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【個人・自己紹介】MinorityとIdentity

この記事は個人的情報を含むため、下記を禁じます。
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【私の抱えているもの】

この世に生まれてから、今に至るまでの人生の中で、色々な物を抱え、それで苦悩してきました。
「普通の」人として生きることがとても難しかった。「普通の」人という性質をもって生まれたかった。
せめてと努めて善良であろうとしたけれども、幾度も幾度も「人の醜さ」からの裏切りに幻滅させられたか。この記事はそういう話です。
(上記の禁則は、それによる私の人間不信から書いたものです。このマイノリティの特性でーーーー例えばTwitterやInstagram、Facebookでフォローしたりして繋がってくる人が、私はとても嫌いです。)

【身体の話】

私の身体は、生まれたときから健全なものではありませんでした。それでも、精神と共に常人と同じ振舞いをしなければならなかったのです。それは時には無理解から、また時には不可抗力によって。

<障害のこと>

私は身体障害者です。生まれたときから感音の聴覚障害があります。
この障害は母方の一族から遺伝し、母方の実家の血筋には同様の聴覚障害者が何人かいます。

恐ろしいのは、この血筋において障害は隔世遺伝で顕れる人もいました。
つまり、自分の子が障害を持たなくても、それは「たまたま」で、孫や曾孫の代に顕現するケースがあったのです。

次に、この聴覚障害は多くの場合、歳を経る度に悪化していき、良くなることは全くないということですね。
私の場合、7歳で障害手帳6級を取得し、大学時代には障害手帳4級になっていて、今は障害手帳3級です(障害年金基準では2級)。
どんな感じかというと、補聴器の助け無しでは地下鉄でホームに電車が入ってもわかりません。うっかりしてたら駅を乗り過ごすことも珍しくはないですね。

そして、これはあまりよく知られていないことですが、聴覚障害には多くが「二次障害」を伴います。音が拾えないことによる発声障害、コミュニケーション問題、社会への不適合など。

次に知られていないこととして、「音は聞こえるが」「その中身が理解できない」ことですか。
要するに会話していても、喋っているのはわかるけど、会話の聞き取り言葉を処理できてないといえばいいのでしょうか。同じ母音の別の言葉と間違えたり。もうこれは長年の経験で、理解した言葉と言葉(単語)の間を脳内が補完したり、相手の口の動きを見て補っていますが、やはり固有名詞が出てくるとわからなくなります。
ちなみに私の場合、聞き取りは右耳が30パーセント、左耳が60パーセントです。
(単純な聴力でいえば、右の方が音は拾うのですが)

小さい頃から私は、他人に「不幸な子」「可哀想に」と言われてきました。今も。
結局ーーーー聴覚障害で不利を被ったことは多々あれど、私にはわからないのです。何が不幸で、可哀想なのか。
だって生まれたときから耳が悪いんだもん。聴こえてる世界に憧れはしても、経験してないから、私にはわからないのです。

そこに、差別もありましたけれどもーーーー色々言ってくる人もいます。お坊さんは「前世の因果」と言い、神父は「神からの試練」と言ってきました。高校時代、ある同期がエホバの証人で、私の身の回りの世話を勝手にあれこれやってました。
でも、「私はそこまで必要ないよ」と断ったとき、彼は豹変して「神の代わりに手助けしたのに、なんて奴だ」と、そのときから私をクラスの除け者にして、みんなに虐められはじめたこともありました。
まあ虐め自体はこの時が初めてじゃないので。またかという感じでしたが…辛かったけども。
なので個人として宗教は大嫌いです。仏や神がいるなら、お前の教義は迷惑だったと殴りにいきたいですね。地獄に落ちても上等です。

聴覚障害の話だけで凄く長くなってしまったので、これ以外の話は別記事にします。障害者の内実とか、醜いところとか。まあ、聴覚障害で「聲の形」という作品がヒットしましたけれども、綺麗な障害者なんてほぼほぼいないですよ。物議をかもす言い方ですが。

<体を壊した経験>

これも結局のところ障害の話の続きになっちゃうんですが、今の世の中いいますよね。
「ダイバーシティ」「障害者の雇用率」って言葉や法律。
掲げるのはいいですよ。掲げるのは。
でも社会や企業は追いついてますか?って。

大学を卒業して初めて入った会社で、私は設計部で建築の意匠設計をやっていました。簡単に建物のデザインなどですね。
私は会社で初めて雇用された聴覚障害者でした。
設計部って、凄く忙しいんです。営業が持ち込む案件からの基本設計、業務成約してからの実施設計(に伴う法規確認)。これは会社内だけです。
他には他部署や現場、クライアントやコンサルタントとの打ち合わせ。役所での自治体ごとの建築ルールの確認と交渉。検査機関に図面を持ち込んでのやりとり。

そもそも、私は大学で意匠設計建築を専門にやっていなかった。設備設計の方をやっていたのに、意匠設計に配属されてしまったんです。
先輩との軋轢。モラハラにパワハラ。休日出勤。それが元で死ぬ課長。増える仕事。
聞こえないからクライアントとか、社内の打ち合わせも同行を認められず(正社員です)。
増えてく仕事。更に投げていく先輩。

「ん?  クライアントとか社内の打ち合わせに出られないなら、これ将来ない(昇進とか)のでは〜!?」

…10年後が見えない。とはいえ福利厚生はしっかりしてるし、残業代と休日出勤代はしっかり出てめちゃくちゃ稼げる。先輩はアレだけど、課長や部長はいい人。
…でも、これ未来ないよね?  いや働き続けられるだろうけど、ずっとこのままなんじゃないかって。障害者雇用率を満たすために雇われ続けてるのではないかと。

でも他の会社に比べたら「正社員で雇ってくれた」だけかなりマシ。スーパーゼネコンと呼ばれる5つのトップに位置する建築会社があるけれどもその半分は、障害者は頑張っても契約社員としてしか雇ってくれない(今は違うかも)。それに比べたら…

でも相も変わらず続くモラハラ。やり方を教えられてないのに振られる仕事。膨れる残業時間。削られるプライベート。

そんなある日、過労で壊れた。会社内で倒れて病院に運ばれ、自律神経失調症になってしまった。
崩れゆく生活。できなくなることが増える日々。体が動かなくなる。

それで、会社を辞めました。未だに自律神経失調症は良くなりませんね。
ちなみに部署の年残業時間は約600時間ほどでした。
色々と経験になったのは事実なので、機会があればこれも別記事にします。

【心の話】

ここからは自分の内面をさらけ出していこうと思います。Twitterでは言ってないこと。なんでこの情報は隠しているのか?
(まあTwitterって、「呟き」を見られるから個人の特性とか気にしない人は多いのかもしれないですが)
そのうち、きちんと言えるようにはなりたいし、思っていることも吐き出したいけれど。怖さが勝るのでここからは有料とさせてください。私を知りたい人などで、払ってもいいよという方は進んでください。

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