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パパと子供の冒険物語~ウンチは人気者第4話 イジメられない方法の発見

第4話 イジメられない方法の発見
――その後も冒険を続けて2ヶ月がたちました――

僕:「冒険に出てから2ヶ月たったね♪」

パパ:「そうだね♪この2ヶ月で色んな人に出逢ったね♪」

僕:「うん♪出逢いって楽しいね♪」

「でも冒険していると何で人が声をかけてくるんだろう?」

パパ:「道端で机に座って勉強している子は珍しいからね♪人は違う物に興味を示すんだよね♪違うと気になるから知りたくなって声を掛けてくるんだよ♪」

僕:「でもさ、人と違うからってイジメる場合もあるさ。違うから興味が湧いて好きになる場合と、違うからって攻撃しちゃう場合とは何が違うんだろう?」

パパ:「おおお♪その違いは重要だね!友太郎よく気づいたね♪」
「それはね、その違いが自分に害を及ぼすと感じるかどうかなんだよ。」
「その存在が近いとね、自分に害を及ぼす確率が上がるから自分の近くにいる人の違いは嫌になったりやっつけたくなるんだ、、自己防衛のためにね。」
「逆に離れた存在だと自分に害が及ぶことがないから違いが魅力に感じたり好きになるんだよ。」

僕:「だから隣同士の国は仲が悪かったり、身近な人ほど許せなかったりするんだね。」

パパ:「そうだね。身近な違う人はライバルになりやすいからね。」

僕:「じゃあ、人と違うからイジメられている子もイジメている側はライバル視をしてるってこと?」

パパ:「そうなるね。たとえイジメてる側は相手の容姿や言動を劣っていると思ってイジメていたとしても、違うということはレアだから、そのレアがいつか自分にとって脅威になるかもしれないって本人も気づいていないかもしれないけど心の奥底では脅威に感じていて、相手を攻撃してしまうんだよ。」

僕:「じゃあやっぱりイジメられている子はさ、自分は人と違っているから劣っているって自分のことを思いがちだけど、そう思わなくていいんだね♪」
「人との違いはその違いが輝ける環境に行けばステキなアイテムだもんね♪」

パパ:「そうだよ♪だから人との違いは悩む必要はないんだよ、それを攻撃してくる人はその違いの価値に自分が負けるのが怖いから攻撃してくるんだ。」

僕:「じゃあ全然自分が劣っているって思わなくていいんだね♪『自分はレアアイテムを持っているんだ♪』って思っていいんだね♪相手は恐れているだけなんだね♪自分が悪いんじゃなくてイジメてくる子がビビリなだけなんだね。」

パパ:「そう、相手はビビリなんだからこっちが気持ちを強く持てば負けないよ♪」

僕:「イジメられている子がいたら相手はもっとビビリだぞって教えてあげよう♪」

パパ:「よーし♪友太郎進もう♪あっちの景色がキレイだからパパは早くあっちに行ってみたいんだ♪笑」

僕:「うん♪待ってね勉強するから笑」

パパ:「あはは♪」

僕:「ねぇ、パパ♪勉強したらお腹すいちゃったよ♪魚捕りに行こうよ♪」

パパ:「え!?あっちの景色のいいところに早く行きたかったのに、、まあでもいいかパパもお腹すいたし海に行こうか♪」

僕:「よし♪海に着いた♪今日の海は少し濁っているね。」

パパ:「濁って見えずらいから魚捕れるかな?」

僕:「ねぇパパ、魚さんって目をつぶらないのかな?目を閉じているところを見たことがないよ?濁っていても目が痛くなったりしないのかな?」

パパ:「そうだね目を閉じているのを見たことがないね、でもパパも魚さんと同じだよ。」

僕:「え!パパ魚さんだったの?」

パパ:「そうだよ♪パパは魚さんみたいなもんさ♪」
「海の中は敵だらけで目をつぶっていたら食べられちゃうから魚さんはずっと目を開けているんだよ、パパは友太郎を守りたいから魚みたいにずっと目を開けているんだよ♪」

僕:「え!そうなの?泳ぐのが上手だからお魚さんって言っているのかと思ったよ♪笑」

パパ:「あはは♪パパは友太郎を背中に乗せて泳ぐのも気持ちよくて好きだけど、パパがお魚さんなのはいつでも目を開けて友太郎を見守っているよってことだよ♪」

僕:「え!じゃあパパが寝ている時は??」

パパ:「寝ている時は目をつぶっているけど寝ていても心の中では友太郎を見ているよ♪」

僕:「えっ!そうなの♪寝ている時も見てくれてたんだね!嬉しい♪」

「僕、嬉しいからパパにアイスクリーム買ってあげるね♪」

パパ:「あはは♪いらないよ、アイスクリームは友太郎が食べて♪」

僕:「なんでいらないの?パパもアイスクリーム好きでしょ??」

パパ:「アイスクリームは好きだよ♪でも友太郎に何かしてもらいたいから目を開けているわけではなくて友太郎のことが大切だから目を開けているんだよ。見返りが欲しいから大切にしているわけじゃないんだ♪」

僕:「へぇーー♪そうなんだねー♪」

「じゃあパパ、重なってるアイスクリーム一緒に食べよ♪僕日本からお小遣い持ってきたんだ♪」

パパ:「いいよ友太郎買わなくて、友太郎のお小遣いがなくなっちゃうよ。重なっているアイスクリームは高いから笑」

僕:「ううん、買ってあげるー♪だってパパにアイスクリームあげたいんだもん♪」
「1個買って、重なってるアイスクリーム1玉ずつ食べようよ♪」


アイスクリーム


パパ:「そうだね♪ありがとう!じゃあ一緒に食べよう♪これは友太郎の愛だね♪」

僕:「え!アイじゃないよアイスクリームだよ!ちゃんと言わなくちゃ。」

パパ:「あはは♪アイはそういう意味じゃなくて無条件で大好きだよってことだよ♪」

僕:「なんだ、アイスクリームのアイかと思った♪」
「でも愛ってアイスクリームみたいに嬉しいんだね♪」
「あ!だからアイって言うのかな??」

パパ:「あはは♪そうかもね♪」
「友太郎♪愛はね無条件じゃないとダメなんだよ。」
「見返りを求めた愛は、それは愛じゃなくて欲なんだよ。」

僕:「へぇー、そうなんだね。」

パパ:「特に親から子への愛は無条件じゃないといけないんだよ♪」

僕:「なんでー?」

パパ:「じゃあ、パパが友太郎に何かしてあげる度に何かお返しをしてって言ったら、もうパパにお願い事をするのが面倒くさくなるでしょ?」

僕:「うん、面倒くさそう。」

パパ:「子供が親にお願いするのが面倒くさくなったら親は子供を助けてあげられなくなるんだよ。子供から言ってくれないとわからないことはたくさんあるからね、困っていることを知ることができないと助けてあげられなくなっちゃうからね。だから子供が何一つ遠慮することなく親に相談できるように親から子供への愛は無条件じゃないといけないんだよ♪」

僕:「うん♪パパはアイスクリームみたいだからなんでも言うね♪」

パパ:「なんじゃそれ♪笑」

僕:「あとさパパ、僕いいことに気づいたんだ。」

パパ:「なんだい?」

僕:「海の中にさ強い魚と、その強い魚に食べられちゃう魚がいるでしょ?」

「でもさ、食べられる側の魚でも全員が食べられちゃうわけじゃないよね。」

「強い魚に追われても生き延びる子達がいるよね。」

「僕ね、それを見ていて気づいたんだ♪生き延びる子はさ、相手より先に動いているんだ♪素早くね!」

パパ:「おお!友太郎凄いことに気づいたね♪」

僕:「うん♪」
「だってアフリカでライオンとシマウマがさ同じエリアにいるけど全部のシマウマが食べられちゃうわけじゃないでしょ。」
「生き延びるシマウマは相手より先に動いてるんだよ。」

パパ:「先に動くと何でいいと思う?」

僕:「先に動いたら自分のペースで動けるからかな?」

パパ:「そうだね♪先に動いたら主導権を握れるんだ♪主導権がこっちにあればどれだけ強い相手でもヤラれることはないんだ♪」

僕:「じゃあ、例え自分が弱くても主導権を得られたら強い相手に負けないんだね♪」

パパ:「そうだよ♪主導権がこちらにあれば勝てなくても負けることもないんだよ♪」

僕:「主導権は先に動いたら絶対得られるの?」

パパ:「先に動いたら得られやすいけど、先に動いたからといって絶対得られるわけじゃないんだ。」
「1番大事なのはね〜」

僕:「あっ!わかった♪パパがいつも僕に言ってるあれだ♪」

「素早く動くでしょ♪」

「だからパパはいつも僕に素早く動きなさいって言ってたんだね!魚さんを見て意味が解ったよ♪」

パパ:「そう!素早く動くことが重要なんだ♪素早く動けばどんな強い相手にも捕まらないんだ♪」
「相手より先に素早く動くことでライオンとだって同じエリアで共存できるんだよ♪」

