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【書評】『あした死ぬ 幸福の王子』

こんにちは!友為です。
今回は「【書評】『あした死ぬ 幸福の王子』」ということで、本紹介をいたします。

突然ですが、皆さんは、「明日死ぬ」と思って毎日生きていますか?たぶんほとんどの人が思っていないです。なぜなら、明日以降の予定を立てている人がたくさんいらっしゃるからです。もし、本気で明日死ぬ!と思っていたら、予定は立てず、今日1日やりたいことを全てやろうと考えるでしょう。

この本を読むと、人がいかに有限な存在であるかを突きつけられるので、心がどんよりします。ですが確実に訪れる「死」について向き合うことで、自分の人生とも向き合うことができると思います。

有限な存在とは、
①確実に「死ぬ」ので、寿命がある存在。
②自分1人だけでは何もできない存在。

ということです。

だから、自分が死んだところで社会は何も変わらず進んでいきます。そして、このように思うのです。

「私の人生は何だったのか?」

「明日死ぬ」と向き合うことは、この虚しさに耐えず本気で向き合うことなので、なかなか難しいのです。

 冒頭にも申しましたが、私も毎日「明日死ぬ」と思って人生を生きていません。ただこの本を読んで1つ大切にしていきたいと思ったことがあります。


それは、相手に優しくすることです。

自分も有限ですが、今自分と関わっている人も有限です。つまり、相手の時間を大切にしたり、相手も自分一人では何もできないことを認識した上で、関係を築くことが大切です。もし仮に最後に相手と接した時間が怒りに満ちた時間になった場合、凄く後悔すると思います。だからこそ、生きている時間が自分が過ごしたいと思う時間にできるように、日々生きていきたいと思いました。

 生きていると確実に訪れる出来ごとである「死」。普段あまり向き合っていない人は、時間を取って向き合ってみても良いかもしれません。

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