【お金の授業】源泉徴収ってなに?
こんにちは、けんちゃんです!
日本はお金に対するリテラシーが低い国です。
学生・社会人問わず
「お金のことは任せて!」
と言える人は一部の専門家しかいません。
特に税金に関しては知っておかなければ
損することが多いにも関わらず
学べる場所が少ないのも事実です。
ネットで調べても
イマイチわからないというのが現状でしょう。
ということで今回は
社会人なら絶対に知っておくべき
「源泉徴収」について解説します。
✅源泉徴収とは
社会人なら誰もが毎年見聞きするもの
それが源泉徴収です。
「何かが取られているんですか?」
その通りです。
源泉とは金銭が発生するという意味
従業員には毎月給与が発生します。
すると従業員には所得税を支払う義務が発生します。
全国の従業員が毎月
所得税を自分で処理するのは面倒ですよね?
だから会社が変わりに税金を納めてくれています。
それが源泉徴収の仕組みです。
✅年末調整とは
年末調整もよく聞くワードですよね?
社会人なら知っておかなければ
ならないお金の常識の一つです。
源泉徴収と実際の所得税の金額には
ギャップが生じてしまいます。
だからこそ1年に一度、
所得税の再計算をするルールになっているのです。
それが年末調整です。
さらに年末調整によって
その年の対象となる課税所得金額を確定します。
翌年6月以降に天引きされる住民税が決まるのです。
「年末調整し忘れた場合はどうするの?」
書類を出し忘れた場合は
自分で確定申告をすれば問題ありません。
自分で1年間の所得を税務署に
申告して納税額を確定させるのです。
確定申告が必要なケースは3パターンあります。
❶副業などで稼いだ金額が年間20万を超えた場合
一つの会社に勤めており
年間20万円以下の副業収入なら
自分で確定申告する必要はありません。
副業が当たり前になりつつある時代ですから
こういうケースは増えてきているのではないでしょうか?
しっかりと自分の収支計算をして
納めるべき税金は納めましょう。
❷年末調整が手続きできない所得控除がある場合
医療費控除などがある場合は
自分で確定申告した方が良いでしょう。
一定額以上の医療費を年間で支払った場合に
納めた税金の一部が戻ってくる場合があるからです。
ただし自分で確定申告することが必須条件になります。
支払った医療費に応じて税金を計算しなおす
という仕組みです。
お金が直接戻ってくるわけではないので気を付けましょう。
❸確定申告をすると税額がゼロになる場合
家を売買した場合は確定申告しましょう。
なぜなら税額がゼロになる可能性があるからです。
知らないと損するだけなので
自分でしっかり調べて確定申告しましょう。
✅税金の機能について
そもそも税金はなぜ存在すると思いますか?
国民からむやみやたらと
吸い上げているわけではありません。
税金にはしっかりと機能があるのです。
①所得の再分配
税金という制度がないと優秀な人は際限なくお金を稼げますが
病気やケガなどで働けない人はどんどん生活が苦しくなります。
それは不公平ですよね?
だから高所得者から税金を沢山取り、
そうでない人からはあまり取らないようになっています。
税金は国民全体の生活レベルを平準化する
という日本全体を考えた施策なのです。
②各種サービスの維持
税金がないとあらゆるサービスを
民間企業が運営しなければならなくなります。
そうなれば利用者は使用するたびに
料金を払わなければならないのです。
ガスや水道が民営化されたらどうでしょう?
利用料金が高騰したり、
地域ごとに価格差が出てくることが予想されます。
国民から不満が出ることは間違いないでしょう。
税金は国民の生活を支える役割を担っているのです。
③景気の調整
税金は景気の調節機能を持っています。
景気が悪い時は税金を下げることで
景気の回復を図るのです。
税金を下げると
国民の手元にお金が残りやすくなります。
結果的に消費を促すことになり
景気が上向きになるのです。
逆に景気が良すぎる場合は
税金を上げて景気の過熱を抑えます。
このように税金には
国全体の景気を操作する役割があるのです。
ただし、消費税の増税は
景気回復が目的ではありません。
消費税の引き上げ理由は
高齢化社会における社会保障の財源確保が目的です。
少子高齢化が進み財源の不足が予測されたため
苦肉の策として増税に踏み切ったとされています。
【まとめ】
今回は「源泉徴収」について解説しました。
お金に関する知識は
知っていれば必ず強い味方になります。
むしろ知らないことによって
いつの間にか損をしている可能性すらあるのです。
マネーリテラシーを高めて
自分の資産を守れるようになりましょう。
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【参考】
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