僕:「そうだね♪これってイジメも同じだよね♪」 
「イジメっ子が同じクラスにいてもさ、その子より先に素早く動けばイジメられないってことだよね?同じクラスの狭い空間で逃げ場がないと思っていたけど先に動けば自分の空間ができるんだね♪」

パパ:「そうだね♪イジメられないためには相手の動きを先読みして、相手より先に素早く動くことが重要だね。」

僕:「僕が魚を捕る時もゆっくりしている魚を狙うもんね!」

パパ:「ゆっくりしている子はイジメられやすいんだ。」

「弱くても素早く動いている子は狙われづらいんだよ。」

僕:「ねぇパパ!今までの冒険中にさイジメられている子にたくさん出会ったでしょ、引きこもりのおじさんとか性別に違和感がある子とかね、みんなに素早く動けばイジメられないということを教えてあげようよ♪」

パパ:「それはいいね♪」

「でも、もうだいぶ遠くまで来ちゃったし連絡先も知らないから、、どうしよう。」

僕:「そうだね、、連絡先をきいておけばよかったね、、」

パパ:「そういえば名前もきいてない人もいたね笑」

僕:「あ!僕いいこと思いついた♪新聞とかテレビに出られることをして、その時に言えばいいんじゃない??」

パパ:「お♪それはいいね♪でも、どうやってテレビにでる??」

僕:「凄いことをすればいいよね♪」
「僕にしかできないこととか♪」

パパ:「そうだね♪誰もまだできないことをやってみるといいかもね♪」

僕:「何しようかなー♪」
「カンガルーとあやとりは?」

パパ:「カンガルーとあやとりするの?それは面白いね♪」

僕:「うーん、でももっと素早いのがいいかな?素早く動くといいよって言いたいのにあやとりはけっこうゆっくりだね、、」

パパ:「じゃあ、高速あやとりは?」

僕:「あはは♪高速あやとり笑」
「あっ、でもカンガルーは夜行性だから難しいかな??」

パパ:「そうだね、じゃあ昼間にできることにしよう♪」

僕:「僕さ、お馬さんに乗って宙返りが1回できるでしょ♪あれを2回転したい♪」

パパ:「おお♪いいね♪お馬さんに乗ってダブルバックフリップ♪」

僕:「でもお馬さんどうする??日本には僕のお馬さんいるけど、、」
「買うの?」

パパ:「パパ全然お金持ってないよ笑」

僕:「じゃあどうする??」

「あっ!物々交換は♪」

パパ:「いいね♪」

僕:「ねぇパパ、適当に交換していくのとさ、戦略を考えて交換していくのとどっちがいいかな?」

パパ:「戦略なしも面白いけど、戦略を考えた方がお馬さんにたどり着く可能性が高いかもね♪」

僕:「イジメられている子はたくさんいるし、イジメられない方法を早く教えてあげたいから戦略をたてよう!」

「僕ね、いい戦略を思いついたんだ♪」
「反対側から考えていけばいいんじゃないかな?」
「馬と交換してくれそうな馬よりちょっと安い物みたいな。そしてまたそれと交換してくれそうなそれよりちょっと安い物って考えていって、僕達が今持っている物にたどり着けばいいんじゃないかな?」

パパ:「お!いいね♪考えてみよう♪」

僕:「馬と交換してくれそうな物は〜、、羊10匹かな♪」

パパ:「よし♪じゃあ羊10匹と交換できそうな物は?」

僕:「うーん、鶏2000羽かな?」

パパ:「おい!笑」 
「鶏2000羽は大変でしょ笑」
「数は少ない方が楽だはずよ♪」

僕:「じゃあ、ウサギ300羽!」

パパ:「それも10より増えているよ笑。減らした方が楽だよ♪」

僕:「じゃあ珍しい犬一匹!!」
「あっ、でも生き物ばかりは大変かな?」

パパ:「ううん、生き物でいこう!」
「命こそ価値があるんだから♪」

僕:「じゃあ珍しい犬と僕の何と交換しようかな?」
「あっ!1匹まできたから僕自身と交換できそうだよね♪」
「命こそ1番の価値だから僕の命と〜って、、ダメだね笑」 
「でも、僕の命に匹敵する物はなんだろー?」
「あっ♪命を救ってあげたらいいのかな♪」
「僕ができそうな命を救ってあげれそうなことは〜??」

パパ:「いいね♪救ってあげる命!」

僕:「僕さ、海ガメとかがさビニール袋とか食べちゃって死んじゃうのを救いたいんだよね。」
「でも海に落ちているビニール袋を拾っても犬にはならないよね?」

パパ:「なるさ♪」

僕:「え!?どうやって?」

パパ:「友太郎が拾ったビニールやゴミでアートを作って、それを気に入ってくれた人がそのアートを買ってくれるかもよ♪」
「そのお金で珍しい犬を買うのさ♪」

僕:「わ!楽しそう♪」
「じゃあさっそく拾いにいこう♪」

――海に来ました――

パパ:「よく見るとゴミはいっぱいあるね♪」

僕:「よーし♪拾って作るぞー♪」

パパ:「なに作ってるのー?」

僕:「骨!」

パパ:「へぇ♪骨ね♪」
「でも、なんで骨にするの?」

僕:「骨ってさ残るでしょ。肉は食べられて無くなるけど骨だけは残るでしょ。」
「このビニールゴミも最後まで残って、このビニールゴミのせいで生き物を死なせちゃってさ、残るのは骨とこのビニールだけだから。だからビニールで骨のアートを作るの♪」
「こうなりますよってね!」

パパ:「おお!メッセージ性があっていいね♪」

僕:「パパ♪1個できた♪」
「いっぱい作って目立つようにしよう♪」

パパ:「いいね♪」

――骨を作っているとそれに興味を持ったおじさんが見に来ました――

おじさん:「こんにちは♪何を作っているんだい?」

僕:「骨!」

おじさん:「なんで骨なんか作っているの?」

僕:「作っているんじゃなくて、ビニールゴミがこうなるよって表現してるんだよ♪」
「ねえ、この骨は臭いがしないんだよ。骨になったばっかりなのに。」
「普通骨になったばっかりって臭いがするでしょ?でもこの骨はビニールだから臭いがしないんだ。」

「あ!!」

「臭いがしないものってダメだね!」
「くさいのって嫌がる人が多いけど、くさいのって命なんだね♪」

パパ:「そうだね♪たとえ死んで腐ってもそれは微生物による発酵のにおいだし、それによって次なる命へ繋がっていくんだよ♪」

僕:「じゃあ、くさいっていうのは命があるって証拠で価値があるんだね♪」

パパ:「そうだよ♪畑で家族のご飯を育てていて土地が元気なくて食物が育たなかったら牛のウンチや山羊のウンチが欲しくなるでしょ。」

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僕:「その時になにより1番欲しいのはウンチだね!!笑」

パパ:「くさい物を嫌がる人は多いけどくさい物が地球や命には価値があって人気なんだよ♪」
「友太郎も言ってたさ♪学校でウンチの絵を描いて先生に怒られた時に、ウンチにはすぐ虫が寄って来てウンチは人気者だって♪」

僕:「うん♪ウンチは人気者だよ♪」
「じゃあ、くさいのって価値があるっていう証明なんだね♪」

パパ:「そう、このビニールゴミの骨は臭いもなんにもなく価値がない♪」

僕:「パパ!!そんなこと言ったら交換してくれなくなるさ笑!!」
「価値がないって言っちゃったら笑」

おじさん:「君達は面白いステキな感覚を持っているね♪」
「この骨と何を交換したいのかね?」

僕:「お馬さん!!」

おじさん:「お馬さん??何で馬?」

僕:「パパと冒険をしていたらね、イジメられないようになる良い方法に気づいたんだ♪それをイジメられている子供達に伝えてあげたいからテレビとか新聞に出たいんだ♪」
「テレビに出るためにお馬さんとかっこいいワザができるようになりたいんだ♪」

おじさん:「ほう♪それはステキなことだね!」
「おじさんの馬を使ってみるかい??」

僕:「え!?」
「おじさん、お馬さん飼っているの?」

おじさん:「うん♪15頭飼っているよ♪」

僕:「わぁ♪いっぱい♪」

パパ:「ホントいいんですか??嬉」

おじさん:「いいとも♪君達の話に私も救われたんじゃよ。」
「私は子供の頃からくさいくさいとイジメられていたんじゃよ。」
「だから人の近くにいるのが怖くてね、結婚もできずにそれで家族はお馬さん達だけなんだよ。」
「お馬さんや犬は私の臭いを喜んでくれるからね。」
「臭いこそ価値という会話を聞いて長年の私の苦しみが楽になれた気がしたよ♪」

