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まもなく開幕!FIFAワールドカップカタール大会をスタジアムで楽しむ!

まもなく開催となりFIFAワールドカップカタール大会。今大会で注目されているのは、スポーツをする場や観戦する場に関するテクノロジーが多く紹介されており、サステナブルなスタジアムや、コンテナを使った臨時のホテルなど、様々な取り組みがされているのも有名です。
今回はスタジアムという視点からワールドカップを楽しめるような記事を書いていきたいと思います。

Al Bayt Stadium

2021年にオープンしたAl Bayt Stadium

2021年にオープンしたスタジアムであるAl Bayt Stadiumは、決勝トーナメントの準決勝でも使われる予定のスタジアムです。このスタジアムの屋根にはPTFEを活用した格納式の屋根が設置されており、冷却技術を補完することが期待されています。

また、このスタジアムはワールドカップ終了後、60,000席の座席数は40,000席に縮小され、縮小されて使わなくなった座席は世界中のスタジアム・アリーナに提供される予定です。また、会場の上部のコンコースに設置されているスカイボックスを改装し、5つ星ホテルに代わる予定です。さらには、スタジアムに組み込まれる施設として、ショッピングセンターやフードコート、ジム、多目的ホール、スポーツ病院などが組み込まれる予定です。ワールドカップを目的として建設されたスタジアムですが、大会終了後は街の重要な施設として活用されていくよう、事前から検討されているようです。

Lusail Stadium

2022年にオープンしたLusail Stadium

デザインが特徴的なLusail Stadiumは、地域の芸術的な商品をモチーフとした装飾がされているスタジアムです。

2022年にオープンしたこのスタジアムは、座席が3弾で構成されています。また、PTFEを活用した屋根が設置されており、ピッチの芝生を成長させるための光を取り入れると同時に、暑さ対策としても活用されています。トーナメント後は、住宅やお店、飲食店、診療所、さらには学校に代わるなどの構想が進められています。

Ahmad Bin Ali Stadium

2020年にオープンしたAhmad Bin Ali Stadium

2020年にオープンしたAhmad Bin Ali Stadiumは、40,000人を収容することができるスタジアムです。このスタジアムの特徴は、かつて同じ場所に立っていたスタジアムを立て直し建設されたということです。さらには、建設される際には、建設資材の90%以上を旧スタジアムで使っていたものを再利用、もしくはリサイクルして作られてスタジアムです。ワールドカップ終了後は、20,000席が撤去され、地元チームのスタジアムとして活用される予定です。

Al Janoub Stadium

2019年にオープンしたAl Janoub Stadium

開閉式の屋根を備えたAl Hanoub Stadiumは2019年にオープンされました。このスタジアムは、40,000人を収容することが可能となっており、ワールドカップ終了後には20,000席が撤去され、地元のサッカーチームのスタジアムとして活用される予定です。このスタジアムは、新国立競技場の設計を担当する予定だったザハ・ハディド氏が手掛けたスタジアムとしても有名です。

Al Thumama Stadium

2021年にオープンしたAl Thumama Stadium

このスタジアムは中東の男性や少年が着用する伝統的な織り帽子であるガフィヤをイメージして作られています。このスタジアムは、40,000人の観客を収容することができますが、大会終了後20,000席が撤去され、スタジアムの上部にはホテルが設置される予定です。

Education City Stadium

2020年にオープンしたEducation City Stadium

2020年にオープンしたEducation City Stadiumは、40,000人を収容することができるスタジアムで、太陽が空を横切る動きによって色が変わるように見える三角形が特徴的です。夜になるとデジタルライトショーも開催されます。ワールドカップ終了後には、地域のスポーツコミュニティのハブとして活用され、一部は近隣の大学の教室に代わる予定です。

Khalifa International Stadium

2017年に再開発されたKhalifa International Stadium

2022年カタールワールドカップのために再利用された勇逸のスタジアムであるKhalifa International Stadiumは、1976年に建設されましたが、2017年に再開発されました。スタジアムの二重のアーチ形の屋根には、冷却システムが設置されました。また座席数も増やされ、収容人数は40,000となりました。

さらに新しいLED照明システムも導入され、ファンにとって新たな楽しみを生み出す機能も追加されました。

Stadium 974

974個の輸送コンテナが使われているStadium974

974個の輸送コンテナとモジュラースチールで完全構築されており、トーナメント後完全に撤去される世界で初めてのスタジアムとなります。

会場で使われている資材は、現地で調達されたものを中心に作られています。
このスタジアムもワールドカップ終了後には解体され、座席などは世界のスタジアム・アリーナで活用される予定です。

いかがだったでしょうか?まもなく始まるワールドカップのスタジアムには様々なテクノロジーが活用されており、いろんな楽しみ方ができそうですよね!また、意外だったのが、ほとんどのスタジアムが大会終了後規模縮小や別の形になって活用されるということですね。日本国内でもスタジアムやアリーナの建設が進んでいますが、どのように活用していくのかは、様々なアイデアがあるようですので、非常に楽しみですね。

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