マガジンのカバー画像

シベリアでの生活

75
ロシア連邦ブリヤート共和国ウランウデでの生活
運営しているクリエイター

#ロシア人

海外で迎えた8回目の誕生日

20歳になる直前にドイツに行ったから、今回で海外で誕生日を迎えたのは8回目だった。ドイツに行った頃はまさか自分が8年後にロシアに住んで結婚もしているとは全く想像していなかった。 みんなに振る舞うのがドイツの誕生日ドイツでは誕生日の人が自ら自分の誕生日パーティーを開いてみんなに料理や酒を振る舞ったりする。 みんなで飲みに行ったりしたら全員の1杯目を奢ることになる。 「誕生日はみんなに祝ってもらう日」という日本人からすると誕生日の人が自分でパーティーを開いたり奢ったりするのは

ナマズから蜂の巣、ライチョウ丸一羽まで買えるシベリアの大型スーパー

こんなコロナの最中で6月1日に郊外に巨大なショッピングモールが開業したという話を聞いたからバスに乗っていってみた。ウランウデの郊外はかなりヤバい感じになるが、景色は壮大なモンゴルの草原を見ることができる。 はげ山とその奥に続く道路がすごい。この道はもうほぼ高速道路的な扱いだから車は100km/h以上の速度を出している。信号がなかったら絶対に渡れない。ショッピングモールの目の前のバス停で降りると露店がでており、巨大なスイカが売っていた。 なんとなく色が薄いがどんな味がするの

ロシアでの健康診断 何をするにも紙、紙、紙

ロシアは外国人の労働やビザの発給には厳しい国だ。日本とは関係がよくないから観光で入国するのにもビザが要る。そして永住権のない外国人労働者は毎年健康診断とエイズ検査の結果を提出しなければならない。 今の労働ビザの期限は8月で、帰国するまでに診断結果を提出しておかなければ労働ビザがおりない。ちなみに一度必ず日本に帰らなければビザの更新ができないという仕組みだ。日本の大使館でしか更新ができないというおかしなことになっている。 毎年ビザが切れてから2週間後に招待状を受け取り、

ロシアにとっての第二次世界大戦がわかる戦勝記念日

今日はヨーロッパの終戦記念日、ロシアの「戦勝記念日」だ。そういえばロシアは戦勝国なのである。ソ連からの貧しいイメージが、他の戦勝国であるアメリカ、フランス、イギリスと大きく違うということもある。 ドイツでは敗戦の日だし、祝われていなかったわけだし日本ではもちろん何も関係のない日だからこの祝日を体験するのは初めてのことだった。 盛大に祝われる戦勝記念日ロシアでは1か月ほど前からずっとこの祝日にむけて積極的なプロモーションがされてきていた。毎年街では大規模なパレードが行われ盛

ロシアのニュースを読むようになったけど内容がおもしろい 引きこもり生活㉒

ドイツに住んでいた時はドイツのニュースサイトを見ることはなかった。住んでいる日本人が多いから重要な情報はTwitterで勝手に回ってきたり日本でもニュースになったり。 しかしロシアのニュースはよほどのことでない限り日本には伝わらないしTwitterでも日本語ではほぼ出てこない。 モスクワ・サンクトペテルブルクならまだしもブリヤート共和国の情報はもちろん全くない。英語でもほぼ0に近い。 新聞を読める語学力日本でも子どもは日本語がペラペラだが新聞を理解することはできない。使

シベリアにもついに新緑が…/ ブリヤートでクラスター発生⑳

気温が20℃を超えて雑草は生えてきても木はずっと冬の姿のままで、あまりに急激に変わる気候についていけていない様子だった。日本で20℃をこえる頃になると桜も咲いて新緑で溢れ、たんぽぽがやシロツメクサが見られるわけだがブリヤートは違う。 サングラスをしないと目を開けられないほどの眩しさとこの気温で緑がなかったのはとても寂しかった。 ついに新芽が… そんな初夏のような陽気なのに冬の景色という違和感満載の時期も終わりを迎えたようで、ついに道端の雑木に新芽が付いているのを見ること

東京より暑いシベリアも26℃に… シベリア引きこもり生活⑱

早いもので引きこもり生活も残りあと5日になった。ブリヤート共和国の首相によると、5月1日からはほとんどの企業への規制を解除するとの見通しだそうだ。 ブリヤートの感染者は毎日5-10人ずつ増えているものの、ほとんどはモスクワなどから入ってきた人だからだそうだ。検問を徹底しているからそれらもすべて把握されている。 ロシア全体はどんどん増え続け、68000人になっている。日本もロシア人の入国を拒否するようになった。 モスクワなどの大都市以外は5月1日から規制を解除するだろうか

ロシア人にとってのウォッカ 幕間にも飲まされる恐ろしいロシア式アルハラ

ロシア人男性は本当にウォッカとコニャックが大好きで恐ろしい。これだけみんなウォッカを飲んでいて酔っ払いも目にするのに 「若者のウォッカ離れ」だったり「ウォッカの消費量が数十パーセント減りました」などのニュースを見るとぞっとする。昔がどれだけ異常だったんだ…。 楽屋でウォッカを飲むロシア人ロシア人は楽屋ですぐにウォッカを飲み始めてしまうため男性楽屋には監視カメラが付いている。しかし死角で飲む人もいる。 初めてレジェンド的な元首席のトランペット奏者の方と会ったときは少し吹い

マスクが売っていても買い占めないロシア人 シベリア引きこもり生活⑬

ブリヤートでいつ薬局に行ってもマスクはなかった。しかし外出禁止令がでてからほぼ全員がマスクをしているからみんなどのように手に入れているのか疑問だった。 最近は手作りの布マスクをしている人も多く見かけるようになった。ただここの人たちのことだから1度も洗っていない気しかしない。みんなマスクは一度使ったら捨てるものということもあまり知らなそうな気がする。 スーパーにマスクが入荷 薬局には全く売っていないマスクが近所のスーパーで売っていた。大きいビニールの袋に何十個か詰め込まれ

シベリアでコロナ引きこもり生活③ ロシア人の掃除とは

自粛生活も3日目だが案外退屈することはない。朝には日本在住のロシア人の先生のSkypeレッスンを受講。仕事に行かないとさらに全くロシア語に触れることがなくなってしまうから貴重だ。この休みの間にたくさん授業をいれよう。 暖かいが風が強いここ最近は毎日+5℃以上になり暖かいはずなのだが風がとても強い。砂も巻き上がるし寒く感じる。真冬は本当に無風だったのだなと実感。 いつも雲のない青空か、うっすらと曇っていることが多いのだが今日はなんとも立体的な雲が浮かんでいて日本のようだった