見出し画像

身を置く環境と誰に教わり仕事をするかが大事

社会人になって、もう8年になろうとしています。日々、知識・スキルが増え、仕事や物事の考え方もアップデートされていますが、私の中で変わらない考え方もあります。それが・・・

身を置く環境と誰に教わり仕事をするかが大事ということです。

昔の言葉には「性善説」「性悪説」という言葉があります。しかし、私は「人は、はじめは真っ白な状態」であると思います。だからこそ、「人は身を置く環境次第、誰に何を教わり、仕事をするかで白にも黒にもなる」、そう考えています。

我々はこれまで、親・学校の先生、はたまた友達との多くの経験から善悪だけでなく、多くのことを学び、共有し、それぞれの価値観や考え方を形成してきました。私たちは経験から学んできたのです。どんな環境・集団の中にいて、誰に教わり何をしてきたかで、同じ人間でも全く違う道を人生を歩む可能性がある中では、やはり環境や人との関わりは重要だと思っています。

「みなさんはどんな環境でどんな人と時間を共有していますか??」

少し過去の話になりますが、私は大学の頃までバスケットボールをしており、高校では地元を離れ、県で最も強い高校への進学を決めました。周りは中学で注目されていた選手ばかりで、監督は厳しく毎日怒鳴られ、練習を外されるなど日常茶飯事で、殴られた経験も一度ではありません。そんな中で3年間上手くなることだけを目標に練習に励んだことで、3年になった時にはチームのエース番号を背負い、全国大会にも出場することができたのです。地元にいれば周りを見れば知っている顔ぶれ、それなりに楽しい生活を送れたのかもしれません。
しかし、自らレベルの高い環境に身を置き、厳しくもバスケットボールを教えてくれ、正しい精神を鍛えてくれた監督に出会うことができたからこそ、得られた結果であり、原体験となっています。

話は現代に戻り、私が初めて勤めた会社で初めて出会った上司に仕事のイロハを教わりました。
環境面では、私が入社した会社は、幸運にも美容業界の中では成長著しく、創業社長は強烈なリーダーシップで社員を先導する、いわばワンマン経営でした。社員も男性の平均年齢が35歳で男性の新卒は、私が在籍していた5年間で私ただ一人だけ、現場で働く美容師さんは若い子が多いですが、普段接する取引先も全員30歳以上(特に50歳ラインが多かった)、だからこそ若い感覚は大事にしつつ、精神的な強さと落ち着きが身につきました。
また、決裁権限は基本的に代表のみだったことも私にとっては幸運だったと思います。

業務面でも全店舗150強を約3-4名で管理し、年間20店舗の新規出店をこなす日々は本当にハードでした。基本は日曜日休みのみで、店舗で何かあれば夜中でも出動し、徹夜なんてこともザラです。そんな環境で働いていたからこそ、目上の人との関係値作りや環境の厳しさにはある程度耐性ができたと思っています。これは本当に今でも役立ってます。
たまに、どれだけ苦しい環境で働いたことがあるかがキャリアの中では必要という人がいます。私も必要だと思う反面、反動はどこからでやってくると思うので、程々に。。

そして、環境の他に大事にしているのは「年相応の物事の考え方と仕事をする」ということです。もちろん、本当に多くのことを教わりましたが、これが一番私の中で大事な指針です。

知識・技術、人間性、精神性の全てにおいて、未来を見据えた仕事をして、年齢に応じた人間へと成長し、立ち振る舞わなければいけない。20歳と30歳が同じ知識レベル、同じ期待値、同じ役職、精神ではいけない。もちろん、転職したりすれば、知識はそうも言えない状況もあるとは思いますが、同じ30歳同士でも、考え方や振る舞いなどでできる、できないはすぐに分かってしまいますし、なぜ同い年なのに差があるのか?その差こそが、年相応の考え方をもち仕事をしていることなのだと思います。

だからこそ、20歳のうちは30歳の自分を想像して、とにかく仕事を優先して考えて、取り組むことやってきました。そうすると、自然と時間に対して危機感を覚えるようになり、1秒も無駄にできないという思考になり、潜在意識にも影響します。そうすると、ふとした瞬間に危機感、焦燥感が襲ってきて真っ直ぐな道に軌道修正してくれるようになるはずです。


これはあくまで私自身の考え方ではありますが、「どこで、誰とは」は本当に重要だと思います。私の顔の経験も含めて。

                                TOMO

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?