丸

学級が落ち着かずに困る時期です

 1月も終わり、2月に入りました。もう学校生活も残す所あと少しとなってきました。
 この時期になると、学習や行事がひと段落してしまうからという理由で学級が少し落ち着かなくなると言われています 

 みなさんの学級はいかがでしょうか?私は毎年悩んでいました。 
 そんな時期を、子ども達が大切に過ごす事ができたら素敵だと思いませんか?

 私がこの時期に大切だと考える、◯◯◯ とは

『終わりの姿をイメージさせる』

です。

 修了式の時の具体的な姿をイメージさせています。ただ、終わりをイメージさせるだけでなく、ある程度担任が条件を与えるといいでしょう。
 私は、次の3点の姿をイメージさせています。 

 ・友達面
 ・学習面
 ・生活面

 これらの終わりの姿を具体的にイメージさせた後に、残りの時間に何をしたらいいか話し合っていきます。

◯具体的な指導例

私「2月になりました。◯年生も終わりに近づいてきていますね。」
 「みなさんは、どんな姿になって◯年生を終わりたいですか?」

子「立派な姿」「◯年生らしい姿」

私「ありがとう。やっぱり成長した姿で終わりたいですよね。では、次の3つについて、具体的にどんな姿で終わりたいか、話し合って目標にしましょう。」
 「1つ目は、友達面。2つ目は学習面。3つ目は生活面です。」

 学級の実態によって、子ども同士で話し合わせても担任が意見を引き出してもよいと考えます。大切なのは、「終わりの姿を共有する事」です。

 例えば、次のような意見でまとまります。

 友達面 …   笑顔でお別れする
 学習面 …   ◯年生の課題を終わらせる
 生活面 …   気持ちのよいあいさつをする

 共有した後は、画用紙にまとめ、いつでも振り替えられるようにします。子どもの字でまとめるとより効果的です。

 何かあるたびに、立ち返ります。

 例えば、何かトラブルがあったときは、
「最後に笑顔でお別れができるかなぁ?」

 学習に集中できないときは、
「このままで課題が終わるかなぁ?」

など、掲示物に立ち返りながら呼びかけます。すると、今の行いを考え直す事ができるようになると感じます。

「終わりよければ全てよし」

ではありませんが、誰でも終わりの姿は輝いていたいものです。だからこそ、終わりの姿を具体的にイメージさせる事が大切です。

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