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副業ライター 悲喜こもごも

近年は、働き方改革やら、終身雇用制度崩壊やらで副業での仕事に、俄然注目が高まってきています。

そんな時にやってきた、在宅勤務や企業活動休止などを伴う、コロナウイルスによる経済活動の緊急停止。
正に私たちの働き方スタイルに、大きな変化の波が押し寄せてきている、そんな状況下といえます。

今後はこれまで以上に個人の能力が試される、世の中になるのではないでしょうか。

自分は、副業でライター業務を行っていますが、改めて、この仕事でのメリット、デメリットについて触れてみたいと思います。

副業ライター業務のメリット

① 本業以外で収入を獲得できる

自分の書いた文章が、仕事とみなされ、お金という目に見える形で評価してもらえるのは、素直に嬉しいです。
ライター業務に挑戦する人は、少なからず文章を書く事に前向きなので、自分の作品を世に出す喜びも感じ取ることができると思います。


② 自分の得意、専門分野で勝負しやすい

誰しも、仕事関係分野の専門家であったり、趣味分野での専門知識を持ち合わせていたりします。世の中では、あなたが持つ専門情報を求めているニーズが存在しています。
自分の得意分野で勝負できることも、ライター業務の大きな特徴です。


③ 自分の知識が深まる

よく理解していない専門分野のライター業務は、新しく情報をインプットする必要があります。自分の得意分野で文章を書いていても、さらに詳しい情報を必要とされたり、SEO対策のような専門知識を求められたりする事も数多くあります。文章の世界はとても奥深く、勉強は必須です。

④ 文章力や会話力が上昇する

文章力が向上するのはイメージしやすいと思いますが、意外と会話力も上達します
ライター業務は、普段、文章構成を考えたり、語彙力を増やしたりして、頭のトレーニング(インプット+アウトプット)を日常的に行っています。その効果が、会話の中でも生かされることで、頭の中から言葉を引き出す動作がよりスムーズになるのです。


⑤ 視野が広がり、仕事意識(本業)も変わる

これまで本業一本にかかっていた意識を、副業という足がもう一本増えたことで、うまく分散させることができます。
具体的には、本業での煩わしい人間関係や、処理が大変な仕事のストレスなどは、必要以上には気にしなくなります
仮に仕事中に怒りが芽生えることがあったとしても、すぐに気持ちを切り替えて、冷静な頭で対応できることが多くなります。精神的安定を保ちやすくすることで、本業での集中力もアップできるのです

メリットまとめ

ライター業務を始める前は、多くの人が①の収入面や②の得意分野を意識される方がほとんどだと思います。
実際、私もそうでした。しかし、時間が経つにつれ、④や⑤といった自分の内面性などがみるみる向上されていくのが実感できました。

身についた無形の力は、本業でも私生活でも大変役に立っています

副業ライター業務のデメリット

① 思ったほど利益が出せない

始めたばかりの頃は特にそうですが、ライティング業務は、ムチャクチャ単価が安い案件も多く、冷静に判断すると本当に割りに合いません

ライティング業務は、クラウドサービスを利用する形で始める方が多いのですが、1文字単価0.1円で3000文字以上の文章というような鬼案件が普通に転がっています。これぞ文章版蟹工船みたいな世界です。

もちろん良質案件もあるのですが、初心者でいきなり良い仕事を獲得するのは、なかなかの至難です。

② 自分の時間が削られます

普段平日は本業があるので、平日早朝or夜もしくは休日でないと、なかなか副業に取り組めません。本業の傍ら、ライティング業務に費やせる平均時間は皆さん、1週間のうちで10時間ぐらいだと思います。
自分の能力と相談しながら、うまく仕事量を調整しておかないと、間違いなくパンクします

③ 本業もあるので、疲弊しやすい

本業と副業のダブルワークスの仕事量は、確かに肉体的にも精神的にもしんどいです。

特に本業が忙しい時は、間違いなく副業にも影響が出ます。自分の中で、心の余裕がなくなるので文章作りが思うように進まない感覚に陥ります。

自分の体が無理だと感じたら、早めにクライアントに連絡するなどして、副業の仕事量を減らすことが重要です。

デメリットまとめ

ライター業務に挑戦しても、長続きできない人が続出する理由は、稼げないということに尽きると思います。しかし、初心者から簡単に稼げる世界ならば、もっと多くの人が参入してきている筈。基本をしっかり勉強しながら、気長に続けることをおすすめします。

結果を早急に求めすぎるのは禁物です。

おわりに

ライティング業務と一言で表せても、コピーライターからブログのゴーストライターなどを始め、他にも多くの分野に細分化されている世界です。

特別に資格も必要とされないので、とても門戸が広い世界ともいえます。もし、あなたがライティング業務に興味あれば、ゆっくりと足を踏み入れてみても良いと思います。

そもそも初心者なのだから、上手くいかなくて当たり前。最初からスムーズに事を運べる人は、本当の天才だけです。

肉眼と心眼で、これまでとは違う景色を捉えることが、あなたの中にある未知なる可能性という未来に繋がるのです。

ここまでご愛読ありがとうございました。

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