僕:「そうだよ♪臭いがあるってことはまだ何かしら進化していける価値が残っているってことだよ♪」
「それに、くさい物が次に命を繋げていってくれてるんだからくさい物には感謝しなきゃ♪」

パパ:「おじさんは何歳ですか?」

おじさん:「私は63歳だよ。63年間、1度も結婚できていないんだよ。」

パパ:「長い間結婚できていないのはおじさんのせいではないですよ。」
「寿命が長い生き物ほど男女が出逢える確率が低いんですよ。」
「中々出逢えないから長生きしとかないとなんです。」
「寿命が短い生き物は男女がすぐ出逢えてすぐ子孫を残すことができるんです。」
「すぐ男女が出逢えるから寿命が短くてもいいんです。」

「おじさんが中々結婚できていないのは人間だからです。人間は男女が中々出逢えない寿命の長い生き物なのです。」
「でも、努力は必要でしょう♪もっと自分の魅力を発信しないと出逢えないし、出逢っても結ばれませんよ。」


おじさん:「魅力の発信ね、、私には何の魅力があるのだろう?」

僕:「おじさんはお馬さんが好きなんでしょ♪お馬さんでいいじゃん♪」

おじさん:「え!?お馬さんと結婚しろと言うの?」

僕:「ちがうちがう笑」

「お馬さんと結婚するのじゃなくて、おじさんの魅力はお馬さんが好きなことでいいじゃん♪」
「お馬さんが好きってことを前面にアピールしたらいいじゃん♪」

おじさん:「ほう、馬ね♪馬ならもう33年も一緒におる♪お馬さんは大好きじゃよ♪」
「でもどうやってそれをアピールするの?」

僕:「公園とかビーチでお馬さんと楽しく遊んだらいいさ♪そのおじさんの姿を見ておじさんのことを好きになる人がでてくるはずよ♪」

おじさん:「じゃあ、友太郎君が馬と宙返りの練習をする時におじさんも一緒にいてもいいかい?公園かビーチで練習しよう♪」
「おじさんはそこで馬の世話をするから♪」

僕:「いいね♪」

「じゃあ、明日からここのビーチでしようね♪ここのビーチは隣に芝生もあるし、たくさん人もくるから♪」

「明日が楽しみだね!おじさん♪パパ♪」

おじさん:「じゃあ明日ね♪」

――そして次の日――

僕:「パパ起きて朝だよ♪」

パパ:「おいおい笑。まだ朝日が昇ったばかりじゃないか。張り切りすぎだよ笑」

僕:「いいのいいの♪行こうよ♪」

パパ:「よし♪じゃあ行くか♪」

僕:「ビーチに着いたぞ♪おじさんいるかな?」
「あ!おじさんもう来てた♪芝生のとこにいる♪お馬さんも一緒だ♪」

おじさん:「おじさんのかわいいお馬さん達を連れてきたよ♪」

僕:「わぁ♪かわいい♪」
「おじさん乗ってもいい?」

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おじさん:「うん♪いいよ♪」

僕:「わーい♪レッツゴー♪」

パパ:「友太郎はホント動物が好きだなぁ♪」

おじさん:「動物はホントいいよね、私も動物だけにはあまり嫌われないんだよ♪」
「動物は優しいよね♪」

パパ:「動物はおじさんの心の鏡ですよ♪」
「おじさんが優しいから動物もおじさんに優しくしてくれるんですよ♪」

おじさん:「でも、初めて会った犬などには攻撃されたりするよ、、」
「私は初めて会う子達には、なかなか仲良くしてもらえないんじゃよ。」

パパ:「それは初めて会うのだから当たり前ですよ。初めて会って相手がどんな人か解からないから防御反応で吠えられたり攻撃されたりするんですよ。」
「ゆっくり時間をかけて自分は敵ではないよと認識してもらうんです。」
「この人は自分の味方だとか、この人といると自分に利益があると感じたら動物は共存してくれますよ。」

「みんなすぐに結果を求めようとするけど、人と動物は、そして人と人も仲良くなるのには時間がかかるものなのです。仲良くなろうとするのに焦るからうまく仲良くなれないのですよ。初めから長ーい時間をかけて仲良くなろうとすれば嫌な気持ちにはなりませんよ。初対面は警戒されて当たり前ですからね。」
「あと仲良くというかうまく共存できるのは、側にいても問題ない存在と認識した場合ですね。その人間が一切攻撃をしてくる気配がなくて相手がこっちを木や岩と同じような感じに認識したら共存できますよね。」

「相手が動物でも人間でも共存するためには攻撃性を一切なくしてお世話をしてあげて、この人は自分にとって有益だと思ってもらうか、感情を一切出さずに岩や木のような存在になるかだと思うんです。」
「岩の様な存在は寂しく感じるかもしれないけど、困った時に岩に隠れようと思われたり雨が降って木の下で雨宿りしたりと、困った時には必要とされるのです。」

僕:「ということはイジメもイジメる相手の『感情が相手』ってことだね!」
「だってさ、木や岩をずっと攻撃してる人って見たことないもん♪」

おじさん:「おぉ、そうだね!」


パパ:「反応するからイジメを継続したくなるんだよね。」
「相手からの反応がなければ面白くないから継続はしないんだよね。だから友太郎が言うように感情が相手だね!」

僕:「イジメられた時に泣いたり、怒ったり、ちょっと笑ったりして感情を出すから面白がられてイジメを継続されちゃうんだね。」
「だからスルーすればいいんだね!」

「壊れて反応しないゲーム機で遊ぶ子なんていないもんね!」

おじさん:「私もどうしても距離が縮まらないお馬さんは無理に構わずに感情を出さなくして、相手からしたらいてもいなくてもよい存在になるようにしてるよ。」

僕:「みんなそれぞれ違うんだから全員が仲良くなれるわけじゃないよね。」

「だから、あわない相手とは無理に仲良くしないでいいんだよね。お互いを傷つけないように木になればいいんだよね♪」

パパ:「そう♪でね、動ける木がいいよ♪」
「ここに木があると邪魔だなと思われたら切られちゃうから、、」

僕:「えー?切られちゃうのは辛いから足の生えた木にならないとだね♪」
「でも、木が走ってる姿を想像したら面白いね♪」

おじさん:パパ:「あはは♪笑」

僕:「このお馬さんは全然嫌がらずに乗せてくれたから僕は走る木にならなくていいね♪」

おじさん:「そうだね♪乗せてあげることを楽しんでるように見えるよ♪」

僕:「相手に何かをしてあげることを楽しめるのっていいね♪」
「僕もお馬さんに何かしてあげたいな♪」
「よーし♪お尻が痒そうだからお尻をかいてあげよう♪」

「ゴシゴシゴシゴシ♪」

おじさん:「ほら♪お馬さんが嬉しそうにしてるよ♪」

パパ:「相手の役に立つってことはお互い嬉しいことだね♪」
「そして役に立てることは生きる力だよね♪」

おじさん:「私は、普段誰の役にも立っていない、、役に立っていないから評価もされないし、価値もないよね、、、」

パパ:「評価で価値はきまるのじゃないですよ。」
「価値を自分に取り入れようとするから上手くいかないんです。どれだけ1億円の価値のある絵を自分の手元に入れたってお金は減る一方で裕福にはなりませんよね。自分に取り入れるのではなく相手に差し出すと自分が裕福になるのですよ♪」

僕:「あっ♪そうだよね♪だってさ1億円の価値のある絵を持っていても誰も買ってくれなかったら貧乏な生活しかできないし、たとえ100円の価値しかない絵でもたくさん売れたら裕福になれるもんね♪」

僕:「幸せになろうとみんな自分の手元へ取り入れよう取り入れようとするもんね。でもパパが言うように入れるばかりじゃ幸せになれないね。自分に入れたら次は相手に入れてあげてそうやって回すことによって裕福になれるんだね!」

おじさん:「そうか♪たしかにそうじゃね♪私は何事も入れることだけしか考えてなかった、、」

パパ:「利益を考えなくても相手に役立つことをしていれば自分も幸せに生きていけますよ♪いい人に思われたいという綺麗事ではなく、相手が求めていることをしてあげれば自分も幸せな気持ちになれます♪」

