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シベリアでコロナ引きこもり生活⑥ ロシアが非労働日を4/30まで延長

引きこもり生活ももうすぐ1週間だ。元から家で文章を書いたりトランペットの練習をしたり動画を見て過ごすようなタイプだからそれほど問題ない。

実はブリヤートでも3/31から外出禁止令がでていたそうで、欧州諸国と同じ状況になっている。

・スーパーや薬局のみ営業可。最寄りにのみ行って良い

・犬の散歩も許可されているが家の半径100m以内のみ。

といった感じだ。出歩いていると警察に声を掛けられる。

ロシア語学習

暇なのでこんな時にこそロシア語を集中的に勉強しなければならない。毎日少しずつ単語を覚えたり、フレーズをイラストに描いて壁に張ったり。

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急を要したり試験があるわけではないので、確実に少しずつでも進歩すればよい。ドイツ語をさんざん勉強して外国語を1つマスターするまでの道のりを知っている分、やる気が起きなくなってしまうところもある。

ドイツ語は大学に入学するためにB2という資格も必要だったし、学部で講義を理解するためにはその知識では到底足りなかったのでさらに勉強しなければならなかった。

ロシア語はA2程度のレベルだが、生活にはそこまで不便することがないので仕事があると中々勉強するモチベーションを保つのが難しい。契約関係の難しい話は文章で送ってもらえるし、リハーサルで指揮者がいうこともほとんどは問題なくわかる。若い指揮者は英語も話す。

ただ同僚ともっとちゃんと会話をしたいし、病院に行かなければならない時や緊急の時にもっと話せなければならないので少しずつは勉強しなければならない。しかし同じヨーロッパの言葉を1つ知っているから語彙さえ増えれば初めてドイツ語を勉強した時よりは随分ましである。

「日本語以外の言語を話す」という回路があることは大きい。英語をマスターした人がドイツ語の上達が速いのもそこが鍵になっている。

ドイツ語と英語が比較的似ていたり共通の単語があるからだと思っていたが、そういう人は外国語をものにする過程をすでに知っているからだ。母国語以外を話したり、限られた語彙の中で意思を伝えるということに慣れている。

ドーナツづくり

あまりにも退屈してくるからドーナツを作った。オールドファッション。ドーナツは他のお菓子に比べればそこまで難しくはないようだ。油の温度には注意しなければいけない。ドーナツ型を使うよりも棒状に伸ばしてから輪を作った方がうまくいく。

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手作りすると甘さも控えられておいしい。売り物にはない独特な風味がする。

レシピ↓

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プーチンが4/30まで非労働日を延長

プーチンが会見を開き、4/5までとされていた非労働日を4/30まで延長すると発表した。これも給料は支払われるとのことだ。

ただ地域によって感染の状況も大きく異なるので地方自治体の判断に任せるとのことだった。ブリヤートはどうなるのだろうか。既に30人の感染者が見つかっているようだ。このタイミングで解禁したら爆増することは間違いない。

ましてやオペラやバレエを上演するなどもってのほかだ。劇場の楽屋側はとても不潔だし不安だ。管楽器を水を床に捨てるしとても危険。

非労働日にしてもモスクワでは毎日指数関数的に増加しているから今月一杯都市閉鎖するのは賢明だ。

原稿をみないプーチン

プーチンは長い会見も基本的に原稿なしで話す。今回も何も見ていなかった。とても堂々と威厳のあるオーラを放っている。政策の良い悪いは別としても国のリーダーにはこのようなリーダーシップが必要だと痛感した。

大統領制の場合は口下手な人が選ばれることはないだろうなと思う。

さらに1か月も仕事なくロシアにいるのも大変だがここで感染してしまったら本当に命に係わるからありがたい。

10万高評価で10万低評価は初めて見たな

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