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20代初めてのキャリアアップ転職成功ガイド【転職の軸の選定編】

こんにちはTomoya no Hondanaです。

市場価値の向上・スキルアップを狙う20代初めてのキャリアアップ転職を成功させるためのステップの4つ目として、

【転職の軸の設定】について解説していきます。

(20代初めてのキャリアアップ転職成功ガイド全体像)
⭐️【やりたいことの見つけ方編】
①人生の目的を設定する
②仕事の目的、やりたいことを見つける
【企業分析編】
③各業界の構造、動向、仕事の理解
④転職の軸の設定☜ココ
⑤志望企業の設定(仮)
【転職書類準備編】
⑥業務の棚卸し
⑦職務経歴書の作成
⑧市場状況の確認(転職エージェント)
【転職開始編】
⑨応募企業の確定
⑩面接対策
⑪内定

※概要については以下の記事をご覧ください



※前ステップ③各業界の構造、動向、仕事の理解は以下の記事をご覧ください。




20代初めてのキャリアアップ転職成功への過程として、最初のステップで「人生の目的」を決め、自分が人生を通してなりたい姿を言語化し、
次のステップで人生の目的の中でも仕事を通してなりたい姿を「仕事の目的」として設定、そして前回のステップで「業界の構造、動向、仕事の理解」を深め、自分自身の仕事の目的を達成するために世の中にはどのような業界があるのか、今後どの業界が衰退又は伸びていくのか、そして実際にどのような仕事があるのかについての全体像の理解ができてきたと思います。
これらを踏まえて、次はより具体的に応募企業を絞っていく中で、絶対にスルーしてはいけないない「転職の軸」を作っていく段階を解説していきます。

なぜ転職の軸を作る必要があるのか

就活や転職の時に必ずと言って良いほど頻繁に出てくるのが「転職の軸」(就活の軸)というワードです。僕も頻繁に就活本でも読みましたし、実際の面接でも聞かれました。
言葉の意味合いとしては「その人がどのような軸を持って転職や就活をしているのか」ということですが、なぜこの部分が転職する人にとっても企業としても重要視されているのでしょうか。
それは、僕達転職する側、企業側それぞれにメリットがあるからです。

企業側の視点では、人事の方や実際に面接をしていただいた方に伺った話によると、「その人はキャリアについてどのよう考えを持っているのか、大切にしているのか」「自社との相性」「仕事に対する熱量」などが読み取れる
何より、転職の軸は人それぞれで、その人だけの個性や特徴が最も表れるポイントだから重要視しているとおっしゃっていました。
確かにその通りで、面接官は限られた時間の中で応募者の特徴を知らなければなりません。
そして何百万円もの投資をして、人材を採用するかを決断しなければなりません。
だからこそ、経験も違えば、考えも違うその人だけの「転職の軸」を聞き出すことで投資に見合う価値があるのかを判断する重要な基準として設定しているのです。

そしてもっと大切な僕達転職者側の視点で、「転職の軸」を明確に作っておくことのメリットは
「次の転職で得たい、成し遂げたいことを言語化し、方向性を固めることができるようになること」です。

本当にこの点は大切だと感じており、転職の軸が自分の中で納得でき、その方向性が言語化できていればいるほど、応募企業の取捨選択もでき、入社後のギャップによるキャリアアップに繋がらない早期退職のリスクも減らすことができます。
僕の周りでも、とりあえず自分に合いそうな会社をしらみ潰しに応募している人がいて、全く内定に繋がらない状態で困っていたり、ただ東京で働きたいと言う理由で入社し、結局会社の仕事や雰囲気に馴染めず早期退職をしてしまうことでキャリアに傷をつけてしまっている人を見ている経験や、
逆に「優秀な人材を採用し、会社に利益貢献できるようなスキルを持った人事部の社員として将来的に働く」という軸をもち、そのステップとして大手人材業界の会社で転職者の支援業務をしながら経験を積むという転職選択をすることで、大活躍されてる方もいます。

転職の軸を明確に設定するこのステップを妥協せずに取り組むことによって、「本当に入社したい企業の面接の成功」、「転職後のギャップ軽減」、「自身の成果」に繋がってくる大切なステップだと心から感じているのでぜひ参考にしていただければ幸いです。

転職の軸を設定することの重要性をお伝えした上で、ここからは「転職の軸」を設定する上で重要だと思うポイントと、
Tomoya no Hondanaの転職の軸設定を例に挙げて解説していければと思います。

①「仕事の目的」達成に通じた転職の軸にする

「転職の軸」を設定する上で大切だと感じているポイント1つ目は「仕事の目的」の達成に通じた転職の軸を設定することです。
ここまで色々なステップを踏んできましたが、目的は一貫として繋がっています。
転職は「仕事の目的」を達成するための手段であり、さらに上位の「人生の目的」の一部を果たすためのものであるという考えのもとここまでのステップを踏んできました。

