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一ノ瀬美空の振り幅

今回紹介するのは前回に引き続き、乃木坂46、5期生の一ノ瀬美空さんです。一ノ瀬さんは逸材ぞろいの5期生の中でも、なかなか面白い方だと思うので、掘り下げてみたいと思いました。


一ノ瀬美空さんとは

福岡県出身、5月24日生まれの双子座のB型
可愛らしいルックスが目を引く一ノ瀬美空さん。
乃木坂加入後の初お披露目では「ガールズルール」のセンターを務めました。キラキラした笑顔で踊る姿は王道アイドルそのものでした。その片鱗は中学時代から垣間見え、日本一かわいい女子中学生を決めるミスコンに「みるく」という名前で参加しており、準グランプリを獲得しています。


バラエティ班?


一見すると王道アイドルの一ノ瀬美空さんですが、お笑い好きでひょうきんな性格でもあるようです。自身が出演する「新・乃木坂スター誕生」では、好きな芸人さんに、脳みそ夫さんを挙げており、モノマネをされていました。MCのオズワルドさんからは「この娘はわりと振ったら何でもやってくれる」という評価をもらっています。笑いに意欲的なのがうかがえます。こういったキャラクターは乃木坂に加入したてで、まだ不慣れな5期生にとっても、制作側にとっても番組を盛り上げる意味で、助けになったことだと思います。

逆説的なアイドル像

一ノ瀬美空さんは尊敬する乃木坂46の先輩に、卒業された1期生の秋元真夏さんや松村沙友里さん、3期生の山下美月さんを挙げています。
3人とも共通して「ぶりっこ」や「あざとい」というキャラクターをあえて演じています。

一ノ瀬さんも「ぶりっこ」や「あざとい」キャラクターを前面に出すスタイルをとっています。

自身の出演する「新・乃木坂スター誕生」では、自らぶりっこポーズをしてまわりの失笑を買ったり、それを突っ込まれたりと何かしらの反応を生み、番組を盛り上げていました。


そもそもアイドルは「可愛い」という前提があります。ここが難しくて、それを「可愛いでしょ」と出しすぎれば反感を買うし、一方で謙遜しすぎても鼻につくところがあるような気がします。

彼女らの凄いところは、これを、最初から「ぶりっこ」や「あざとい」というキャラクターを面白おかしく打ち出してしまうことで、回避しているところです。あくまでそれらを「演じて」いるのです。本来ならば王道アイドルのキャラクターでもいけるのに、そういったひょうきんさを演じることで「あんなに可愛い子が?バラエティキャラなの?」という好感度にも繋げている気がします。

一ノ瀬さん自身は今後もこのキャラクターを踏襲するのか、様子を見ている感もあります。そもそもこのキャラクターはまわりに突っ込んでくれる役割がいないと活きないので、現乃木坂メンバー内だとなかなか難しい気もします。


ちょっと変わってる?

そんな突っ込み役の不足を見てか、本性なのかは分かりませんが、特定のメンバーへの偏愛を通して、狂気的なキャラクターを打ち出してきました。同期の小川彩さんの登場です。
一ノ瀬さんは小川彩さんを溺愛しており、「乃木坂上り坂」の3期生の久保史緒里さんとのトークでは、
小川彩さんの写真をお守りにしたり、待ち受け画面にしたり、それらに話しかけたりとなかなか重たい愛を表現。
小川彩さんに対する想いを尋ねられた際には「推し」「好き」を通り越して「産んだ記憶がある」と発言しており、溺愛を通り越した偏愛が垣間見えます。周りからは「ちょっと怖いよ」との声もあり、少々心配ですが面白いので今後も続けてほしいと思います。

努力家な一面

そんな一ノ瀬美空さんですが、真面目で努力家な一面も垣間見えます。新・乃木坂スター誕生においては、初のソロ歌唱を披露。リハーサル時には歌には苦手意識があり「歌は友達の前でも歌えない」「吐きそう」と語っていた一ノ瀬美空さんですが、本番では大塚愛さんの「プラネタリウム」を堂々と披露。同期の井上和さんから「想像の上をいく上手さ」と絶賛されていました。苦手なことでも地道に取り組める努力家であることが伺えます。

お堅い番組でも活躍


現在では朝の情報番組「THE TIME,」のレギュラーを、3期生の梅澤美波さんから引き継いでいます。5期生として加入してからそれほど月日が経たない中での抜擢ですので、それほど期待値が高いということでしょう。
情報番組なので、そつのないコメントも求められることでしょう。


一ノ瀬美空さんは、このように「可愛い」や「面白い」の枠だけでは収まりません。「THE TIME,」もそうですが、ラジオのパーソナリティ等を務めても器用に淡々とこなしているように見えます。この振り幅の大きさが今現在見える彼女の特徴のように思えます。ひとつ気になるのは、お堅い番組で彼女の変人な部分はばれないのでしょうか。少し興味があります。



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