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「男性から女性への戸籍上の性別変更 手術無しで認める」決定についてあれこれ。権利運動のたびに巻き散らかされるヘイト・モラルパニックに付き合う必要はない。
7月10日朝、高裁がトランスジェンダー女性の戸籍上の性別変更について、いわゆる性別適合手術無しでも変更を認める決定をしました。 この裁判の決定については、すでに予想されたことですが、SNS上ではすさまじいヘイトスピーチが吹き荒れています。 そのほとんどはトランスジェンダーの実態にそぐわない(無知、というか無関心からくる)誤解をベースにした空想の代物でしかない上、そこに悪意ある差別扇動とデマをまぜこぜにした、内容的にも醜悪としか言いようがないものです。 当事者の方においてはわ
トランスジェンダーの子供たちのために、大人である私たちが考えなければならないこと。トランスの子供を利用したデマゴーグについて。
いきなりですが、ツイッター上で下記のような、私からすれば極めてバカバカしいとしか言いようが無い論法を開陳している人がいました。 「10歳の子供の性自認を肯定して性転換ホルモンを与える」ことを認めると「10歳の子供と大人がセックスすることを認め」ることになるなどというバカバカしい論法です。 今回はこれが何故バカバカしいのかを詳しく見ていくとともに、そのことを踏まえてトランスジェンダーの子供のために、大人である私たちが何を考えなければならないか、を見ていきたいと思います。 まず