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3学期は「よいお別れ」をする

・過去の自分

 3学期がやってきました。みなさんは、どんな学期にしようとされているでしょうか?私は昔、「思い出づくり」に力を入れていたように感じます。そう、「来年もトモ先生がいい!」と言ってもらいたかったからです。今思えば、それは子どものためでなく、自分のためだったように感じます。「自分のため」から、「子どものため」へ意識が変わった時、3学期の教師としての立ち振る舞い方が変わりました。では、どのような学期になればいいのでしょうか?ラフではありますが、3月に発売する「明日からできる速攻まんが 4年生の学級づくり」をもとに、私の考えを述べさせていただきます。

・よいお別れをする

 私の場合、「よいお別れ」は次の事を目的としています

・次の学年にワクワクする
・次の担任を好きになってもらう

 よいお別れは、よい出会いにつながります。次の年も子どもが充実した学校生活を送れるよう、その年のお別れはとても大切です。そのために、子どもの中から今の担任である自分の「におい」を消す事が大切です。(アイムフリー@TeachehaGreatさんの表現を参考にしています)
 もしにおいを消せず、よいお別れができなかった場合、子供は来年も「◯◯先生の方がよかった」(◯◯には、自分の名前が入ります)と、言われます。一見、素敵な事に感じますが、子供にとっては不幸です。さらに、次の学年になった時に、「私の時はこうならなかった」という残念な言葉も生まれます。これは、前の担任がきちんとお別れができなかった事が原因です。「◯◯先生の後はやりづらい」という言葉をよく聞きますが、それは、お別れがうまくできていないからだと考えます。
 少し寂しいですが、子どもの幸せのためにもしっかりとお別れをしましょう。

・「先生がいなくても大丈夫だよ」

 私と一緒に過ごした1年間をもとに、次の年に大きく成長できる1年になったらと考えています。そのためにも
「来年もトモ先生がいい!」ではなく、「もう、トモ先生がいなくても大丈夫だよ」少しさびしいですが、そんな事を言ってもらえるように心がけています。

具体的な方法については、また次回


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