僕:「おじさんだってお馬さんのために役立っているでしょ♪いつもお世話をしてあげて♪」

おじさん:「そうじゃね♪だからお馬さんの世話をしている時は幸せな気分になれておったんじゃね♪」

「相手のために役立つことは幸せなことだね♪」

僕:パパ:「そうだね♪幸せだね♪」

僕:「さぁ♪僕はバックフリップの練習をしよう♪」
「それー♪」

おじさん:「おぉ♪すごいね宙返り♪」

僕:「うん♪1回転はもう完璧にできるんだ♪これを2回転したいんだ♪だから練習するの♪」


おじさん:「がんばってねー♪」

僕:「うん♪ありがとう♪」

――そして1ヶ月がたちました――

パパ:「1ヶ月練習して少し2回転に近づいて来たね♪」

僕:「うん♪あとは立つだけだね♪」

「あれ?君は?いつも木の陰から僕達を見てる子だね♪こんにちは♪」

子供:「こんにちは♪」

お母さん:「ビットクリー練習の邪魔をしたらダメよ。」

パパ:「大丈夫ですよ♪」

僕:「君も練習してみる?バックフリップ♪」

お母さん:「あは♪ありがとう♪」

「でもねビットクリーが興味があるのはお馬さんなの♪」

おじさん:「じゃあ、お馬さんに乗ってみるかい?」

ビットクリー:「うん♪」

ビットクリー:「くんくんくんくん♪」
「あっ♪ここだね♪」

おじさん:「匂いを嗅ぐのが好きなのかい?」

お母さん:「あっ、違うんです。この子は目が見えなくて、、それで匂いを嗅いで判断するのです。」

僕:「そうなんだー♪背中の匂いがわかるの?」

ビットクリー:「背中の匂いじゃなくて、お口の匂いとお尻の匂いは解るから背中はそのあいだかなって♪」

僕:「わぁ♪すごいねー♪」

おじさん:「じゃあ乗る練習をしてみよう♪」

「1人で乗って見るかい?」

ビットクリー:「僕、初めてお馬さんに乗るんだ、、ちょっと怖いな。」

「乗るコツは??」

僕:「乗せて嬉しいなってお馬さんが思えるようにするんだ♪」
「乗せている子が超嬉しそうだったら乗せてあげる側も嬉しくなるでしょ♪」

「だから怖がってたらダメだよ♪」
「怖がっている子を乗せていても楽しくないし、自分のことを怖がっている相手と仲良くしようと思ってくれる動物はいないし、それは人間でもいないよね。」

ビットクリー:「そっか♪そうだよね♪怖がっている相手とは仲良くなれないもんね♪」

僕:「ほら♪乗ってごらん楽しいよ♪僕と一緒に乗ろうよ♪」

パパ:「いいね♪2人で乗ってごらん♪」

ビットクリー:「わぁ♪お馬さん暖かくて気持ちいいー♪」

おじさん:「お馬さんに乗るのは気持ちいいじゃろー♪ビットクリー君が喜んでいるからお馬さんも嬉しそうな顔をしているよ♪」

お母さん:「ほんとビットクリーもお馬さんも嬉しそうなお顔をしてる♪」

ビットクリー:「今日はお馬さんに乗せてくれてありがとう♪」

おじさん:「私達はいつもここでお馬さんと練習をしているからいつでも遊びにおいで♪」

お母さん:「いいんですか??ありがとうございます♪」

「この子の笑顔を久しぶりに見ました♪ありがとうございます♪」

「ところで、、あなた方はなぜビットクリーの目が見えない理由や顔面の皮膚がただれている理由を聞きもせずに仲良くしてくれたのですか?」
「何かしら聞いてくる人が多いのですが、、」

僕:「理由を聞いたって目が見えるようになるわけじゃないし、今は目が見えないのが当たり前なんでしょ?当たり前なことをきく必要はないじゃん。」

「困っていたらどうサポートしたらいいのかを聞くけど別に困っていなかったもん♪」

お母さん:「顔のただれは気になりませんでしたか?」

僕:「ただれているからといって僕を攻撃してくるわけじゃないでしょ♪」

「何も問題ないさ♪」

「それにね、今ね会ったんだから今の自分でいいじゃん。過去は関係ないよ♪」
「過去を知ったって今じゃないんだから。」
「過去をひきずっていたらよい方に変化できなくなっちゃうよ♪」
「新しい出逢いに過去は関係ないよ♪」

お母さん:「そうですね♪過去を大切にするのではなく今からを大切にすればいいのですよね。」

パパ:「そうですよ♪今からでいいのですよ♪」
「過去なんて関係ありません。」
「でも、もし過去を今や未来にも連れて行くのなら、どんな嫌な思い出でも包み隠さずそれも前面に出すといいですよ。中途半端に隠し中途半端に表に出すと社会からは一番攻撃のターゲットになってしまいますよ。」

「全て堂々と前面に出したらそれはキャラとして受け入れてもらえることが多いですよ♪」

お母さん:「じゃあ包み隠さず言いますね。」

パパ:おじさん:「言わなくていいんですよ♪私達は何も気になることはありませんから♪」

お母さん:「そうですね、でも私は世間の人からあの子の容姿をどうのこうの言われるが嫌で外出先では帽子を深々と被して顔を隠させていました、、その方が私もあの子も傷つかないかと、、」

僕:「隠すから気になるんだよ♪なんだろーって♪堂々としてたら気にならないんだよー♪」

お母さん:「そうよね、私も隠すより堂々としたいわ♪だから話すね、この子がなぜこうなったか。」

「この子のお父さんはね普段はとっても優しいお父さんだったの。でもお酒を呑むと暴れちゃうの。私にもこの子にも暴力を振るってくるの。」

「でも、普段は優しい人だったから私もこの子も我慢したわ。でもある日、酒を呑んでまた私に暴力を振るってきて、そしたらこの子が助けにきたの、、そしたらさらにお父さんは激怒してこの子の洋服に火をつけたの、、」

「それでお家も全部焼失したわ。」

「この子は奇跡的に命は助かったけど両目は失明し皮膚はボロボロになったわ、、」

「それから怒りと悲しみの毎日だったわ、、」

「手術を繰り返してこの子もようやく動けるようになって学校に復学できたのに、皮膚の見た目で化け物扱いをされてイジメられたの。」

「私は毎日死にたい気持ちだったわ、、」

「でも、死にたいのに死ねなかった、、」

「死ぬことは難しいのね、、」

パパ:「そんなことはないですよ。死ぬのは簡単です。」

おじさん:「おいおい、なんでそんなことを言うんだね?死ぬのは簡単だなんて、、」

パパ:「よく死ぬ気になればなんでもできると言う人がいるけどそんなわけないんです。」

「もう死にたいぐらいの気持ちになってるのに頑張れるわけがないのです。」

「死ぬ方が楽だから死にたいのです。」

「頑張れるのなら死にたいとは思いません。」

「死ぬのは苦しいことではありません。特に自分で一瞬で死ねる方法を選んだら苦しいのは一瞬です。苦しいのは生き残っている家族や友達です。」
「本人にとって死はさほど苦しいことではないのです。」

「だから今すぐ楽になりたいってなった時に死を選ぶのです。」

「1度死にたいと思うようになるとちょっとした些細なネガティブな事が起きるだけで死にたいと思うようになってしまいます。」

「そのうち毎日のように死にたいと思うようになり、小指をぶつけただけでも、なんで私はこんなについていないの、、、と小指をぶつけたぐらいで自殺したくなる気持ちになります。」

「この感じになってしまうとなかなか元気にはなれません。」

「元気な時や嬉しいことがあっても些細なことでドン底な気分に落ちてしまうのです。」

「死にたいという気持ちが常に出てくるような時はもう心や体のキャパオーバーがおきています。」

「コップでいうと普段からコップにいっぱいお水が入っていて帳面表力でギリギリこぼれずに保っている状態なのです。だから小指をぶつけたような些細なことでもお水はこぼれてしまうのです。お水がこぼれることは自分の心が崩壊することを意味します。」
「それを自覚しているから電話が鳴るのが怖くなったり人と接するのが怖くなるのです。些細なことでも次の一手で自分が壊れるのを自覚しているからネガティブなことが一切起こらないようにと何にも関わらず、自己防衛反応で社会との関わりを遮断したくなるのです。」

「普段から容量オーバーでアップアップしている人は、自殺という行動をとってしまうそのきっかけは些細なことでも起きるのです。小指をぶつけてしまったぐらいでも自殺する引きがねになるのです。」
「でも心のコップに容量が十分に空いていたら些細なことは許容範囲で何も気になることはありません。」

「なので死にたいと思っている人はなるべく心の容量を空けるために身軽になったり抱えているものを消去していくと良いですよ。」

「嫌な記憶はなかなか消えないし、二度と同じ思いをしないように記憶しておく必要もあるけれど、それを常に抱えていると容量オーバーになってしまいます。」

「だからそんな時はパソコンの外付けハードディスクのように自分の外にその記憶を保存しておけばよいのです。」

「辛いことは外付けハードディスクに保存して普段は自分から外しておくのです。必要な時だけ接続すればよいのです。」

「物理的にそれが出来るわけではないけれど、心理的に外付けにすることはできますよ。慣れれば上手くそれをコントロールできるようになります。」

「無意味に嫌なことを思い出してしまったら、イヤイヤこれは今外しているから考えないって。」

「それでもどうしても嫌なことを考えてしまう時は時間を決めるといいですよ。あと5分だけ悩むと。そして5分たったら一切考えるのをやめるのです。」

「現実社会でも嫌なことや辛いことが24時間365日ずっと続いているわけではないんですよ。自分がずっと考えるからずっと苦しいだけなんです。考えなければ苦しまないんですよ。だから外すことが重要なんです。」

