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ひさしぶりにワイン話を書きたくなった

美味しいワインだった。
日本のロゼワイン。
優しいキレ感の酸味は、たまに飲む北イタリアのMentiという自然派ワイナリーのワインに似ていた。
深呼吸が気持ちいい時期。寒暖差は残るけど、初夏を思わせる日の食卓の料理にぴったりだった。

ワインが好きだというと、何が好き?と聞かれることがある。それはなかなか難しい質問で、文脈や雰囲気によっては答えられるけど。そもそも高いワインは買わないし、お店で飲むことも少ないから、ブランドにも詳しくない。
ワイン好きのご夫婦がやっている酒屋で購入するのが専ら。ご夫婦は僕の嗜好を知っているから、いろいろと薦めてくれるし、それも楽しみのうち。
僕の読書が「乱読」なのと同じ。
乱読派だけどビジネス書は好んで読まない、と同じ感じでビンテージワインに手は伸びない。

赤、白、ロゼ、オレンジ、スパークリング。どんな種類も好き。食事や気候によって合う合わないは大切だけど。
「品種」「産地」「ワイナリー」「格付け」などのワインラベルに書いてある要素は、手掛かりにはなるけど惑わされないように注意する必要がある。人間で言えば、学歴やキャリア、勤務先。

音楽だってアーティストで、映画だって俳優や監督で選ぶのだから、ワインだってラベルで選んでいい。だけど、世界中に無数にあるワインとの出会いを楽しみにするという点では、信じすぎないようにしないと。

そう書いておいてなんだけど、「作り手≒ワイナリー」という要素には期待する。監督繋がりで映画を観るような楽しみ方はしている。
先に書いたmentiという作り手が最近の推し。

久しぶりにワイン蘊蓄を書いてしまったきっかけは、Domaine Oyamadaの小山田さんという方のワインとの出会い。
こういうのはしょっちゅうあるわけでもないから。

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