業界や仕事内容の大枠を理解した上で転職の軸を設定する前にもう一度、「仕事の目的を達成するために今の転職活動がある」ということを再認識する必要があります。
そして次の転職の方向性を決める「転職の軸」が「仕事の目的」の達成に関係のないものになってしまわないように、大前提を再認識する意味も込めて重要なポイントとしてご紹介させていただきました。

②時間軸で考える

2つ目は「時間軸で考える」ということです。
最初の転職がすぐに「仕事の目的」を果たせる手段になるとは限らない場合もあると思います。その目的が壮大で現在地から距離があればあるほど次の転職は仕事の目的を果たすための1つのステップになる可能性は非常に高いです。(個人的には壮大であればあるほどそれだけ今の自分からの成長度が高くなるので良い手段だと思います)

例えば、「カップヌードルのような何十年も残り続けるような大ヒット商品を世に送り出す」という仕事の目的が見つかったとします。
しかし、あなたは現在、食品企業ではなく、IT業界の営業に携わっているとすればどうしましょう。
おそらく、次の転職で「食品業界の企画・開発職」という職種も業界も異なったポジションで採用される可能性は低いのではないでしょうか。特に、ある程度の実務経験やスキルを重視する中途採用であれば尚更です。
加えて、大ヒット商品を生み出すのであれば、宣伝・広告、生産技術、マーケティング力が比較的強い大手の食品メーカーである方がその可能性は高まります。
それらを踏まえれば、現在の仕事からすぐに異業種異業界の大手企業への転職の難易度は非常に高まり、困難であるという可能性が高いでしょう。

そこで、時間軸という長期的な目線での目的達成の視点に変え、まずは現職の営業経験を軸として食品業界の営業を経験するという選択肢があります。
その後、営業で顧客や消費者ニーズを掴むマーケティングスキルと商品知識を駆使して、社内の商品の企画に関わるというキャリアチェンジや同業界の商品企画職に転職という選択肢が見えてきます。

次のステップで、すぐに直接的な仕事の目的を果たす手段になり得ない可能性もあるが、次の転職のその先のキャリアを見据えて、直近の転職ではどのようなスキルや経験を得る必要があるのかを考えてから、転職の軸を設定するという視点を持つことも重要になってくると思います。

何より、このように時間軸で長期的なキャリアを考えている人は少数なので、面接においても面接官から見たあなたの期待値を高めることができ、求めていたポジションでの採用の可能性も高まります。

③転職の軸は3つまで

それでは転職の軸はいくつ必要なのでしょうか。僕は3つまでがベストだと思います。

次の転職先で求めているものが多すぎると、転職先の候補が絞り込まれすぎて、そもそも希望に該当する会社がない、又は難易度があまりにも高く採用が見込めないなど、転職活動が暗礁に乗り上げる可能性が出たり、
逆に少なすぎると応募企業の候補が増えすぎて1社あたりの企業分析や面接の質が落ちてしまうことや、入社後にこれまで見逃していた新たなギャップが生まれて早期退職につながる可能性も広がってしまいます。

それらを踏まえて、自分にとって現在の仕事では果たせず、次の転職で得たいスキルや経験が何であるかを上位3つに絞って、転職の軸を設定していくことをお勧めします。

④転職の軸の設定理由を原体験を踏まえて明確化しておく

転職の軸設定における重要なポイントの最後にお伝えしたいのは、軸の具体性とその理由の明確化です。
冒頭でも「転職の軸」を作ることの重要性として、最も他の転職者と差別化できる部分であるからとお伝えしましたが、その上でどれだけ転職の軸が明確化されており、その転職の軸を設定した理由に納得感があるのかが非常に大切になってくると思います。

そして、面接は相手に自分を売り込む場であり、自分だけが分かっているだけでは面接官には伝わらない場合があります。その思いを納得感を与えて伝えるには「原体験からくる理由」が大切です。

これまでを思い出していただくと、人が何かに憧れたり、こうなりたいという意思が働くのは原体験に起因していることが多いです。

例えば、高校受験に落ちて、絶望に打ちひしがれている時に、家族が自分を励まそうとあるレストランに行った。その時に食べたパスタが本当に美味しくて涙が溢れるような感動を得た。あの感動が忘れられない。自分も料理であの時のような感動と元気を与えられるような料理人になりたいと思うようになりました。

これは1つの例ですが、その人だけの原体験で、「なぜそうなりたいと思うようになったのか」の問いの答えに納得感が得られるのではないでしょうか。
転職の軸も同じ考え方で、原体験を踏まえた明確な理由を持った軸を作ることで、本当に心からの思いと納得感を伝えることができるようになるのです。「原体験から理由を作る」ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

【Tomoya no Hondanaの「転職の軸」設定例】

それでは最後に、ここまでお伝えした転職の軸のポイントを踏まえて、僕が20代初めてのステップアップ転職を成功させる上で設定した「転職の軸」についてお伝えできればと思います。