「それでも死にたい死にたいってなる時がありますよね。」

「ホントは死にたいわけではないけれど、死が楽だから死にたいと思うわけです。」

「楽に最速になれるのが死だから死を選んでしまうわけですが、そうならないように言葉を変えるのです。」

「『死にたい』より『生きたい』の方がよい言葉ですよね。」

「でも心理というのは上手くいかないと反転して真逆のことをしようとしてしまうのです。」

「だから、『生きたい生きたい』とポジティブに言葉に出しても現実がうまくいかなければ真逆の『死にたい』に気持ちが反転してしまうのです。」

「『死にたくない』の反転は『生きたい』ではなく、反転したら『生きたくない』になります。」

「どういうポジティブな言葉を思い浮かべ唱えても上手くいかなければ最後には反転してネガティブなことを強く思うようになります。」

「ここで1番よい言葉は望みを唱えるのではなく現状を唱えるとよいですよ。」

「『生きたい』ではなくて『私は生きてる』と唱えるのです。どれだけ辛かろうと生きてることに間違いないのだから気持ちが反転することはありません。」「もし反転しても『生きてる』の反転は『死んでいる』なので矛盾が生じます。現実に生きているのだから死んでいるにはなれないのです。」

「なので、死にたいという気持ちが続いたら『私は生きてる』と唱えるといいですよ。」

「『生きてる』とだけ唱えたら無になれます。マイナスの心境だったのがニュートラルの位置になれますよ。」

お母さん:「私も死にたい死にたいばかり考えていました。」
「私もこれからは『私は生きてる』で生きてる現状を保つようにします。ありがとうパパさん。」

パパ:「人はホントに困ったら宗教か哲学に救いを求めるんですよ。」
「どちらも効果に違いはさほどありません。得られる効果は同じです。」
「その考や教えを信じることにより無になれるのです。」
「マイナスにおちいっていたものがゼロになれるのです。」

「そこから成功できる人というのは信じたことを実践しています。」
「ゼロとマイナスを行ききしている人は信じているだけで実践はしていません。」

「現状を脱却して幸せになりたいのなら実行しないといけないのです。」
「そのどちらもできない人は酒やドラッグに溺れます。」
「手っ取り早く一旦ストレスを忘れさせてくれますからね。」
「でも、酒を呑んだからといって現実が変わるわけではないですよね。」

「酔いが覚めたらまた現実の辛さが戻ってくるのです。」
「それを誤魔化すためにまた酒を呑んだらもうアル中です。」

「不健康な物は即効性があります。」
「だから不健康なものに走ってしまうのです。」
「でも不健康になりたいわけではなく、即効性を求めているのです。」

「辛いマイナスの位置から脱却できない負のループにおちいるのは即効性を求めてしまうからなのです。」

「人生もパズルのように必ず正解は用意されているのです。ジグソーパズルは完成へのピースは全て揃っています。それを組み立てられるかどうかで成功できるかどうか決まるわけです。」

「他のパズルでも正解へのパーツは揃っています。なので正解に向けての手順を考えればいいのです。手順を間違えればパズルは完成できず、手順を当てることができたらパズルは成功します。」

「人生も正解は用意されています。だけど正解にたどり着けずに幸せになれないのはパズルと同じで手順を間違えているからなのです。」
「パーツやアイテムの使い方や今どちらに進むべきなのかを間違えてしまっているだけなのです。」

「アイテムが充分に揃っていない場合はアイテムを用意することが優先な手順ですよね。アイテムを持たずに発進したら成功にはたどり着けません。即効性を求めずにしっかり準備をして手順を考えればどんな状況からでも幸せな気持ちにたどり着けます。半年後、1年後幸せになれているように設定して、そうなれるように歩んで行けば幸せになれますよ♪」

「幸せはどの空間でも存在するのです。」

「病気で寝たきりでもその空間の中で幸せなことはあります。」

「刑務所の中にいてもその中での幸せはあります。」

「他者と比べないで自分の今できる幸せを考えればどの空間やどの立ち位置にいても幸福感は得られます。」

「だからお母さんもビットクリー君も必ず幸せになれますよ♪幸せの正解は自分で考えて決められるのですから、あとは手順を考えてそこへ向かうだけですよ。」

お母さん:「そうね、、現状の幸せなんて考えたこともなかったわ。ただ以前のように戻りたいとか、許せないとか、もう一生普通の生活は送れないからもう幸せにはなれないとしか考えていなかったわ。」

パパ:「そんなことないですよ♪現状でできる幸せをイメージするんです♪イメージできたらもう正解は存在してるんですよ♪あとはそこに向って準備して前進するだけです♪」

「あと、私もそうだったんですが24時間幸せでいたいと思っていては絶対幸せになれないですよ。」
「24時間ずっと良いことだらけなわけはないのです。生活はストレスを感じることの方が多くて当たり前なのです。」
「お昼寝をして呑気そうな野良猫を見て、いつもゴロゴロ寝ていて幸せでいいなと思ってしまうけど、野良猫は1日の中で何回『ビクッ』とすることでしょう?人や車が来る度に飛び起き逃げます。これが1日に何十回もあります。1日に何十回もビクッとするのですよ。」
「1日に何十回もストレスを浴びているのです。」

「どれだけ幸せなことがあっても1日に何十回もストレスを浴びたら、幸せより不幸な気持ちが勝って当たり前です。」
「野生動物は常に危険と隣り合わせで生活をしています。」
「私達人間も本来は常に危険と隣り合わせなのです。」
「それを人間社会が安全を作り危険を誤魔化してくれているのです。」
「その恩恵を受けられている時はストレスが少なく幸せを多く感じられますが、その恩恵を受けられない時は本来おこりえるストレスを浴びまくるのです。」
「そうなると1つや2つの幸せなんかすぐにストレスに飲み込まれてしまい1日中不安になるのです。」
「ストレスが当たり前、幸せはオマケぐらいに思っている方が結果的に1つの幸せで幸福感が長く続きますよ♪」

「あともう1つ重要なのは他人のせいにしないことです。どんなことであってもね。」

「火をつけられて息子さんが失明したら一生相手を恨むでしょう。」

「でも恨み続けている以上その状況のままなのです。」

「恨み続けたからといって現実が変わるわけではないのです。」

「幸せになりたかったら現実を受け入れて現実がよりよくなるように前進するのです。」

「過去の事実は変えられなくても今から楽しいことを増やしていけば過去の苦しみは薄まりますよ♪」

「でも他人のせいでこうなったと思っている限り現状はその位置で止まってしまっているのです。だからずっと辛いのです。」
「許せない、許さないと辛い位置で止まっているから受けた苦しみを100%のまま感じ続けてしまうのです。」
「次に進んで楽しいことをたくさんすれば苦しい気持ちは薄まって100%の辛さではなく、5%とか1%とかに苦しみの感覚が薄まりますよ。」

「辛いのが嫌なら事実を受け入れて前に進んで、苦しみを薄めるのです。」

「トラウマのきっかけは相手にあるけど、そこから脱却できないのは自分が事実を受け入れないからです。変わることのない過去を受け入れないからいつまでたっても拒否反応がおきているのです。拒否反応がおきているのに幸福感があるわけありません。」

「幸せになれないのは相手のせいではありません。きっかけは相手のせいであってもずっとその心境でいるのは自分が自ら行っていることなのです。」

「相手はあなたを攻撃することができたとしても、あなたの心理までは操作することはできません。心を操作できるのは自分だけなのです。」

「相手に何かをされたことにより反射的に悲しんだり、辛くなったり、怒ったりするのは相手のせいですが、反射はその場だけです。その後は自分の意思で怒っていたり悲しんでいるのです。」

「長く苦しんできた人もそれは必ず改善できます。なぜなら自分の意思で苦しんでいるのだから自分の意思でそれをやめればいいのです。」

お母さん:「そうね、、私は一生許すわけにはいかないと、自ら怒りを継続させていたわ、、」
「今日、この子が楽しそうにお馬さんに乗っている姿を見て私達にも幸せはまだあるんだわと思えました♪」

