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シベリアでの生活

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ロシア連邦ブリヤート共和国ウランウデでの生活
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シベリアからモスクワとヘンシンキを経由して東京へ

 3月末から始まった3か月以上続いたシベリアコロナ引きこもり生活にもついに終止符を打ちついに日本に帰った。 ロシアからの便がすべてキャンセル元々は6月1日のウラジオストク発の飛行機で帰ろうとしていたがキャンセルになった。6月17日、7月1日に変更になっていったが全てキャンセル。5月25日のJALの臨時便を最後に6月は日本行きの飛行機がでることなく先が見えなかった。 ヨーロッパ行きの飛行機も全てキャンセルされておりドイツやフランス経由でも帰れない。 7月からはトルコ航空や

7/4に羽田空港に帰国した時のPCR検査と流れ

7/3のモスクワ発ヘルシンキ経由羽田行きのJAL臨時便で帰国しました。調べてみても1ヶ月前ほどの情報が多かったので、7月4日現在の羽田空港の検疫とPCR検査についてについて書いておこうと思います。少しでも今後の帰国を考えている人の参考になればと思います。 空港に到着私は午前9時に羽田空港に到着しました。6月は機内で1時間の待機などがあったという話を聞きましたが、特にいつもとは変わらずすぐに降機しました。 一ヶ所に集められ説明を聞く空港の通路を誘導されて普段は搭乗ゲートにな

シベリアの草原

ノスタルジックなクレーン

灼熱地獄のシベリアでの夏の過ごし方

シベリアは恐ろしく厳しい自然環境だ。10月から氷点下になり-20℃以下の日々が3月まで続き1番寒い時は-40℃になる。 こんなに寒いなら夏はさぞ涼しく過ごしやすいのかと思いきや、夏もとんでもなく暑くなるのだ。ここウランウデでは40℃まで上がったこともあるとタタール人が誇らしげに話していた。 ここ数日間は最高気温は毎日30℃を超えている。朝は涼しいのだが日が長く21時過ぎまで太陽が昇っているためずっと暑い。 シベリアのおじいさんも帽子に半袖短パンだ。 シベリアの住宅は当

「どん」の写真のおかげか75リツイートもされた日本語トラックの記事は結構反響があった。#海外生活 のハッシュタグの規模はよくわからないけどうれしい

海外で迎えた8回目の誕生日

20歳になる直前にドイツに行ったから、今回で海外で誕生日を迎えたのは8回目だった。ドイツに行った頃はまさか自分が8年後にロシアに住んで結婚もしているとは全く想像していなかった。 みんなに振る舞うのがドイツの誕生日ドイツでは誕生日の人が自ら自分の誕生日パーティーを開いてみんなに料理や酒を振る舞ったりする。 みんなで飲みに行ったりしたら全員の1杯目を奢ることになる。 「誕生日はみんなに祝ってもらう日」という日本人からすると誕生日の人が自分でパーティーを開いたり奢ったりするのは

シベリアが熱帯化する異常気象 倍速で進む温暖化

今日の最高気温は34℃になった。とにかく暑い。長袖を着て寝ていたら寝苦しくて目を覚ましてしまうほどだ。こんな日がくるとは。 8日間でなかったお湯がでるようになり、当たり前のことが当たり前にできることに感謝しながら過ごしていたわけだが今度は猛暑だ。昨日も30℃を超えて今日は34℃。明日もそのくらいまで気温があがるらしい。 まだ咲いている菜の花もうすぐ7月で34℃になっているというのに、まだ菜の花が咲いている。こんなに長く咲き続ける花だっただろうか。無邪気に咲く菜の花と廃墟の

ロシアでがんばる日本語が書いたままのトラックたち

ロシアでは大量の日本の中古車が走っている。子どもの頃によく見かけたような懐かしい車から、30年以上の車までバリエーションは豊富だ。 日本の中古車は極東では特に人気で、ブリヤートの自動車シェアの9割を占めているとロシア人が言っていた。乗用車はもちろん、トラックも非常に多い。そしてその多くは日本語が書いたままだ。 シベリアを走る日本のトラック聞くところによると、日本語が書いてあるままの方がむしろ高く売れるとも言われている。 ステーキのどんの存在感はものすごい。ロシアにまで広

戦勝75年を記念してロシア軍主大聖堂というものが建設されたらしい。さすがに中にプーチンの肖像画はなかった。こういうものを建てる金を少しでもシベリアのインフラ整備に回して欲しいものだ。#ロシア

ロシアでねじりあんこパンを作る

これまで様々なものを作ってきたが、パンはいつも妻が作ってくれていた。自分だけ作れないというのもなんだか情けない気分になるし、仕事が始まってからは交代で作れた方がいいと思い挑戦した。 ねじりあんこパンの作り方あんこも自作したが、日本で作るなら既製品を買うといいだろう。 材料 4個分 生地↓ 強力粉 200g 砂糖 15g 塩 2g ドライイースト 3g 牛乳 130~150ml バター 20g その他 あんこ 200g 塩 一つまみ 卵黄 1個           

ナマズから蜂の巣、ライチョウ丸一羽まで買えるシベリアの大型スーパー

こんなコロナの最中で6月1日に郊外に巨大なショッピングモールが開業したという話を聞いたからバスに乗っていってみた。ウランウデの郊外はかなりヤバい感じになるが、景色は壮大なモンゴルの草原を見ることができる。 はげ山とその奥に続く道路がすごい。この道はもうほぼ高速道路的な扱いだから車は100km/h以上の速度を出している。信号がなかったら絶対に渡れない。ショッピングモールの目の前のバス停で降りると露店がでており、巨大なスイカが売っていた。 なんとなく色が薄いがどんな味がするの

シベリアの路上で売られている巨大スイカ

シベリアでお湯でない生活5日目 根性でバスタブに湯を張る

お湯が1週間近くでない。 こんなことが日本で想像できるだろうか。ロシアで年に何度かお湯がでなくなるのは数十年前から変わっていないそうだ。全く進歩していないのか。 競争がない新しいシステムを考えてお湯を止めなくても暖房を切り替えられるようにしよう! という考えがロシアにないのはソ連の名残なのかもしれない。それなら多少高くてもお湯が止まらない水道会社を選ぼうということは不可能なので、競争はない。そのシステムを作ったところで自分が儲かるわけでもなんでもないわけだ。 ラップが