見出し画像

井上和というアイドル像

今回取り上げるのは
乃木坂46の5期生の井上和さんです。
なぜ井上さんを今回取り上げようと思ったのか。
それは人々がイメージする彼女と、実際の彼女が少しずれていて
魅力が伝わりきっていない気がしたからです。


井上和さんとは

乃木坂46の5期生メンバーです。
神奈川県出身、2月17日生まれ、みずがめ座のB型
特技は絵を描くこと。33枚目シングル「おひとりさま天国」のセンターに抜擢されました。

才色兼備のしっかり者?

まず加入当初のイメージはどうだったのでしょうか。

井上和さんといえば、公式サイトで初めて写真を公開された際に話題となったのはその圧倒的なルックスでした。
「完成されている」「本当に16歳!?」「美人すぎる」
このような声が多数でした。

そんな井上和さんですが、
5期生のお見立て会(ファンとの最初の顔合わせのようなもの)では、
デッサンを披露し、自画像も描かれていました。これがあまりにも本格的で驚くばかりです。それもそのはず。どうやら美術学校に通い、本格的に絵を描く技術を学んでいたようです。乃木坂に加入後も、通い続けている(現在は不明)とのことなので相当好きなのでしょうね。
またアニメを見たり漫画を読むのも好きなようです。このようにどちらかというと文科系の感じのする井上和さん。とあるインタビューでインドア派かアウトドア派なのかを聞かれた際に、「圧倒的にインドア派」であると答えています。

しかし運動が苦手なのかといえばそうではなく、クラシックバレエの経験者であり、高校時代は弓道部に所属していました。
さらに乃木坂工事中のスポーツ女王決定戦の放送では、どの種目も平均以上の成績を出し、5期生の中で4位という高成績を残されています。

コメントを求められれば、理路整然と話せることから、知的な部分も感じられます。
「しっかり者の才色兼備」「完璧じゃん」
ファンからはこのような声が聞かれるようになりました。

私はこのイメージは、当たっている部分がありながらも、そうではない部分もあるように思えます。
当たっていると感じるのは、井上さん自身が、責任感が強く、生真面目な性格だからです。メンバーに井上さんの性格を聞くと、「責任感が強くひとりで背負い込んでしまいがち」という声が多くあがります。
また井上さんは長女のため、しっかり者として振舞おうとする部分があるのかもしれません。


全国ツアーでの涙

一方で、全国ツアーの中で、自身のセンター曲の初披露の日に、
プレッシャーから楽屋で泣いてしまったというエピソードがあります。気丈な井上さんが感極まってしまうほど、重圧がある舞台であるのと同時に、彼女の「完璧じゃない、弱い」部分が垣間見えたエピソードだと思います。

これを機に、先輩メンバーにも気をゆるしていったような気がします。
「人は完璧じゃない」「完璧じゃなくてもいいんだ」
これに気づければ人はどれほど楽になれるのでしょう。

彼女もまたそういった「弱さ」「不完全さ」をメンバー間に見せるようになっていきます。


実は天然な一面も

2023年5月31日の猫舌showroomで「夏に聴きたい乃木坂の曲」というお題に対して、フリップに「裸でsummer」と書いてしまい共演者の中西アルノさんに指摘されて気づくという一幕がありました。中西さんの咄嗟のフォローの中、少し恥ずかしそうに「てへへ」と胡麻化す姿がとても可愛らしいですね。

また「超・乃木坂スター誕生!」では、classの名曲「夏の日の1993」を「夏の日のちきゅうさん」だと思っていたようで、菅原咲月さんに「ちきゅうだと思った?」と聞かれると恥ずかしそうに「うん」と答える様子が放送されていました。
その後もカメラに向かって謝られていて、生真面目さと天然な可愛らしさが垣間見えた瞬間になりました。

本人曰く、片付けが苦手だそうで、乃木坂工事中の「B級ニュース大賞2022」では、部屋に乃木坂のグッズが多すぎて、片づけられず、同期の小川彩さんに整理してもらったというエピソードを話されていました。
小川さんからも「本当に汚い」と言われていたので確かなのでしょうね。
そんなことから、自身で張り切って断捨離を決行したが、やりすぎて夏服が4枚だけになってしまったというエピソードもあり、うっかりさんな面も見受けられますね。


素朴で誠実な部分

そんな井上和さんですが、素朴な人柄をお持ちです。
乃木坂工事中恒例のヒット祈願で、井上和さんがひとりで地元を凱旋し、当時お世話になった人々に感謝を伝えるという企画でした。

乃木坂46では華やかな舞台に立ちながらも、放送の中での見えたのは、少し抜けていたり、人見知りで、少数の友人を大切にする学生時代の井上さんの姿でした。
長らく連絡がとれなくなっていた中学時代の親友や、小さい頃に通った塾の先生に改めて感謝を伝えるなど素敵な人柄が垣間見えていました。
そういった人柄ゆえでしょう。井上さんの周りには、常に気にかけてくれる大人たちや、友人がいました。乃木坂加入後も期待や心配からか、動向を気にかけてくれているようでした。


周りの人が支えたくなる人柄

このように井上さんはどこか人として「支えたい」と思わせる何かがある人のような気がします。
アイドルといえば「人々を笑顔にする」「幸せを与える」というキャラクターが一般的だと思います。
しかし井上さんの場合は、周囲の人が「笑顔を見たくなる」アイドルのような気がします。
「もっと頼っていいんだよ」「背負いこまないで」
そういった声を、先輩メンバーからもかけられたりしています。ここでもそのような声をかけてくれる先輩メンバーに井上さんは「出会って」います。

井上和さんは
乃木坂46という大きなグループの中でも、ファンの人たちに対しても、どこか「放っておけない」「支えたい」アイドルとして輝いていくのではないでしょうか。今後の活躍にも期待しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?