『TOCANA』三浦俊彦寄稿文について、研究者有志・LGBT団体の反応について

前回、もう一回くらい続くかも……と書いておりましたが、その後、研究者の方や哲学者の方から抗議声明が出されており、その内容でだいたい言いたい事が補完されています。
なので、どのような有志・団体からどのような声明が出されたのか、備忘録的にまとめておきます。
基本的にはどの声明も、三浦俊彦氏の言説はトランスジェンダーへの偏見を助長する、学者として問題のあるものであるという点では一致しています。

本学三浦俊彦教授によるトランスジェンダーに関するオンライン記事についての東京大学関係教員有志声明


東京大学にかかわる教員有志が出した声明です。
三浦俊彦寄稿文の論点を整理した上で、それに対する反論を行ったものです。

哲学研究者有志による三浦俊彦氏のウェブ記事に関する声明

研究者の中でも、三浦俊彦氏と同じく哲学を専門分野とする研究者有志による声明です。
こちらの声明では、今回の物も含めて、氏がこれまでトカナに寄稿文してきた文章全般が持つ学術的な不誠実さ、そして倫理面での問題を指摘しています。

本学三浦俊彦教授によるトランスジェンダー・レズビアンに関するオンライン記事【#木綿の天井】についてのTOPIA声明

こちらは、東京大学に通う学生がメインになっている学生サークルの声明です。教員や哲学研究者といった学術者の声明ではなく、大学教授という立場にある氏が教え導く対象であるはずの人達からの抗議です。


なお、これらに対して、三浦氏はトカナにおいて返答(一番目に紹介した東京大学関係教員有志声明に対してのもの)を書いているのですが、これがまた酷い代物で・・・
ある程度しっかり反論したほうが良いとは思うのですが、時間も経っているので、noteで反論するかは未定です。

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