新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その117 ~新しい都内の喧騒~
「なんじゃこりゃ!」
と声が出そうになった。
確かに原宿駅の改札を出るときもそれなりに人がいた。しかしながら、そこまで混んでいるとは思えなかったのだが、それは単に私の予想が外れていただけであった。
目的地は、竹下通りを明治通りまで歩いた先にあるアシックスの直営店でシューズと冬に向けての装備を少し見たかったのだ。いつもはウォーキングを兼ねて明治通りを新宿に向かって歩くことが多い。今日は何となく竹下通りから行くことにした。
竹下通りの人混みを見てまず思ったのは、自粛生活はもう終わったけれど、新型コロナウイルスへの感染拡大防止対策はとられていて、マスクやら手指消毒等は変わらず続いている。
どこかでクラスター起こっても全くおかしくないなと感じた。
名前は失念したが東京で感染者数500人を超えるのではと予測した人がいた。これまではまだ記録していないけれどもありえない話ではないなと、街に繰り出している人の数を見て感じた。
その上、インバウンドによる諸外国からの環境客がいなくての混雑である。よほど何かに飢えているのかこの人混みはどうしたものかと考えてしまった。
4月の緊急事態宣言以降、売上が戻らない飲食店や小売業の方々はいるだろう。少しでも規制を緩和しなければ人が戻って来ないため売上が戻らない。
その上で、日本政府としてどのように新型コロナウイルスに舵取りをしていくのかという点において、明確な「言葉」を聞くことは出来ていない。
ここは「空気を読む」しかないのかもしれない。
「建前」上は、新型コロナウイルスに対しての対応を謳ってはいるものの、「本音」としては、国民に消費活動に入って欲しいではないだろうか。
いわば(ドナルド・トランプ的)アメリカ型の新型コロナウイルス対応であると思う。
中国、台湾、オーストラリア、ニュージーランドのような鎖国型新型コロナウイルス対応を望んでいる人もいるとは思われる。
どちらがいいのかは分からないが、本人の年齢が若いのであれば前者を選ぶ人が多いのではないかと思われる。道州制などの地方自治へと移行出来なかったことからも地域別に対応を政府がハンドル出来ないので、鎖国型対応を望まれる人たちは飲食店がテイクアウト対応のみでもいいと思っているのだろうか。そうすると夜のお仕事の人たちが収入を保てなくなり、そういったところからの苦情は出そうである。
冬場に向けて感染者数が落ち着いてくれればいいが、クラスターが起こり再度、緊急事態宣言となると忘年会が出来ない飲食店の閉店が増えることになるだろう。
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