おじさん:「明日はお母さんも一緒にお馬さんに乗りましょう♪楽しいですよ♪」

お母さん:「わぁ♪楽しそう♪」

ビットクリー:「明日が楽しみだね♪お母さん♪」

お母さん:「『明日が楽しみ』なんて、いつぶりかしら♪」

僕:「じゃあ、お母さんもビットクリー君も明日も遊びにきてね♪」

お母さん:ビットクリー:「うん♪」

――次の日――

僕:「今日はあの子にバックフリップも教えてあげようかな♪」

パパ:「いいねー♪」

お母さん:ビットクリー:「おはよー♪」

みんな:「おはよー♪」

おじさん:「今日はお母さんもお馬さんに乗ってみてね♪」

お母さん:「ありがとうございます♪」

「お馬さんに乗るのは何年ぶりかしら♪楽しみだわ♪」
「おじさん♪最初は私と一緒に乗ってくれますか?」

おじさん:「うん♪いいですよー♪」

僕:「あはは♪お母さん後ろでフラフラ、フラフラしてる笑。お母さんバランスわるーー♪」

パパ:「ホントだ落ちそう笑」

僕:「でも落ちないようにおじさんが上手くバランスをとってあげているね♪おじさんすごい♪」

パパ:「よし♪次は友太郎の番だ♪バックフリップの練習をしよう♪」

僕:「うん♪」

「2回転できるように絶対なるぞ!!」

パパ:「まずは2回転できている自分をイメージするんだよ♪着地までね♪」

「そこから逆再生すればどのぐらい高く跳べばよくてどの時にどの位置に自分がいればよいか解るでしょ♪」

僕:「ホントだ♪逆再生するの楽しそう♪」
「イメージしてみる♪」

パパ:「人生も目標を立ててそこから逆再生して考えて行くと、どのタイミングで何をすればよいか解って成功しやすくなるよ♪」

おじさん:「ほんとじゃね♪」

パパ:「ビットクリー君もバックフリップのイメージしてみて♪」

ビットクリー:「そうだね♪目が見えなくてもイメージができたらできる気がしてきた♪」

僕:「あとね、そのイメージを音にしたらいいよ♪」
「腕をこう振って腰を高く引きあげて、抱え込む、で、着地は〜なんて考えてる間に動作は終わってるから実践中は考えてる時間がないんだ。」
「だから成功できる音を探すんだよ♪」
「『ピュー』がいいのか『ピューーン』がいいのか『ピュードン』がいいのかみたいにね。」
「イメージ通りに体がスムーズに動く音を探すんだ♪」
「そして実践中には何も考えないでその音だけ言ってその音のリズム通りに動けば成功できるよ♪」

ビットクリー:「うん♪そうしてみる♪」

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――こうして何ヶ月か練習を毎日繰り返しました。そしてある日――

男性:「こんにちは♪」

みんな:「こんにちは♪」

男性:「このビーチの芝生で毎日すごい練習をしている子供達がいるときいて来たのですがあなた達ですか?」

僕:「すごい練習かは解らないけど、僕達毎日ここでお馬さんとパルクールの練習をしているよ♪」

男性:「おぉ♪それです♪お馬さんに乗ってアクロバットをする子供がいるときいて来たんです♪あなた達だったんですね♪」
「1度見せていただけないでしょうか?」

僕:「いいよー♪ビットクリー君やろう♪」

ビットクリー:「うん♪」

僕:「それー♪クルクルクル♪」

大月友友


男性:「おぉ♪これはすごいですね♪」
「申し遅れました。私はオーストラリアラリアTVのデレクターのベンジーです。」
「よかったら、おもしろ超人ウォッホホホッーのコーナーに出ませんか?」

僕:「え!?いいのー?」
「僕ねテレビに出たかったんだー♪」

パパ:「よろくしお願いします♪」

男性:「では来週の水曜日にこのビーチで撮影でどうでしょうか?」

僕:「うん♪」

パパ:「よろしくお願いします♪」

男性:「では、来週の水曜日10時にこちらのビーチに来ますのでよろしくお願い致します。」

パパ:「わかりました♪水曜日準備しておきます♪」 

僕:「やったー♪水曜日までいっぱい練習するぞ♪」

ビットクリー:「僕も楽しみになってきた♪練習がんばろう♪」

ーーそして水曜日が来ましたーー

リポーター:「さぁ♪はじまりました♪オーストラリアラリアTVの『おもしろ超人ウォッホホホッー』のコーナーです♪」
「今日ご紹介するのは日本から来た友太郎君とパパとそのお友達のビットクリー君です♪」
「友太郎君は勉強しながらオーストラリアを冒険していて、その冒険中にビットクリー君と出会ったんですよね♪」
「そして友太郎君がビットクリー君にパルクールを教えてあげたんだよね♪」

僕:「うん♪ビットクリー君とっても上手になったんだよ♪」

ビットクリー:「あは♪」

リポーター:「ではさっそく演技を見せてもらいましょう♪」
「準備はいいですかぁ?」

僕:ビットクリー:「はい♪」

リポーター:「さぁ、2人で馬に乗って軽快に走っています♪」

「おぉー♪ビットクリー君が後ろで立ち上がりました♪」

「何をするのでしょうか??」

「おぉ!!跳びました!馬の背中からビットクリー君がバックフリップをしました!!」

「着地も成功!!」

「お!そこから連続バックフリップ!!」 

「1!2!3!4!5!6!」

「おおぉー!連続15回転!最後は捻りも入れて着地成功!!」

「すごいですねー!!」

「馬に乗った友太郎君は馬と一緒に大きな岩の上へ!!」

「おおおぉー!!」

「2m以上ある岩から馬が飛びました!そして馬の上から友太郎君がバックフリップ!!」

「おぉ!!しかもダブルです!!」

「空中で2回転しました!!」

「着地も成功!!」

「ビットクリー君とパパが大喜びで友太郎君のもとへ駆け寄ります♪」

みんな:「イエーイ♪」


リポーター:「すごいですねー♪」
「今の気持ちをきいてみましょう♪」
「ビットクリー君どうでしたか今の気持ちは?」

ビットクリー:「成功できて嬉しいです♪」
「僕ね最初は全くこんなことできなかったんだ、、目も見えないしできるようになるとも思っていなかったよ♪」
「でも友太郎君と出会って友太郎君が教えてくれたんだ♪」
「そこから2人で毎日練習したんだ♪」
「そしたら少しずつできるようになってきたんだ♪」
「最初はね、できないことが続くとやっぱり目が見えないから無理だよって目のせいにしてたんだけどね友太郎君がいいこと教えてくれたの。」

「できないことがエラーじゃなくて、できることがエラーだって。」

「野球でさ、ボールを捕れないことをエラーっていうけど、捕れないことはエラーじゃないんだ。」

「もし最初から捕れるんだったらそれは遺伝子に組み込まれていて教わったりさほど練習しなくてもできるんだよ。」
「遺伝子に組み込まれていないことはできなくて当たり前なんだ、だからできないことはエラーじゃないんだ。」

「逆に捕れてしまうことがエラーなんだ♪」

「だから進化するためにはエラーをおこさないといけいんだ♪」
「そのエラーは偶然にしかおきないんだよ。」
「理論を考えて行えばエラーがおきる確率は上がるけど最終的には偶然おきるんだ。」
「でも、1度でもできたら自分の中でできることだと認識されて次からは偶然ではなく自分のコントロールでそれを行うことができるようになるんだ♪」
「1度も成功や体験したことのない物はできなくて当たり前なんだよ♪だからエラーが起きるまで繰り返すんだって友太郎君が教えてくれたの♪」

「できないことを怒る親や先生がいるけど、できないのが当たり前で、できることがエラーなんだよって、友太郎君はできなくても怒らず見ていてくれたからいつの間にか目が見えないせいにしないで繰り返して練習ができるようになったんだ♪」
「そしたらね、エラーがおきてバックフリップができたの♪」

「ビックリするぐらい嬉しかったよ♪その時♪」

「嬉しくて友太郎君に抱きついたつもりだったんだけど目が見えないから間違えて馬の足に抱きついちゃって馬に蹴られちゃったんだよね笑」
「嬉しかったのに馬に蹴られて吹っ飛んだからみんなで大笑いしたよ笑♪」

リポーター:「へぇ、ビットクリー君は目が見えなかったのですね、それなのにあんな大技怖くないのですか?」

ビットクリー:「最初はね僕のお母さんも危ないからダメって言ってたんだけどね、友太郎君が大技や危険そうに見える技ほど失敗はしないし、大怪我もしないんだよって言うんだ。」

「大技は120%できるようにならないと挑戦しないんだよ♪120%になるまで安全に0.1ずつレベルをあげていくんだ♪」
「だから他者から見たら危険でも積み重ねて120%になっているから安全なんだよ♪」
「それよりもね、簡単そうな技ほど怪我するんだよ。簡単そうだから準備もせずに挑戦するから怪我しちゃうんだ。」

