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ライター講座は、起業家をつくる場だった

灯す屋では昨年度に引き続き、ライター講座を開催しました。

正式名称は「灯すラボ 佐賀のいいライター講座」。佐賀のことをちゃんと文章で語れる人を一人でも多くつくっていこうという想いで、伊万里のプロライター・岩楯忠介さん(以下、いわさん)と一緒に取り組んでいます。

昨年度は探り探りでスタートした本講座でしたが、今年度はいわさんとしっかり準備と打合せを重ねて挑みました。

ライター講座の時間割

一人ひとりとちゃんと向き合うために人数を減らしたこと(結果的に調整ミスでやや増えましたが)、回数を減らして1回の講義の内容を濃くしたことは、かなりいい影響があったと思います。

毎回熱のこもったいわさんの講義
参加者同士の対話が多かったのも特徴的

参加してくださった皆さんの最終課題の記事は、こちらです。

昨年に負けないすばらしい記事がたくさん並びました。
その中でも、それぞれ「読者目線No.1」「発注者目線No.1」「総合No.1」に選ばれたのが、以下の3作品です。

読者目線No.1 ↓

発注者目線No.1 ↓

総合No.1 ↓

おもしろいのが、「発注者目線No.1」という評価がされていること。
今回の記事の場合、テーマが「佐賀への移住者を一人つくる」ことだったため、発注者の想定は主に行政の移住担当者になるかと思います。実際に、当日は佐賀県庁 移住支援室よりゲスト審査員としてお一人参加していただきました。

お仕事として書くライターは、ブログ記事を自由に書くこととは違い、常にお金を支払ってくれる発注者がいます。だからこそ、

  • 発注者に求められていることを書けるのか

  • 想定する読者は誰なのか

  • 読者が欲しい企画や情報を提供できるのか

  • 読んだ後にどんなアクションを期待するのか

  • よくある移住記事になっていないか(佐賀でなくても書けるような内容だとNG)

  • ライターがあなただからこそ書ける内容になっているか

などなど。

あらゆる目線を持って記事は書かなければいけないし、そもそも取材のときも、その前段階の打合せでも、これから書いていく記事のことを俯瞰的に見つめる必要があるのです。メタ認知できないといけない。

ライターのお仕事とはこれ

「価値を言語化する」のがライターのお仕事であるという、第1回にいわさんが伝えたことを改めてなんとなく理解できた気がしたとき、これって仕事をする人すべてに必要なスキルだなと気づきました。

言い方を変えると、このライター講座で「職業」としてのライターのスキルを学ぶと、そのスキルはライティングに限らずかならず自分の仕事に活かせると思います。だって、自分の仕事の価値を言語化し、相手に伝えることができるようになるんですから。

だから、ライター講座は実は優秀なビジネスパーソンを育てる場、さらには起業家をつくる場であると思います。

来年もまたやるので、佐賀で起業したい人、ぜひご参加ください!すてきな仲間たちがあなたを待っています!

第二期のみんな、お疲れ様でした!