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英語が話せない大学4年のヨーロッパ剣道一人旅

はぁ、死ぬかと思った、、

これが帰国後の感想です笑 まずヨーロッパに行こうと思ったのは、フランスで剣道大会があって、友達が一緒に出ようと誘ってくれたことがきっかけです。

その友達はチェコに留学していて、彼はチェコには多くの友達がいます。ぼくは英語が話せません。なので、彼らと一緒にいても何を言っているかわからずつまらないと思っていましたので、一人で行動することにしました。

そこでヨーロッパをどう立ち回ろうかと作戦を考えます。期間は2、3週間と決めていてお金もそこまでなかったので「節約」が鍵でした。お金は航空券代10万円含めて30万までと決めていました(浅い考え…結果は30万弱でした😁)

ここで計画したのが、「フランス大会で有名になって様々な国の人たちの家に泊まらせてもらって道場巡りをしよう」というプランです。そうすればホテル代はかかりませんし、移動費も車に乗せてもらえる、ましてや学生なので食事も✨なんて想像しながら思いをめぐらせ、「フランスに行ってからだな」という甘い考えで発着日を迎えました。

初めての一人飛行機、一人海外、、緊張と興奮で夜はあまり眠れませんでした。(小学生の遠足前日現象です)手には大荷物(リュック、竹刀、防具袋、スーツケース)を持ち、成田空港に着きました。ここで最初から大問題が起こります。

荷物を預けようとした時、職員さんに「荷物は2つまでしか預けられません」と言われました。さらに重量オーバーの荷物をみて「20キロまでの荷物しか預けられません」。僕はその時察しました、、「終わった」

竹刀は一つの荷物としてカウントされてしまうため、スーツケース一つを20キロ以下にしなければなりません。ぼくが預けた荷物は30キロ弱。iPadやパソコン、ヨーロッパは冬ですのでたくさん防寒着も入れていました。現地の人たちとの交流を見越してお土産も…仕方がないので、スーツケースから服を出して着込んで、汗だくになりながらも頭をフル回転させ20キロというマキシマムラインを超えないように努力しましたが、結局だめでした。

そんな僕を可哀想だなと思ってくれた職員がいたのでしょう。

「日本までは多めに見ますがヘルシンキで乗り換えた先は責任が持てないですがいいですか?」

神様だと思いました。そこで防具袋を手荷物にして防具を機内持ち込みし、リュックを背負い、暑い防寒着を身に纏いながら先へ進みました。

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飛行機に乗りこみ、ヘルシンキに到着。初めてのヨーロッパで気分は高まります。取りあえす行き先がわからないので人が流れる方向についていきます。(わからない道は勘を頼りに)

入国審査という第二の壁に突き当たりました。先に言っておきますが僕は英語が苦手です。(〇〇is〇〇とか挨拶くらいの能力です)ここでパワーワードをくらいました。

「その黒い箱はなんだ」

ここで剣道の説明が始まります。剣道なんて外国人は知らないし、なんて言えば…「Kendo is sports」こんなんじゃ当然通してくれません。そりゃ一人で黒い物体を持って、中にマスクとかプロテクターが入っているものを持ち込む奴はどっから見ても怪しいです。その後20分くらい試行錯誤しながら説明し、ようやく入れてくれました。(許してくれたというべきか)

ボスキャラを倒し飛行機に乗り最初の到着地チェコに降り立ちました。日本からヘルシンキに乗り換え、チェコまでに12時間半かかりました。初日からトラブル続きの旅でしたがこんなものじゃ終わりません笑

次回チェコ編を書きますのでよければハートボタンを押して、次作まで楽しみに待っていてください!

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