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「自分のあり方」が決まれば、やることリストなど必要ない

お久しぶりです。
久々の投稿になります。本日はNotion活用術ではなく、最近自分の中で体系化してきた『「自分のあり方」が決まれば、やることリストなど必要ない』という考えについて書こうと思います。

1年前に、こんな記事を書きました。
『完璧主義者に「やることリスト」はいらない』

完璧主義という自分の性格的な特性と、島での生活の原体験から、最終的にやることリストはいらないよね、と結論づけています。

その中で、「全てこなすことは無理だから 、できること、その時やりたいことをやろう」といったことも綴っています。実は、この言葉はとても本質的で、当時は感情的に何気なく書きましたが、今考えるとアドラー的な、人生の本質を突いた表現になっていると思います。

今回お伝えする私の考えも、最終的にこの考え方と同じようなニュアンスに帰着していますが、その結論に達するまでの私の原体験と経緯をお伝えできればと思います。

(前提認識として、本記事で扱う「やることリスト」は、仕事以外でのライフスタイルにおけるものを指しています。)


やることリストに執着していた学生時代

私は最近まで、完全にやることリストに依存状態でした。
毎日、リストに掲げたやることに対する達成率や進捗に一喜一憂し、それが多くの「もやもや」や、モチベーションのアップダウンを生んでいました。明らかに本末転倒の状態です。

この問題の原因は掲げたリストに対して、達成できなかったという罪悪感にあります。ではなぜ、そうなったのか?

それは、自分の見られていない環境での弱さにあります。人は、他人との約束は守ることができても、自分との約束はかなりの頻度で破ります。当時の私は、日々やることを宣言したは良いものの、自分を律する心の弱さからそれを破りに破っていました。

やることリストはコミュニティの中で仲間と共有してはいたので、一定の効果はありましたが、やはりいざやるときは1人の時が多いです。「慣れ」や「習慣」というものは恐ろしいもので、一度それを破ってしまうと、永遠と破り続けます。

そんな中で環境が変わり、自分を見つめ直した時に考えたことが、自分の理想とする在り方、生き方、信念とは何なのか?ということです。

理想のあり方を決めた

4月に入り、新社会人になりました。
社会で働き始めると、平日のライフスタイルはルーティン化します。そうすると、日々の「やることリスト」、(例えば、資格試験の勉強、副業を進めるなど)も変わらなくなっていきます。

そして、日中の拘束時間が決まっていることで、それ以外の時間をより大切にすることができるようになり、「それ本当にやる意味あるんだっけ?」「なんでこれやっているんだっけ」という考えが湧いてきました。

この点に関しては、このような1つの思考プロセスだけではなく、真子さん(まこなり社長)の考え方の影響を大きく受けたことが、少なからず影響していると思っています。

ここから、自分のミッションステートメント(自分の信条、理想のあり方、人生観、人生の目標)などを言語化するようになります。そうすると、自分がやりたいこと、ライフスタイルが決まってくるわけです。

これが決まれば、あとはやることを仕組み化して、日々のルーティンに落とし込み、愚直に毎日取り組んでいくだけです。自分の心の底から決めた、理解したものなので、そうは崩れません。日々のリストを作成する必要などなくなっていきます。

また、このミッションステートメントがあると、自分の行動が承認欲求なのか、自分自身の信念、価値観によるものなのかを、明確に区別できるようになります。

現状、私自身この分別を完璧にできているわけではありません。
それでも、自分の考えや行動を自覚することで、承認欲求を手放す習慣、行動が徐々にできてきていると感じています。これも無意識にできるように仕組み化するまでです。

少し脱線しましたが、やることリストを作成する目的は広義の意味で2つあると思っています。それは、

  • 整理すること

  • 何をやるか考えること

の2つです。

今回お伝えしたい「やることリストは必要ない」というのは、「その日に何をやるか考える必要はない」ということと同義です。

もちろん、何か目標を達成する上では、計画、スケジュール管理や、分解作業が必要なので、このいわば「整理する」作業は別に時間を設ける必要があります。(ここでは、整理すること、やることリストを作成することは明確に区別します)

まずは、「自分のあり方」を決め、一度大枠を決めたら、あとはその価値観に沿った習慣や仕組みを作って日々、淡々と実行していくだけ。そうして、スキルや能力が日々磨かれ、自分が成し遂げたい目標へと近づくのです。

最後に

この考え方に行き着いてからは、タスクや、やることを毎日書き出すという作業がなくても、やりたいと思ったことを、いわば無意識的にできるような状態になりました。

学生時代にこの考え方を身につけたかったと思います。

自分の考えを言語化するという面倒くさい作業も含みますが、これができると自分の価値尺度を前提として行動できるようになるので、何事も楽しくなると思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。



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