僕が転職の軸として設定したのは3つ
①営業職であること(新規開拓営業も有り)
②IT業界であること
③前職よりも年収がアップすること

この3つはポイントにもあげた、「仕事の目的」を達成するために設定した軸になります。
僕の仕事の目的は

1、お金の面で家族を幸せにできる年収(1000万以上)を得る
2、仕事で成果を出せる男になる
3、会社を成長させることができるような市場価値を持った男になる
4、周りを行動で引っ張れる男になる(ついていきたいと思われる男)
5、社会に価値を見出せるような「かっこいい日本人」を増やせる男になる

の5つになります。
※「仕事の目的」の見つけ方は以下の記事をご覧ください。


時間軸という観点で次の転職において、仕事の目的のどの項目の達成に近づくための手段を目指すのかを考えたところ、
1、仕事で成果を出せる男になる
2、会社を成長させることができるような市場価値を持った男になる
3、お金の面で家族を幸せにできる年収(1000万)を得る


の3つにフォーカスした転職の軸の設定にしました。

①営業職であること(「仕事で成果を出せる男になる」の達成に向けて)

「仕事で成果を出せる男」になるという仕事の目的において、自分の中で納得感があり、周りからも分かりやすく評価してもらえる項目として「営業職」があると考えました。
営業は基本的に売上や利益目標が数字として明確化されており、成果を出している出していないが明確に分かります。
原体験としても13年間の野球の経験の中で、レギュラーを守り続け、重要な場面で活躍している先輩は本当にカッコいいと思いましたし、自分もそうなりたいと強く思う存在であり続けました。
それは、社会人というステージに変わっても仕事において成果を出している人には強い憧れを感じます。
明確に成果を出している存在に憧れを感じ、自分もそうなりたいとワクワクできる職種としてまずは営業職は外せない軸となっています。
営業職で市場やお客様ニーズを把握し、成果を出すノウハウを得てから、その経験を活かしてマーケティング、そしてマネジメント側に周り、「成果を出せる人材をより多く生み出していく」というようなキャリアプランはありますが、まず1回目の転職では「営業職で成果を出す」ことにフォーカスを当てています。

② IT業界であること(「会社を成長させることができるような市場価値を持った男になる」達成に向けて)

市場価値をなぜ重視しているのか、もちろん将来必要とされない能力、スキルでは生きていけない時代が来ると思いますし、何より自分は「求められたい」、「必要とされたい」という承認欲求が非常に強く、ある意味それが原動力になっています。
原体験とすると、兄の影響が大きく自分よりも能力が高く、モテて、親からもいつも比べられていた存在であり、自分自身は誰からも承認を得られない幼少期を過ごしてきました。この承認欲求は今は兄という存在を超え、自分の力で「世の中に必要となる存在になる」、会社であれば「自分の成果とスキルで会社を成長させれる求められる人になりたい」という思いが強くなっています。
それらを踏まえた上で「市場価値の向上」は重要な要素の1つです。
そして、今の市場を見てみるとIT業界は発展している業界の1であり、もちろんここから業界の市場規模は変化していくとはいえど、今の段階ではDX化は世の中の流れであるため、その業界にいること、そして知識を持っているだけでも市場価値としては高まり、今後の転職においても有利に働く可能性が高いと考えています。

③前職よりも年収をアップさせること(「お金の面で家族を幸せにできる年収1000万円以上を得る」達成に向けて)

お金の面、そして自分への納得できる評価として年収1000万には到達したいと考えています。日本において年収1000万に到達している人は全体の約5%程度であり、人に価値を提供した数値として「お金」を捉えている僕にとって最低限納得できる数字がこの数字でした。

原体験として書かせていただくと、本当に優しいお父さん、お母さんに育てられた僕ですが、経済的には裕福ではなく、大学に行った時の周りの友達や彼女の家庭の裕福度のギャップに強いコンプレックスを持っていました。
そんな僕にとって、「生まれた環境に関係なく自分の力と努力で稼げることを証明する」ことは非常に重要であると思っています。
そして、年収を上げながらも親から受けた愛情などは家族にも還元できたらと思っています。
その手段として転職があり、「年収アップ」は今後の1000万という基準に近づく手段としての「転職の軸」として設定しています。

これらは、自分の中で落とし込んでいる転職の軸であり、面接対策としては不十分です。
面接においてこれらの転職の軸をどう伝えていくのか、活躍してくれそうという期待感を演出できるのかについては今後の面接対策のステップで詳しく解説していければと思います。
この段階では自分の中で明確に軸の設定とその理由を言語化でき、ある程度人にも説明できる状態であればこのステップは完了です。

次のステップでは「転職の軸」を基準とした
「志望企業の選定」(仮)について解説していきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。


































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