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書評『はじめての哲学的思考』
こんにちは!トモタメです。
今回は苫野一徳さんの著書『はじめての哲学的思考』を紹介します。
苫野さんは熊本大学の准教授で、早稲田大学教育学部を卒業していらっしゃいます。そして、同学部大学院博士課程を取得後、同大学教育学部・総合科学学術院助手、日本学術振興会特別研究員などを経て現職に就いています。
教育学・哲学のプロフェッショナルということですね!
そんな方が書かれた『はじめての哲学的思考』は、はじめて哲学を触れる方にもわかりやすく、哲学者が考えている思考法を学ぶことができます。
哲学はこれまでどれだけ考えても答えが出せないような問題に自分で確信した回答を出し、次に積み重ねていくことで発展してきた学問と言えます。
そんな回答が難しい問題の本質は何なのか?を追求していくことの大切さをこの本で学ぶことができますので、会社での会議で継続して意識すると役立つ思考法です。
この本を読んで特に印象に残っていることは、起こっている事実に対して、意味が無ければ、それは起こっていないのと同じだというところです。
これは凄く深いと思いましたし、今後自分が成長していくための方針にしなければいけないなと思いました。
哲学者ニーチェの言葉で次の有名な言葉があります。
まさしく事実なるものはなく、ただ解釈のみ
事実がありうるためには、1つの意味がつねに置き入れられていなければならない
「意味の世界」においてしか「事実の世界」を知ることができないということです。
内容が凄く複雑になってきましたね(笑)
簡単な事例を言いますと、
英語で書かれていても、それを解釈できなければ、その英文は存在しないのと同じだという意味です。
その英文を構成している単語の意味や文法がわかっていないと、英文は解釈できません。
今後、ものすごいスピードで進歩する世界で、いろんなことが起こっても意味や解釈が出来なければ、起こっていないのと同じです。
私は全ての物事を解釈しようとは思っておりません。
ただ、自分や家族の生活にとって重要なことが起きたときに、しっかりと解釈が出来るようにはしておきたいなと思っております。
だからこそ、日々本などから知識を得て自分なりに解釈をしながら、人生を歩んでいきたいと思いました。
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