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【書評】新規事業の立ち上げをリアルに学べるビジネス小説

 こんにちは!友為です。
今回は「【書評】新規事業の立ち上げをリアルに学べるビジネス小説」というテーマで『戦略参謀』をご紹介します。

著者の稲田さんはマッキンゼーで様々な大手企業の戦略策定や企業経営に携わってきたご経験があります。

そのご経験を基に書かれたこの小説は、新規事業に立ち上げるための考え方はもちろんのこと、新旧の人間関係のドロドロした感じや、事業を立ち上げるための根回しなど、様々な現場のリアルが描かれています。

この小説で特に学んだことは、人間の怠惰な性質が企業の成長を遅らせてしまうことです。この怠惰な性質は誰もがもっている性質で、特に事業改革で自分の立場が危うくなると、保身のために他の人の足を引っ張る傾向があるとのこと。

私も今の部署が全員10歳以上離れている年上のため、改革をするにしても、面倒くさいことは聞き流したり、また、行動するのが遅い傾向があります。

これは、私の部署だけこのような状態なのかと最初は思いましたが、根本的な人の性質だということがわかったのが、今後の人間関係の捉え方のヒントになりました。

そこで大事になってくるのは、いかに当事者意識を持ってもらうように相手の立場をわきまえながら、簡潔に説明することです。この小説でも最後企業が低迷してきた原因を、当事者の具体的な言動に落とし込んで説明していました。そして、その原因を属人的にするのではなく、元々の人の性質に落とし込んだことで、その人の面子が保たれたように感じました。

人、性善なれど、怠惰なり

いかに具体的な原因や策、そして相手の面子を潰さないようにするのが、いかに大切かが大事かが分かった場面でした。

私も今の部署でも、改革をする場合、様々な人間の意見を聞いて進めていくことが必要です。自分のやりたいことを掲げ、色んな関係各所を巻き込みながら、PDCAを回していくこと。

私もこのような戦略参謀になることができるように、仮説や問題意識、PDCAを回していけるよう日々成長していきたいです。





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