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繋がるクルマの話と瓦そば

僕はたぶん25年ちかく、三菱のクルマを乗り継いでいる。
クルマにはあんまり興味はないし、どうしても乗りたい車種やメーカーもなく、それでも18歳で免許を取って40年ずっとクルマを手放していない。
最初は旧式の中古を乗り継いだけど、ある時からずっと新車を、基本ディーラースタッフの勧めに応えてきた。
ある時、というのは、会社を退職してフリーランスのような働き方を始めた29歳の頃に、当時地元系の三菱ディーラーの社長だった、今は亡きN社長が僕の仕事を気にかけてくれていたことがきっかけでそのディーラーにお世話になることにした。
メーカーによってそれぞれではあるけど、カーディーラーの業界もドラスチックな統合や経営再編などが見られ、N社長が育てた地元系ディーラーはメーカーに吸収されて、東京のメーカーから派遣された人がトップに立ちNさんは社長を降り、多くのスタッフが退職していった。
その出来事から数年でNさんの訃報を聞くことになるのだけど、N社長の下で経理部員として働いていた当時の若手スタッフK君が、営業に移動して僕の担当だった。
そして、そのK君もしばらくして僕の担当を外れ、K君を引き継いだM君がもう10年以上僕を担当してくれている。

だからなんだ、という話でもない。
しばらく前に久しぶりにK君と再会、M君と3人で呑んだ。
その時、酒の席でK君が「下関の瓦そばは美味いです」と言ったのだった。

先月僕は、初めて山口方面に出かけて、下関の川棚温泉に1泊した。
これまでの僕の国内旅行でナンバーワンでオンリーワンの「お世辞も選べないぐらい老朽化した木造だけど、食事は最高」の某旅館に泊まった。

部屋食で用意された夕食の豪勢だったこと。
地の日本酒も美味しくてかなり酔ってしまったのだけど、その締めが「瓦そば」だった。
こりゃあ美味い。
そしても見栄えも楽しい。

K君、すげえ美味いの食べたぜ!

そんな話。

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