リポーター:「ほぅ♪確かにそうですね♪ビットクリー君は0.1を積み重ねていったんですね♪大変でしたか?」

ビットクリー:「ううん♪何も大変なことじゃなかったよ♪0.1だからね♪」
「友太郎君がもう1つ教えてくれたことはね防波堤なんだ♪」

リポーター:「防波堤?」

ビットクリー:「うん♪防波堤♪」

「海に3mの高さの防波堤があるとするでしょ。でも嵐が来てその3mの防波堤を波が越えて街に海水が来たら、これじゃダメだと4mの防波堤に改修するでしょ。」

「その後、波が越えてこなければ防波堤は4mのままだけど、波がよく越えてくるようになってしまったら5mに作り変えるよね。こうやって前回を上回るストレスを浴びるとそれに耐えられるようになろうとその分進化して強くなれるんだよ♪」

「でもね、次から次へと刺激を与えたら早く成長できるってわけじゃないんだ。」

「防波堤を作るのにコンクリートを入れるでしょ、でも、まだそのコンクリートが完全に乾いていないのに、早く大きくしたいからって次のコンクリートを流し混んだら前のが乾いていないから全部グチャグチャになってしまって大きくなれないし、もろくなっちゃうよね。」

「だから前のがしっかり固まるまで次の刺激を与えたらいけないんだよ。それは人だと休息なんだ、休息をとらずに刺激をどんどん与えたらいつか怪我をしちゃう。」

「怪我をしたら結果的に遠回りになっちゃうし、怪我をすると恐怖心から変なフォームになってしまったりするから休息は大事なんだ♪あとねまだ3mなのにいきなり12mの波がきたら基礎からぶっ壊れちゃって再建不可能になるから刺激は前回より0.1上回ればいいんだ♪」

「友太郎君にこう教わって0.1ずつレベルアップしていったから怖くもないし自信もついたよ♪友太郎君ありがとう♪」

大月友友


僕:「僕もパパにこの防波堤の考え方を教えてもらったんだ♪あとね重要なのは、リズムだよ♪」

「考えることも大切だけどリズムが1番なんだ♪」

「バックフリップは一瞬で終わるからあれこれ考えていたらもう動作は終わってるんだよね。」
「たとえば、これぐらいしゃがんで、手を高く振って、後ろじゃなくて前を見て、抱えこんで、着地するとこを見て〜とこんないっぱい考ている間にとっくに着地し終わってるんだ。」

「1つの技の中の動作中に意識を伝えられるのなんて時間的に1つしかないんだよ。」
「だから動作中に5つ意識しないといけない動作があったとしても、練習では1つだけ意識して行ってそれが身についたら次の1つのことを意識して、1つずつ完成させていくんだ。」

「でね、本番では考えないんだ。考えたらどこか1点に無駄な力が入ってフォームが崩れたりスムーズじゃなくなるから。」
「スムーズに動けたら力は殆どいらないんだ。」

「スムーズに動くためにはスムーズに動けるリズムを考えるの。」
「ビュンって跳ぶほうがスムーズなのかビューンと跳ぶ方がスムーズなのかとかね。」

「本番はこのスムーズなリズム音を言って音通りに体を動かせば成功できるんだよ♪無駄な力が違う方向に向かったり、無駄な力が抵抗になって失敗するんだよ。無駄な力をかけずスムーズに体重移動できれば成功できるんだよ♪」

ビットクリー:「人生も同じだって友太郎君のパパが言ってたね♪」

パパ:「そうだね♪人生もリズムが大切だね。人生が上手くいっていない人は無駄な所に力を入れてしまっているんだよ。リズムよくスムーズに動けることを考えたら人生は上手くいくよ♪物事はスムーズに動ける量だけ抱えるんだ、抱え込み過ぎたらスムーズに動けないでしょ。人生をリズムよく進むには身軽じゃないとね♪」

リポーター:「パルクールから人生の歩み方を学べるんですね♪素晴らしい♪」

パパ:「そうですね♪」

リポーター:「では次に友太郎君に今日の感想をきいてみましょう♪」

僕:「僕ねテレビに出て伝えたいことがあったんだ♪だからテレビに出れて嬉しいよ♪」
「それはね、イジメられるのって辛いよね。でもさ僕はイジメられない方法を思いついたんだ♪だからみんなきいてね♪」

「イジメにあわないためには、相手より先に素早く動くんだ♪そうすれば主導権は自分にあるんだよ♪主導権が自分にあればどれだけ強い相手でも距離を保てるし、勝てなくても負けもしないんだ♪」
「距離を保てたら同じ空間にイジメっ子がいてもイジメられることはないよね♪」
「いつも素早く動いて相手と距離を保ち続けていたら相手は諦めるよ♪」

「あと重要なのはね、相手の行動を先読みして先に自分が素早く動くことだね。」
「いつも、どういう時にイジメてくるとかどういうことをしたらイジメてくるとか、普段の行動パターンである程度予測がつくよね、だから予測して先に素早く動いてしまえばイジメを回避できるよ♪」
「もしね、相手が強すぎて素早く動くだけでは逃げ切れない場合はフェイントを使うといいよ。
相手が想像できない動きをすれば捕まらないんだ。」「そしてフェイントはインチキではないよ、
サッカーだってバスケだってみんなフェイントを使うんだ。だからフェイントを使うのをため
らわなくていいんだよ♪」

「あとね、何事もタイミングなんだよ。イジメられるのにもタイミングがあるんだよ。24時間永遠とイジメられるわけじゃないでしょ。だから、イジメられるタイミングをそらせればいいんだよ。」
「イジメられたり、不幸なことがあったりするとみんな運が悪いって運のせいにするけど運っていうのはタイミングなんだ。」
「運と思えばそれをコントロールすることはできなく感じてしまって運任せになるけど、タイミングと思えば自分でコントロールできるかもってなるでしょ♪」
「イジメられるのにはそのタイミングがあるんだ、そしてタイミングというのは自分でコントロールできるんだ♪その方法は相手より先に素早く動き主導権を自分のものにすることなんだ♪」
「イジメは相手じゃなくて、自分が変わることによってイジメを避けられたり、跳ね返せるようになるんだ♪」

「みんな素早く動いてみてね♪」
「普段から素早く動いていればイジメの対象になりずらくなるから普段から素早く動くようにしてね♪」

「あとね、イジメっ子さん。イジメたくなる気持ちはおかしなことではないんだよ、人間という種の保存の観点からいえば日々の小競り合いによって人間は強くなっていって結果的に人間という種が守られているからね。戦いがおきないと平和でいいけど、それが長く続くと人間全体が弱くなってしまうんだよ、普段戦っていないと戦い方が解らないから、他の動物に攻撃されたり、もし宇宙人がいたら宇宙人に負けて、人間はいつか絶滅しちゃう
んだ。」

「だからね、イジメっ子さん♪たまにイジメちゃうのは仕方ないけど、イジメはその日の夜には忘れられる程度にしておいてね。次の日になっても相手が苦しむようなことはしないでね。」
「誰だって明日に希望を持って寝たいし、希望を持って起きたいよね♪」
「だから次の日まで相手が傷つくようなことはしないでね♪」

「あとさ、自分と違う容姿や考えの人をイジメたりすることってあるでしょ。それは自己防衛反応でおかしなことではないんだよね。」
「自分と違うということは敵かもしれないし、得体の解らない物は怖いと思うのも自己防衛反応だよね。」
「でもさ、その子が自分と違っていても攻撃してこないのが解ったら、警戒しなくていいことなんだよ。イジメなくていいことなんだよ。」
「それにさ、みんなが同じだったら面白くないでしょ?ポケモンカードだって珍しいキャラが当たった方が嬉しいでしょ♪」
「自分と違う珍しいということはその子はレアなんだ♪だから自分と違う子は大切にしてあげなきゃ♪キラキラカードのように♪」
「だってみんなキラキラカードは大切にするでしょ♪だから変わっている子はイジメるのじゃなくて大切にしてあげてね♪」

「もしレアな子が攻撃してくるようなら、スポーツや勉強で競おうよって戦い方を変えてあげてね♪」

「それにさ、メルボルンに住んでいる子にどこに旅行に行きたいってきいて、メルボルンを旅行したいって思う子は殆どいないでしょ。旅行に行くなら違う所に行ってみたいでしょ♪違うから魅力的で面白く感じるでしょ♪周りと違う子もさ旅行と一緒で違うってことは楽しいことなんだよ♪だからイジメないで違いを楽しんで♪」
「相手の自分との違いは違和感じゃなくて、旅行のウキウキ感と同じなんだよ♪だから人との違いはステキなことなんだよ♪」

リポーター:「わぁ♪素晴らしいですね♪」
「友太郎君はいつ素早く動けばいいって気づいたのですか?」

僕:「パパと魚捕りをしている時にねお魚さんを見ていて気づいたんだ♪あとはね冒険しながらパパとたくさんお喋りをしていたら思いついたりしたの♪」

リポーター:「いいですね♪友太郎君のイジメ対策が世界中に広まるといいですね♪テレビの前のみなさん♪『素早く動いてイジメを跳ね返そう』をぜひお友達に教えてあげてくださいね♪」

