見出し画像

#71 キャンピングカー北海道の旅!使い心地リポ&知床半島のいま

今回の旅の最大の目的は、キャンピングカーで旅をすること。3月に予約をしました。というのも、皆さんこの夏、苦労した方も多いと思うんですけれども、コロナ禍になってからおそらく最も多くの人が国内外問わず、旅に出たのではないかなと思います。

行動制限がない夏休みということもありますし、そしてコロナの症状、どのようなものなのか大体わかってきました。重症化する場合、死亡率、そういったものを総合的に勘案すると、ほとんど多くの人たちが軽症で済む。

さらに加えて、地方はもちろん、都市部もそうですが、経済が回らないと人々の生活が回らなくなる。ということで、総合的に勘案して今年の夏は概ねコロナの前とほぼ同じような状態で旅ができる状況になりました。マスクはしてますけれども。でも、この夏は僕は春の段階で、海外はやっぱり無理だろうと思い、3月の時点でリサーチしました。

釧路〜知床 3泊4日キャンピングカーの旅にゴー!

すると釧路にあるレンタカー会社が知床までのモデルコース、キャンピングカーで旅をするモデルプランを、ホームページ上に出していたんですね。これに丸々乗っかろうと。なんせ、なにもわかりませんから。レンタカー会社が調べに調べたモデルコースですから、これが一番なんだろうと思いました。でもそのレンタカー会社、キャンピングカーが釧路に1台しかなくて、これは早く予約しなくては、と、飛行機を調べたら、釧路行きを調べたらメイレージで予約できる席数が残り7席。

その場で速攻、飛行機もキャンピングカーも予約して、予定を組みました。

そして、いよいよ3泊4日の旅に行ってきたわけですけれども、そりゃ子供は大はしゃぎですよね。僕も多分同じぐらいはしゃいでたと思うんですけれども、今まで味わったことのない、乗ったことのない乗り物を操縦するって楽しいんですよね。

できることならば、この地球上の乗り物、自分に許されるならば、全部運転してみたいと思っています。船舶免許取って、船を操舵したときも、なるほど、こうやって動くのか、と初めてわかるし、なかなか自分の思い通りにならないのも楽しかったりします。

そして今回はキャンピングカー。

普通の自動車免許で運転できます。大型とか必要ないんですね。ただ、車は大きいですよ。トラック運転手になるようなものですから。なので感覚がだいぶいつも乗ってる車と違います。それだけでも楽しい。
そしてうしろにお家がついている。子供たちに、こういう経験をさせたかったな、そう思っていたので、そう言う意味でも嬉しかった。

ただ揺れましたね。かなり車高、高さがあるので、少しの段差とか、あとその車の特質というのもあるのだと思いますが、ちょっとしたでこぼこでドーンとゆれる感じがしたので、なかなか普段乗り慣れているクルマとは違った感覚でした。乗り物に弱い人は酔っちゃうかもしれないかな、という感じですかね。

ベッドは合計で三つあります。Wベッドが二つと、シングルベッドが一つ。定員としては7人なんですけれども就寝可能人数は6名。今回は大人3人子供2人。娘の友達とそのお母さんのお2人と、我が家は3人。合計5人で旅しましたが、ちょうどいいサイズだったかなと思います。

日本のメーカーのキャンピングカーなんですけれども、いろいろ作りが細かい。網戸がきちっとロックしてはまるとか、あと冷蔵庫がついていますし、電子レンジもあります。あと、レンタカー会社のサービスなんですが、カセットコンロも装備されていました。

そして、旅程全体で考えてみると、3泊4日でちょうどよかったかなと、思いました。初日は摩周湖の近くまで行って、2日目は、網走経由の一気にウトロまで行きました。

そして観光船に乗って、知床の海を3時間45分にわたって楽しんできて、帰ってきて、散策してみました。

自由にその場で旅程を組める楽しさ

これは予定になかったのですが、せっかく時間があるからちょっと歩いてみようか、と。歩いてみたらまたこれが、素晴らしい眺めが待っていて、このまま知床を離れてしまうのは勿体ないんじゃないかと思い直しました。そこで急遽調べたら、知床に国営のキャンプ場があるんですね。

