エージェントについて

前回に続きエージェントを利用しましたが、今回は情報を得たいこと、ある程度長期的なスパンでの転職活躍を考えていたので、複数のエージェントに登録しました。
結論から言うとやはりエージェントは複数会うべきです。エージェントフィーは年収の何割という計算で決まるので、基本的にとにかく年収の高い企業を紹介しようとする動機が働きます。もっとも何人か会うと年収が高くても、ここは合わないと思う等、的確なアドバイスをくれる方も中にはいます。このように転職を止めてくれる方は良いエージェントなので、定期的に連絡を取ることをオススメします。

どの業界に進むべきか?

友人知人等の話も参考にしつつ、エージェントに自分の希望を伝えたところ、やはりIT企業(ヤフー、LINE等)やFinTech企業(メルペイ等)を紹介されることが多かったと記憶しています。今であれば、メタバースやNFT関連企業がこれにあたるのかもしれません。
確かに市場の将来性は間違いなく、専門的なスキルも身につく企業ではあったと思いますが、全て東京の企業であり勤務地の制約が問題となりました。やはり勤務地が関西となるとメーカーが中心となってしまう現実がありました。

なかなか関西でこれはと思う転職先は見当たらず、流石に今回は長期戦になるかなと思っていたところ一通のメールが届きました…

【次回テレビ局編に続く】





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?