「それではまた来週♪来週の超人紹介は♪昆虫の巣を家の中に作ってその昆虫が捕まえてくる昆虫を食べる、家の中に昆虫の巣を作れはレストラン要らずという昆虫おじさんです!!」

みんな:「すごい!面白そう♪」

リポーター:「みなさんありがとうございました♪友太郎君のイジメの対策方法が世界中に広がるといいですね♪」

僕:「うん♪テレビに出させてくれてありがとう♪」

パパ:「さぁ♪帰ろう♪」

お母さん:「ねぇ♪おじさん♪おじさんのお家にビットクリーと行っていいかしら?今度のクリスマスに♪私が作る料理食べて欲しいの♪」

おじさん:「えーー????」

お母さん:「嫌ですか、、??」

おじさん:「いえいえ、、そんなことはありません。」

僕:「おじさんは今まで何年も女の人と喋ったことがないんだ、だから家に来るなんてビックリしてるんだよ♪笑」

おじさん:「そうなんじゃよ。おじさんは女の人とほとんど喋ったことがないんだ。ましてや家に来るなんて、、」

「それに私が嫌じゃないんですか?」

お母さん:「何が嫌なんですか??」
「息子にこんなに優しくお馬さんに乗せてくれる人を嫌になるわけありませんよ笑」

おじさん:「でも、私はくさいじゃろう?子供の頃から体がくさくてイジメられておったんじゃ。だから女の人と喋るのも怖かったんだ。」

お母さん:「たしかに臭いはしますよ♪でも嫌ではありません。あなたが優しいから私にはいつの日かあなたの臭いは優しい匂いに感じるようになりました♪」
「それにね、息子は目が見えなくなってから匂いを頼りに判断するようになったの。」
「匂いに敏感で匂いで判断できる息子があなたに初めてあった時から嫌がらなかったでしょ♪これはホント珍しいことなんです。」

「あの子も見た目でイジメられたから他人に対して敏感なの。でもあなたには一切抵抗もしなかったし、距離も取らなかったわ♪」
「それが真実だわ♪あなたからは愛を感じられる♪ホントに優しい人なんだって♪」

僕:「わぁ♪いいね♪」

「あれ?クリスマスに愛ときたらパズル的に正解は『家族』だね♪」
「おじさん達はクリスマスに家族になるね♪」

パパ:「わぉ♪」

おじさん:「えええええええええ」

お母さん:「息子に一所懸命お馬さんに乗るサポートをしてくれて、おじさんの息子への愛を感じました♪次は私も愛してくれますか??私もあなたに愛されたいです♪」

おじさん:「私はもうおじさんで、、お金もないし、お喋りも苦手で、、何も魅力はないよ、、」

お母さん:「そんなことないですよ♪おじさんは何も変わらなくていいですよ♪ただそのままのあなたに愛されてみたいんです♪」

「あなたとなら、ちっさなちっさな幸せを最大限に体感できそうだから♪」

「私もね女だから実はちょっとした意地悪をずっとしていたの。」

「おじさんが私をお馬さんの後ろに乗せて一緒に走ってくれる時ね、いつもわざとにバランスを崩しているフリをしてグラグラしていたの。」
「そうしたらおじさんは何もいわずに私が落ちないようにずっとお馬さんを上手くコントロールしてくれていたの♪」
「普通はそうなったら指導してくるか、私を前に乗せて股や体で私を固定するよね。でもおじさんはどんなに私が後ろで暴れても絶対落ちないように無言でコントロールしてくれていたの♪」

「気の強い私にはグチグチ言われるより無言でサポートしてくれる人が合っていると思うの♪」

僕:「僕のパパはグチグチ言うからね笑」

パパ:「おい!笑。まー、、たしかにグチグチ言ってるね笑」

僕:「よーし♪クリスマスの日が楽しみだ♪美味しいものが食べれるー♪」

お母さん:「そうね♪美味しいのたくさん作るから楽しみにしておいてね♪」

――クリスマス当時――

お母さん:「みんな来てくれてありがとう♪たくさんお料理作ったからたくさん食べてね♪」

僕:「やったー♪」

パパ:「おいしそう♪」

おじさん:「かんぱーい♪」

みんな:「かんぱーい♪」

僕:「みんなお酒を呑まないからヤギのミルクで乾杯だね♪」

お母さん:「でもなんでおじさんもパパもお酒を呑まないのですか?」

パパ:「親がお酒を呑むのが好きな子供はいないでしょう?」
「酔っぱらった姿や酔っぱらって会話されても嫌だと思うんだよね。」
「それに酔っぱらってしっかり動けずに子供を助けられなかったら困るからね。いつでも子供を守れる態勢でいたいんだ♪」

おじさん:「私も同じでいつでも馬を守れるようにお酒は呑まないんだ。」

パパ:「同じですね♪」
「あとはね、子供はお酒もタバコも何もストレスの解消になる嗜好品を使わずに生活しているでしょ。でも子供だってストレスはあるんだよね、学校での勉強時間も長いし、友達との人間関係もあるし、学校が終わってから塾に行く子なんて朝から夜までずっと頑張りっぱなしだよね。それをお酒もタバコも何も使わずに自分の力で乗り越えていっているんだよ子供達は。」
「それなのに、私達親がお酒を呑んでストレスをごまかしていたら、子供がどれだけストレスで辛いのかを把握できなくなっちゃうでしょ。」
「子供を守れるようにね子供と同じ感覚でいたいんです♪だからお酒もタバコもしないんです♪」

おじさん:「私も同感じゃよ♪」

お母さん:「ステキなお考えですね♪」
「この子はあの事件の後から、お酒の臭いをする人を避けるようになりました。」
「でもこの子がすんなり馴染めたのも、あなた方お2人がお酒を呑まないからだと思います。」
「この子は目が見えないから匂いを頼りにしています。」
「お酒の臭いのしないおじさんの匂いは優しい匂いだって言っていましたよ♪」

おじさん:「いつもクサイ、クサイとイジメられていた私が?」

ビットクリー:「おじさんの匂い好きだよ♪たまに馬のウンチの臭いがするけど♪」

みんな:「あはは♪」

お母さん:「友太郎君がこの前言っていた『家族♪』。おじさんがよかったら私達の家族になってくれませんか?」

僕:「わぁ♪」

パパ:「わぉ♪」

ビットクリー:「僕もおじさんと生活をしたいな♪」

「おじさんならお母さんを守ってくれそうだから。」

「お母さんはあの日から毎晩ずっと泣いているんだ、、」

お母さん:「あなた知ってたの?」

ビットクリー:「うん、僕が寝たあと毎晩泣いてたよね。」

「おじさんはお酒を呑まないから僕が寝た後もまだ起きていられるでしょ♪そしたらお母さんが泣いても守ってくれそうだもん♪だからおじさんがいい♪」

おじさん:「それが、、おじさん夜は弱いんだよ、、」

みんな:「わはは♪」

お母さん:「大丈夫、朝泣くようにするわ♪」

おじさん:「泣かないで、、」

パパ:「大丈夫ですよ♪おじさんがいたらお母さんはもう夜も朝も泣くことはないですよ♪」

お母さん:「そうね♪もう泣かないわ♪変えられない過去に苦しみ続けるのはもうやめるわ♪」

僕:「おじさんよかったね♪家族ができて♪」

おじさん:「ありがとう♪友太郎君のおかげで家族ができたよ♪」

ビットクリー:お母さん:「ありがとうね友太郎君♪パパ♪」

僕:「そうだ♪僕も家族が日本に待っているから勉強を早くして日本へ帰ろう♪」

パパ:「そうだね勉強頑張ろう♪友太郎はゴールまであとどれくらいなの?」

僕:「10000言葉覚えたらゴールだよ♪」
「あとね148言葉残ってるよ♪」

パパ:「あと少しだね!いっぱい覚えたね♪」

僕:「よーしがんばるぞ♪」

――そして数日後10000言葉を覚え終えました――

パパ:「うぉー♪すごいね!友太郎♪よく10000言葉も覚えたね♪」

僕:「いっぱい忘れて何回も戻ったりしたけど楽しかった♪」
「お外でする勉強は楽しかったよ♪冒険しながらだったし♪」

パパ:「よかったね楽しく勉強できて♪」
「パパも友太郎と冒険ができて楽しかった♪」
「じゃあ、明日になったら電車に乗って空港に向かおう♪」

僕:「うん♪」

――その日の夜――

パパ:「冒険の最終日にみる夢はいいよ♪」

僕:「わぁ♪楽しみー♪」

第5話に続く―――

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