新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その6

お昼ごはんの行きつけのそば屋で隣に座っていた3人のおじさんの会話として、検査していないから感染者が増えないよな。というようなことを言っていた。確かに検査をして陽性を確認することをどう捉えていくかだとは思う。イギリスで対処の方向性を変えたが、ジョンソン首相は変えたいとは思っていないだろう。まずこの新型コロナウイルスを抑えこむことが現実的では無いからである。これまで人類が戦っていた天然痘やポリオとは違っているように思われる。新型コロナウイルスがこれまでの風邪の原因となるウイルスより凶暴なのは確かだ。特に還暦を過ぎた人たちにはクリティカルではなかろうか。イタリアでは、医療崩壊が起きているというニュースもある。感染率や死亡率からして恐ろしく高い。ヨーロッパ内での移動も色々と制限されているし、ヨーロッパ以外でも起きている。不便だが仕方無いのか?というところではある。季節的に北半球として春が来ると一旦の収束が起きると考えているのだろうか。専門家では無いため何とも言えないが、爆発的なことは無いとしても一定数の患者は発生し10月頃からまた増えるのではないかと思う。国家がどれだけ新型コロナウイルスでの死亡数を許容出来ると考えているかである。表には出てこないとは思うが。

Twitterでは、営業継続が困難になってきている店舗の叫びがポツポツと出てきている。この時期は飲食店にとっては稼ぎ時であったはずである。しかしながら、新型コロナウイルスの影響で今後どうなっていくのかが不安ではある。個人経営のお店であればあるほど直撃を食らっている。そしてクラスターとして感染元となることを防ぎたいから表立ってのイベントを実施することは現実的ではない。お客様には来てほしいが、集客出来そうなイベントは出来ない。もし今年オリンピックが予定通り実施されたとしても都内のいくつかの場所では飲食店が閉まっていたりするのではないかと思う。複数店舗展開しているのであれば店舗数を減らすところもあると思う。本当にどうなるんだろう。

そんな現実的に厳しい中で、現政権を含めて政府がまともな救済案が出てこないと思う。マクロ的には、新型コロナウイルスの影響によって閉店や倒産はしょうがないよね。なのだが、行きつけのお店が閉まったら、なにくそー!救済策とか無いのかとミクロ的には思わざるをえない。その上、今お金を使うところを順位付けしないと私が破産してしまっては意味がない。

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