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【今日の気づき】主人公になっていい

今日は、私自身の自己対話の中から、発見した過去の私が封印していた想いを赤裸々に語りたいと思います。

参考図書:
「これでいい」と心から思える生き方 野口嘉則
「本当の自分がわかる心理学」シュテファニー・シュタール
原体験ドリブン人生の答えの9割がここにある チカイケ秀夫

はじめに


私は、キャリアコンサルタントという職種柄、心理学やキャリア理論については常に学び続けているような状況であり、
私自身も個人事業主として「本当に自分のやりたいことは何なのか」を深ぼる中で、自他共に認める「自己探求オタク」と言えると思っています。

今日の気づきを紹介します



そんな私が、今日、皆さんにお伝えしたいのが、まさに、今朝。
私の中から発見された思い。

「私は、主人公になっていいんだ」という想いです。

私自身、人前に出て話すことも、発表する事もそれなりには、出来ます。
しかしいつもどこか、人に頼まれたり、お願いされてやっているような感覚で、自ら両手をあげて、ハイハイハイ!といけない。行くのが必要な場面と思うと、空気を読んで手を挙げるし、出来てしまう。それでもどこかで、「しゃしゃり出てしまってすみません」の私がぬぐえなかったのです。
そしてそれを褒めらたり、賞を頂いたり、あなたのお話しが心に刺さりました、と言われても嬉しいのだけれど、どこか
「いえいえ、私なんて、そんな」の私がいつもいるような状況でした。

きっかけ


そんな中。久しぶりに集中して、最初にあげた3冊の本を読みました。
そこに書かれていたのは、自己対話の方法や、こどもの頃の影響。
原体験の大切さ。3冊ともにより具体的な方法や意識するべきことなど、
共通する項目がいくつか書かれていました。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

そこから私は、もう何度も自分の中でやっていることではあったものの、過去の経験をふりかえる事、更に深掘りする事をやりたくてしょうがない衝動にかられ、30分という短い時間でしたが、過去のある出来事を深ぼりました。

私が行った具体的な方法


➀10代半ばから10代後半の出来事を1つピックアップする
 L私の場合は中学3年生。推薦で進学する高校が決まっていて、そこに対して友人からの一通の手紙が全く嬉しくなかったことを想い出したので、そこを深ぼることにしました。

②出来事を具体的に思い出す。その時の感情に焦点を当てる
 L手紙の内容は、私が先に決まっていた進学先に、なんとしてもその友人も一緒に通いたいから受験を頑張る、応援してね、というものでした。
(なぜ、嬉しくなかったのか)
 L普通に考えたら(?)自分と同じ高校に行きたいと言っている。その友人は幼稚園時代から小学校、中学校とずっと一緒、部活も一緒の友人でした。受験勉強の忙しい最中に、自分の熱い想いを手紙にしたためてわざわざ私に渡してきた。頑張ってね、と思ったのは覚えているんです。
ただ、別にもう、一緒にいたいとは思わないな、と思った。
もっというと、もうそろそろ一緒にいたくないな、とさえ思っていたんです。

③更に、それは何故だったかを深ぼる
一緒の高校に通いたい、と熱烈なメッセージまでくれる友人に対して、もう一緒にいたくない、と思った私は冷たい人間だったのだろうか。今でも、私は冷たい人間なのではないか?とこのエピソードを書くのも怖い私もいます。
当時の私は手紙は受け取ったし、本心はひた隠しにして、頑張ってねと言っていた。
だから、実はその子がその高校に合格せず、別の高校に行くと決まった時、ホッとしていたのです。

私は、なぜ、その子と離れたいと思っていたのか。


実は、幼稚園、小学校、中学校とずっと同じ、部活も同じ、帰る方向も同じ。おそらく、彼女にとって私は親友のポジションでした。
そして、「ちえって、主人公の親友キャラだよね」と小学校の時に言われたことを思い出しました。
私は、その時どう思ったか。
ショックでした。ショックと同時に、「あ、そうなんだ」と自分を納得させたのです。彼女は兄と弟がいる真ん中の女の子。大切に大切に育てられているのがよくわかる、自分の思い通りにならない時は不機嫌になる、そんな子でした。彼女は、絵に描いたような主人公のような女の子でした。
そして私は、5人兄弟の長女で、お姉ちゃんだから、と下の子の面倒をみて、何かあっても我慢するのが当たり前、というような子どもでした。

恋愛でも、部活でも、色んなところで彼女の思い通りになるように協力させられたのをよく覚えています。

そして、いつしか、
「自分は主人公ポジションではない」
「主人公になるのは彼女みたいなタイプ」
と自分に自分で蓋をしていたのです。

しかし、苦しかった。10代の私は、これ以上は彼女といると、いつまでも本当の自分でいられないな、と心の奥底で感じていたのだと思います。
そして、自分で選びとった高校生活は、本当に楽しかった。

このエピソードを通して、気が付けたのが、冒頭に書いた
「私、主人公になっていいんだ」という思い。
誰しもが、自分の人生の主人公でいていい。
それは、頭ではわかっている。そして、自分の人生を生きている気になっているし、そんな当たり前のことも出来ないでいたの?と思われるかもしれません。

この気づきによって得られたもの


私が言いたいのは、「誰しもが自分の人生の主人公でいていい」ということももちろんありますが、
それ以上に、
人は、こどもの頃の周りの友人や家族からの一言などにより作られた自分への思い込みが、無意識のうちに自分の行動に今もなお影響をもたらしていることが多いという事。

私自身、頭では、「自分の人生は自分のもの」と思って生きているし、
「自分の道は自分で決める」「自分の夢を自分で掴んでいく」と言えるくらいエネルギーに溢れる人間でもあります。
そんな私でも、心の奥底で、過去の経験から無意識のうちに封印している自分がいたのです。

このことに気が付けたら、さぁ今日から私は誰にも遠慮せずにどんどんしゃしゃり出ていきます!ともならないのも人間で、長年培ってきたモノ、というのは中々に払しょくできるものではないのですが、
今回の気づきは、今後の人生における私の最重要ポイントとなることも間違いないと今、確信しています。

皆さんの中にも、
本当はこうしたいのに、出来ない。とか
逆にどうしたらいいかわからない、本当に自分がわからない、と思っている人こそ、
過去の自分の経験を、その時の感情を含めて具体的に思い出してみる、というのを、15分でも、30分でも、時間を決めて紙とペンを用意して向き合ってみてもらえたらと思います。


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