父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え③お金を失う理由
<お金を失う理由>
市場はじっと止まってはいない。古い企業は消え、新しいものと入れ替わる。VTSAXも同様で3700銘柄のうちスター企業が消えていく一方で新しい企業が生まれ成長し株式が公開される。これが機能するのがインデックスファンドである。アクティブファンドはこれに勝とうとするが失敗する。
VTSAXに投資するということはアメリカ市場で株式が公開されている全ての企業についてその一部を保有しているということ。
なぜ市場でお金を失う人が多いのか主な3つの理由がある。
①市場でうまいタイミングで捉えられると思っている
→まず不可能。人間は生まれつき変動する市場でうまくやることに適していない。高い時に買って安い時に売っているのが現実である。
②優れた個別株式の銘柄を見分けられると信じている
→儲かる株式を選び出すことは不可能。インデックスを上回る成績を出すことはとてつもなく難しい。
③勝てるファンドマネジャーを選べると信じている
→長期間で見るとインデックスを上回る実績をあげたファンドマネジャーはごくわずか。
<VTSAXの存在>
バンガード社の1998年〜2013年の調査によると1998年にアクティブ運用を1540のファンドで行ったが2013年には生き残ったのは55%であり、その中でもインデックスを上回ったのはわずか18%のみ。
では、その18%を予測することは可能なのか。答えはNOである。
多くのメディアが多くのファンドが市場を上回っていると宣伝するのは正しいと言えるのだろうかと筆者は疑問に感じている。
VTSAXはこれさえ抑えておけば大丈夫と言う存在であり、投資判断と謙虚さを持てば株式市場ほど確実にお金持ちになれる場所はないと言う。欲を出して信用取引などは絶対にしてはいけない。
資産を築き富を守るための考え方は“あくまでもシンプルにいく"である。これが1番大きな利益をもたらす。
<必要な道具>
投資した金額を売ったり買ったりして複雑にしていると利益を上げにくくなる。複雑な投資は成功に必要なものではなく妨げる要因になる。
必要なのは3つの道具。
①株式:VTSAX→インフレ対策
②債券:VBTLX(バンガード・トータル・ボンド・マーケット・インデックスファンド)日本ではBND→デフレ対策
③現金→定期的に発生する費用、緊急時の対応、デフレの時に強みを発揮する。
これら3つが資産を増やし、それぞれの経済変化に対応できる。インデックス投資こそが最高の結果を求める人のためのもの。
インデックス市場の「平均」の利回りを受けるが「平均」という言葉に抵抗感が強い人が多い。「平均」という言葉をポジティブに捉えればほぼ確実にトップレベルの成績を上げられる。
早く結果を出したいと思ったり、自慢をしたいという感情は捨てること。FPやブローカーに騙されてはいけない。
<まとめ>
本日は、インデックスの投資について書いていきました。内容をまとめます。
1、お金を失う理由
➝うまいタイミング、勝てる個別銘柄など予測は不可能です。すぐにやめましょう。
2、VTSAXの存在
➝何度も言います。これさえ押さえておけば大丈夫という存在です。あくまでシンプルに考えましょう。
3、必要な道具
➝株式、債券、現金です。債券は次回説明します。これら3つが資産を増やし、変化に対応できます。
================
Twitter ”ともや(@tomoformation27)” では本のまとめノート、同世代のビジネスマンに向けた情報、モチベーションが上がるような考え方を発信しています。よろしければフォローお願いします。https://twitter.com/tomoformation27
================
この記事が参加している募集
もし読んで面白いと思っていただけたらサポートしていただけると嬉しいです。 サポートしていただいたお金につきましては、質の高いアウトプットのために本の購入や費用に使い、よりよい情報発信をしたいと思います。