社会人3年目で適応障害になった話3
今回は私が適応障害になった原因の1つである生活環境の変化について話していこうと思います。
過去の投稿は以下のリンクからご覧ください。
(なんか1回目の投稿で無理にテンション上げてるけど普通に無理です。ごめんなさい。今日もちゃんと泣きました。豆腐メンタルでも愛してください。)
出身は東北地方
私は生まれも育ちも東北です。小学校から大学まで22年間を地元で過ごし、東京に本社を置く企業を中心に就職活動を行いました。
地元に就職しなかった理由としては、恥ずかしながら給料が高い企業があまりないというシンプルなものです。
ですが、地元は好きで、特に震災から復興を目指す人々を見てきたこともあり、地域の人々が持つ力というのはとても計り知れないものだと思っていました。
そんな訳で、東京の会社を選びつつも、地域貢献は何らかの形でしていきたいという想いがあり、現在の会社へ入社するに至ります。
中国地方へ(2021年4月~)
最初の配属はまさかの中国地方になりました。それまで一人暮らしをしてこなかったこともあり、期待と不安が入り交じった新生活がスタートしました。
正直なところ、業務内容はお世辞にも心踊るものではなかったです。。。良くも悪くも昔気質の会社で前例踏襲という文化が根付いており、業務のための業務を行っているような感覚でした。
「本当にこの業務は地域のためになるのか、、」と考える日々。
ですが、そこでの生活はとても楽しかったんです。
地元の居酒屋の店長と仲良くなって、店に並んでないお酒を出してもらったり、地元のお祭りに参加したり。
休みの日は、瀬戸内海の島を巡ったり、ご当地のものを食べたり、彼女と県内をドライブしたり、同僚と海が見えるサウナに行ったり。
今思うと、仕事が忙しくても、人の温かさに触れ、自然の美しさに触れ、心が満たされていた2年間だったんだなぁとしみじみ感じています。
東京の本社へ(2023年7月~)
そして、東京の本社へと異動になります。仕事の話はまた別の投稿でしようと思っていますので、今回は生活面について。
通勤が苦痛
まず、通勤が苦痛でした。会社まで徒歩で10分かからない生活を送っていたので、満員電車で1時間揺られるということがとにかくストレスです。
HSPの気質があるかは分かりませんが、社内の汗やら香水やらが入り交じった独特な匂い、耳を劈くような発車音に神経をすり減らしていました。会社に着く時点で既にヘトヘトです。
休みの日もどこかに出掛けようとしたら、混んでいる電車に乗らないといけないのも、もはや訳が分かりません。
遠距離恋愛が大変
これも結構なストレスです。異動前は、毎週のように休日を一緒に過ごしていました。
好きな人に会えないのに、やりがいを見いだせない仕事を必死にやる意味はあるのだろうかと何度も自分に問い続けました。
月に1回は会おうとお互いに努力をしていたのですが、これは業務に追われる中で月1の旅行をするようなものなので、身体的にも精神的にも負担が積み重なる結果となってしまいました。
また、宿泊先などの会う計画を彼女に任せっきりだったことにも罪悪感を覚え、仕事もダメなのに彼氏としてもダメな自分をさらに追い詰めていました。。。
ささやかな交流がない
私はこじんまりとした居酒屋さんや定食屋さんに行ってそこの店主やお客さんと話すことが好きです。
現在住んでいる所は、団地の中で基本的には住宅しかありません。帰りにどこかの駅で降りて、良いお店をと思いたっても、どこに行ったって、人、人、人。
私には人生の中でそうしたささやかでゆっくりと流れる時間が重要だったのだと改めて気付かされました。
もはや都会へのイライラ
休職に入る前は、都会の何もかもにイライラしてました。(笑)
何十秒も変わらないのにエスカレーターを駆け降りる人。
どうせ3分後には電車が来るのに、今の電車にギリギリで飛び込む人。
プログラムされた機械のように電車から降り、列をなして改札を目指す人々。
地下にはレストラン街、上にはオフィスというなんの面白みもなく均質化されたビル群。
どうせ30年後には廃墟群と化すであろうマンションの数々。
整備に整備を重ね、禁止事項で塗り固められたハリボテの公園。
はっきりした。私は都会に向いてない。
終わりに
あくまで、これは私個人の意見・体験なので受け止め過ぎないようにしてください。(笑)
ただ1つ言えるのは、就職活動の時に自分の心の充実について全然考えていなかったということです。
今振り返った内容だけでも、
・ありのままの自然を愛する
・親しい人とゆっくりと過ごす時間を重視する
・自分の居心地のいいコミュニティを複数持っていると安定する
・都会の慌ただしさ、無機質さが嫌い
などなど心の充実に必要な要素が出てきました。
これらの要素を振り返り、改めて人生で大切にしたいことを深掘りながら、歩みを進めていきたいと思います。
ここまで読んでくれた方はありがとうございました。また次回。
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