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マラソンスタート地点で日本を感じる

今年の2月に熊本城マラソンに出場しました。スタート前の風景です。

スタート直前の会場は、参加する1万人超えの選手たちのものすごい熱気に包まれていました。

・自己記録を更新するぞ、という強いやる気の人。
・完走に向けて自信がなく、そわそわしている人。
・いつもどおり楽しんで走ろうとリラックスしている人。

こんなに多い選手が一堂に会するのは カオス な状況だなと思いながら、開会式が始まりました。

県知事や体育会会長からのありがたいお言葉、ゲストランナーからの応援の言葉などある中で司会者の方が

2016年の熊本地震、2017年7月の九州北部豪雨で被害に合われた方々に対して追悼の意を込めて、黙祷 を捧げます。

と進行しました。

すると1万人もいるランナーが。あんなにカオスだった会場が。

「・・・・」

みんな静かに黙祷を始め、静寂に包まれて。
さっきまでの状況が嘘のように。
鳥の鳴き声が聞こえてくるように。

私は日本以外で黙祷の文化があるかどうかは、正直把握していないのですが、この無宗教の国の中で全員が意思を同じに、自然の猛威に被害を受けた方々に対して黙祷を捧げるということに誰も何も疑わずに想いを注げる。

こんなことを考えてしまった私は、めちゃくちゃ込み挙がってくる感動を感じました。

日本人が育まれている人を想う心を感じて、気持ちよくマラソンのスタートをきることが出来ました。

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