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根っこにある感覚が叫びたがっているんだ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー1&2

今回は、個人的に根っこにある気持ちを代弁、言語化していただいた本の紹介です。
ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)の1と2です。
最近、『2』のほうが、新潮文庫で文庫化されましたね!

「名前は聞いたことあるけど…」という方向けにも、魅力を伝えられるnoteにできたらと思います!

きっかけは、「YouTube大学」

出会いは、この本も中田敦彦さんのYouTube大学でした!40歳の歳に一気に上がっている動画を見まくっていたわたしとしては、中田さんきっかけの本も多いのですが、特にそのなかでもこの本は衝撃的でした!

わたしがソワソワする内容が満載だからです!
誰かが誰かを貶めようとしてイヤな思いをさせているわけではない、「見えない悪意」や不平等、そして、何より不公平が渦巻いています。

例えば、
・給食費や衣服の費用が十分に捻出できない家庭への対応
・前時代的な差別表現を使う親の影響をモロに受けた子
・同じ”アジア”という仲間意識と不思議な感覚に陥った「僕」

本人の努力と関係ないところでどうこう言われる居心地の悪さを浮き彫りにしたこと。そして、自分自身にも知らず知らずのうちにそうした意識があることにハッとされられる作品でした。

ちなみに、わたし自身の考え方は、以下のnoteにまとめています。
よかったら、こちらも見てもらえたらうれしいです。

「共感するチカラ」とは何なのか?

エンパシーとシンパシー

とてつもないインパクトを受けたのは、恐らくこの部分が響いたのだと思います。わたしは、自分自身が意識している強み(にしていきたいこと)として、「共感力」や「否定せずに受け止めること」があります。

そして、それは同時に、相手の目線になってみて考えるということ、本文中にも出てくる言葉で、同名の著書もある「他者の靴を履く」を履く感覚。正にこれでした。

では、なぜそれが重要なのか。それは、わたしのように適応障害になる方に多いのが、他人との境界がわからなくなること、つまり、相手のことを必要以上に自分ゴトとして捉えてしまう属性があるからでした。

上手く使えば強みになる一方、ここの線引きを間違えると自分も引っ張られてしまう。これを上手く制することがレジリエンスを上げる一歩だった自分にとって、「境」というのは非常に大きな意味を持っています。

味方がいるから敵がいる?

そして、もう一つ思ったことは、これは誤解を生まないように表現したいのですが、味方を作るからこそ敵が生まれるということもあるのではと思ったエピソードでした。

同じアジア人がバカにされているからと守ってくれた友達。しかし、主人公としては、自分はアジア人という認識はあまりありません。
もちろん、自分の味方をしてくれる人は必要ですし、「敵を作るから、味方もいらない」と尖ったアニメキャラのような極論も違うとは思うのですが、確かに、共通項で仲間を作れば、”そうでない人”は弾かれることになります。

とは言え、無理にでも仲良くしようということではないのですが、かなり考えさせられた内容でした。
そう、わたしは、安易なレッテル貼りが嫌いなんだと思います。一方で、自分の精神を乱すものには「ネーミング」したりとかなり自分勝手ですね(笑)


そんなこんなで、個人的にかなり深いところに刺さった一冊でした!
中身が気になった方は、ぜひ読んでみてくださいね!

▽文庫版の新潮社HP


1のほうは、サイン本の新書、そして、大好きな正和堂さんのブックカバー!


また、今回のnoteを書くにあたって、他の方のnoteも拝見したのですが、詩織さんのnoteがすごくいいなと思ったので紹介させてください!



今回のトップ画像は、かみちゃんさんのイラストを使わせていただきました!


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