ここなら車停められる、ということで、急遽そのキャンプ場を予約してもう一泊追加して、その翌日は、知床五湖を散策するコースにいきました。

キャンピングカーのメリットはこのように、その日の気分に応じて、泊まる場所を自由に選んでいける、もちろんそれはキャンプ場があればこそですけれども、ホテルだと一度旅程を組んじゃうと、その次もその次も移動とかいろいろ考えた上でやってるから、なかなかつらいと思います。キャンセル料もかかります。

北海道のキャンプ場、僕が行ったところは、皆さんすごい親切なところばかりで、キャンセル料は必要ありませんでした。またいつでも来てね、みたいな感じで、すごく自由に旅程を組むことができました。

国営の知床のキャンプ場に泊まったとき、お隣にマイクロバスぐらいの巨大なキャンピングカーに乗ったご家族がいらっしゃって、お父さんとお話しました。お話を聞いたら関東在住の方で大型のキャンピングカーは3ヶ月前にご購入され、船で茨城の大洗から運んできた、と。そして、北海道を3週間かけてまわっているとのことでした。中学生の娘さんが2人いらっしゃって、いや、これぞ理想だよな、と羨ましかったです。サラリーマンには厳しいですよね。

有給全部使えば可能ですけど、戻ってきたらデスクがなくなってる可能性がありますからね。

巨大キャンピングカーも中は素敵でした。おおきなシングルベッドが2台。
そしてWベット。カタカナで言うと、僕が借りていたものと一緒ですけれども、やっぱりその作りといい、広さといい、全然違うんですね。

お値段でいうと倍ぐらい違います。新車で僕の借りたキャンピングカーを購入する場合、大体800万円から900万円ぐらいします。その方が乗っていたのはね、1600万円ぐらいで売っていました。中古でも1200万円くらい。三、四割高くなりますね。置く場所をどうするんだ、という問題もありますけれども。

3泊4日、小型のキャンピングカーで旅をした私としては、羨ましい限りでしたが、でも、自分の夢や理想、そういったものと出会えるのもいいですよね。僕ももうちょっと、いろいろ頑張ろうと思わされました。

知床観光船沈没事故を思う

そして知床といえば、やはり避けて通れないのは、あの事故です。発生から4ヶ月経って、どうなっているいのか。事故の発生当時、僕は報道センターにいました。自分の番組の担当日でした。なので、発生の第一報から一連の映像が届くまで、ずっと会社で映像を見届けていました。

中継をしていた港であったり、防犯カメラ映像に映っていた船の出航の様子だったり、そういったものを長時間見ていたものですから、いざ、その港に着くとやはりフラッシュバックします。

でも子供たちは事故のことは知っていても、そこまで深刻に物事を捉えることのできる年齢でもないので、詳しく説明をしませんでした。

もう大丈夫なの?と聞かれたので、この船は大丈夫だよ、ちゃんと救命イカダがあるし、きちんと通信もできる。安全を考慮されてるから大丈夫だよ、そういうことを説明して乗りました。

ちなみに、僕が乗る予定だった前日は全便欠航したそうです。風が強かったみたいです。地元の方に聞いたら、事故以降やはりものすごく厳格にルールが適用されるようになったそうです。逆にそれまではどうだったのか、少し心配になりましたけれども。

そして観光客はたくさん来ていました。その点は僕も良かったのかなと思っています。地元の方々も、観光客に来ていただきたい、という思いもあるでしょうし、そうしないと回っていきませんからね。そして何よりやはり本当に悲惨な事故はあったけれども、ただ、知床自体は素晴らしい場所であることは間違いない。観光客がたくさん来ていたことは、僕はとても嬉しく思いました。

皆さんはどんな夏休みをお過ごしになりましたでしょうか。

(voicy 2022年8月27日配信)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?