「感動」のつくり方、説明できますか?
こんにちは、ともです。
今回は『「感動」のつくり方、説明できますか?』というテーマでお話しします。
いきなり感動のつくり方を説明しろと言われると、想像できず、すぐに言葉が出ない人も多いと思います。
けれど自分の言葉、文章で感動をつくれたのなら、人の目を引くことができます。
では、感動とはどのようにつくるのでしょうか?
◾️感動させたければ感情のギャップをイメージさせる
あなたは「感動」のつくり方を説明できますか?
そう聞かれると意外と返答に困るのではないでしょうか。
どうすれば感動的な文章を書けるのか。
簡潔に説明しろと言われたら、私なら「感情のギャップを具体的に描写せよ」と答えます。
分かりやすく言い換えると、「ものすごく落ち込んだところから気分が上がったところへの変化を書く」といったところです。
放課後の夕日に照らされた静かな教室に目を奪われてしまった。
試験前日の夜に試験範囲が広すぎて焦って勉強した。
といったように、その時の情景や心情を交えながらでなければ、相手に場面をイメージしてもらい心を動かすことはできないでしょう。
◾️感情のギャップには絶望を描写する
これがどういうことか、具体例を元に詳しく説明していきます。
例えばYouTubeでの実績の報告と視聴者あてに感謝を伝える場合、
応援してくださるみなさん、いつもありがとうございます!
みなさんからの日々の応援の言葉は私の活動を活性化させる源となり、みなさんからパワーをもらうことで登録者数100万人を突破することができました!
これはみなさんが私を支えてくれたおかげなのだと日々感じています。
これからもみなさんの人生をより良くする情報を発信していきますので、これからも応援よろしくお願いします!
こちらが平凡な感謝の伝え方です。
決して悪くはありません。ただ、改善の余地があると思いませんか?
もちろん感謝の気持ちは伝わるとは思いますが、明日には忘れてしまいそうなほどに薄っぺらく、心に響くものがないと思います。
しかしこれならどうでしょう。
応援してくださるみなさん、いつもありがとうございます!
YouTubeで投稿を始めてから、毎日投稿するもほとんど視聴されない、ましてやチャンネル登録など全然されない。
そんな日々が続き、私は何のために頑張っているのだろう。
もうやめてしまおうか、、、と、何度も挫折してしまいそうになりました。
けれど、数少ない視聴者さんの励ましの言葉をいただくたびに前を向いて、みなさんに恩返しをするためにもひたすら頑張ることができたため、登録者100万人を突破することができたのだと思います。感謝してもしきれない気持ちです。
これはみなさんが私を支えてくれたおかげなのだと日々感じています。
これからもみなさんの人生をより良くする情報を発信していきますので、これからも応援よろしくお願いします!
いかがでしょうか?先程の文よりもより感謝されているのが伝わってくると思います。
明らかに感情が動く文章に変わりましたよね。
感情が動く文章になったポイントをあげるなら、「必ず絶望を描くこと」です。
◾️文章で感情を動かすには「絶望」が必要
今回の例文でいうと、ここの部分です。
YouTubeで投稿を始めてから、毎日投稿するもほとんど視聴されない、ましてやチャンネル登録など全然されない。
そんな日々が続き、私は何のために頑張っているのだろう。
もうやめてしまおうか、、、と、何度も挫折してしまいそうになりました。
絶望している部分で共感でき、そこから這い上がる物語を想像できたからこそより感謝を感じられたと思います。
多くの人は心を動かす文章を書こうと思った時、ポジティブなことをたくさん入れて、前向きで明るい内容だけをを書いてしまうのではないでしょうか。
特に感謝の手紙には、「本当にありがとう」、「ありがとう、ありがとう」と感謝の言葉を繰り返しがちだと思います。
しかしそれだとギャップが生まれず、読み手の心を動かすことはできません。
絶望があるからこそ、希望が際立つのです。
◾️相手の心を動かすためには、少しだけ大げさにしても良い
文章に絶望してから上がっていくところの情景や心情を交えることで、読み手が自分の過去の体験と重ねてイメージすることができます。
誰しも、すごく落ち込んだところから一気にテンションが上がった経験があるでしょう。ひとは、自分が体験したことでしか他人をはかることができません。自分のやったことないことは理解できないのです。
具体的に落ち込んだところからテンションが上がった場面をイメージさせるように書くと、相手に脳内で記憶とリンクして、「自分にもこういう体験あったな」と思わせることができます。
人の記憶は情景でつくられているからです。
あなたの記憶も文章でつくられているわけではないですよね。
脳内ではぼんやりと目で見て耳で聴いたこと、空気感などのイメージで記憶していると思います。
感動的な文章になるかどうかは、いかに読み手のイメージを呼び起こすことができるかが鍵となるでしょう。
だからこそ文章中での感情の上がり下がりをなるべく具体的に伝えましょう。
相手の感情を動かすためには、嘘をつかない程度に少し大げさに言うことも大切になるかと思います。もちろん、嘘はいけません。
今回の例を挙げるなら、感謝を伝えることが目的なので、相手の心を動かすことがゴールです。今回に限らず大体のことはそうですよね。
人は論理で動くわけではなく、感情で納得して動く生き物なのです。
そのため、人の心を動かすためには「感情のギャップ」が必要不可欠になります。
あなたも、誰かに手紙を書くときはもちろん、何かを伝えたい時、「感情のギャップ」を上手く取り入れることを実践してください。
今回の話が少しでもあなたの人生の参考になったら嬉しいです。
◾️記事のまとめ
・感動的な文章を書くには「ものすごく落ち込んだところから気分が上がったところへの変化」をできるだけ具体的に描写する。
・読み手の心を動かす文章にするためには、必ず絶望を描く。多くの人は終始ポジティブな文章を書いてしまうため、心を動かせない。
・読み手を感動させるためには、イメージを用いて読み手の記憶とリンクさせるイメージを呼び起こす。
・嘘さえつかなけれnば、少し大げさな表現をする方が読み手の心を動かせて良い
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?