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お金の話(2022年1月)

去年から僕はとってもお金が欲しいと思っている。
きっかけは好きだった女性に振られた事だ。
もちろん、お金だけが原因ではないのだが、大きな理由にはなったようだった。

今までの僕は、年収も友達と同じくらいだし、お金に困った経験もないし、そんなに貧乏だとは思っていなかった。
お金なんて欲しがったらキリがないし、お金より自由な時間の方が大切だった。
そう、それなりに幸せだったのだ

彼女に振られた理由の中に「お金」があると知ってから、「もっとお金を稼がないといけないんだな」とか考えるようになった。
普段の仕事でも評価に繋がる仕事をしてみたり、節約の為に今までやってこなかった自炊をやってみたり、投資や副業の勉強をしてみたりもした。
今までそんなに意識してこなかったから分からなかったけど、お金を増やすには「時間も必要だし難しい」ことが分かった。

この事は結構悔しくて、情けなくて、「年齢の割に自分は貧乏なのでは?」なんて考えたりしてしまうし。物を買う時も「またお金が減っちゃうな」なんて考えたりしてしまった。
少なくとも「お金が欲しい」と思う前より不幸になってしまった気がする。
理想と遠く駆け離れた自分にガッカリしてしまっている。

暗い話になってしまったが、僕はそんなに落ち込んでいない(嘘じゃない)。
正確には「落ち込んでいた時期もあったが、乗り越えた」だ。
小金持ち(僕は大金持ちにはなれないと思うので)になってなにかしたい事あるわけじゃないが、今回の件で「お金は無いより有る方がいいが、欲しがりすぎると不幸になる」と言う事が分かった。

「小金持ちになって彼女の前に現れたい」とか「見返してやりたい」とかそんな気持ちもない(彼女のことは今でも大切に思っている)。

欲しいものが出来て、自分がそれを持っていないと、自分がとても惨めで、不幸な人間に思えてくる。この感覚は子供の頃、友達皆んなが持ってたゲーム機を僕だけ買って貰えなかった時の感覚と似ている。
少し違っているのは、僕も大人になって「自分の力でなんとか出来るようになった」と言うところだ。なので頑張ってみようと思う。
また好きな人ができた時に困らないよう頑張ってみようと思う。

何か美味しいものでも食べます。