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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (April 2022)
梅雨…..Fuck…..!
今月もプレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉から国籍 / ジャンルを問わずに特にお気に入りのニューカマーを厳選し紹介していこうと思います!
TheBiirthdayParty (Ubon Ratchathani / Thailand)
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タイを拠点に活動中の5人組のインディーポップ / ドリームポップ・バンド、TheBiirthdayPartyがリリースしたデビューアルバム『stayalonewithmyloveliesfriend』はBeach Fossils、Turnover、Wild Nothing、DIIVといったサーフテイストを感じさせる2010年代のインディーポップからの影響をめちゃくちゃ感じさせる仕上がりになっていて、本当にその手のアーティストが好きな人からしたら完璧なサウンドだと思う。この手の冬にも聞きたくなるサーフテイストな音楽って、本当にいくらでも誕生してほしいな!と改めて思いますね。その中でタイ語でリリックが書かれているというのも新鮮で面白いなと思います!!
cyber milk ちゃん (Osaka / Japan)
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大阪を拠点にぱちぱちコズミックコンピューター!のメンバーとしても活動するラッパー、cyber milk ちゃん。先日リリースされた初のソロEP『cyber milking』に収録されている3曲を聞いていると、Hyper Pop以降の流れを軸にしながらも原宿〜Kawaii系のサウンドであったり、インターネット・ポップ、Future Baseから少しアンビエントとかを感じさせるダウナーな楽曲までを収録していてかなり面白い作品に仕上がっているし、最近きゃりーぱみゅぱみゅが海外で色んなアーティストからリスペクトされてるの流れとかにも繋がっている気がする。これからどうなっていくのか楽しみです!面白い存在になりそう!
girl_irl (Brooklyn / USA)
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アトランタ出身でBrooklynを拠点に活動中のDJ / プロデューサー、アーティストのEm Perlmanによるプロジェクト、girl_irl。ArcaやCOUCOU CHLOEを彷彿させるような実験的で狂気的なクラブビートを軸に中毒性抜群の楽曲を仕上げるアーティストで、その少しダークなトラックの上に乗せるラップも面白くて個人的に2022年トップクラスにハマっているアーティスト。先ほど例に出したようなエッジの効いたクラブシーンもそうだし、他にも同じくNYCを拠点に活動しているHydとかにも通じる部分があるので、その辺りの〈PC Music〉周りのシーン、更にはLGBTQ周りのシーンの架け橋にもなる面白いアーティストだと思うし、唯一無二のムードの作り方とかを含めて本当に最高ですね!
inu (Chiba / Japan)
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日本の〈Soundcloud〉をはじめとするハイパーポップ以降のインターネットを通じたシーンは昨年くらいから格段に面白くなってきていると感じているけど、このinuというアーティストはそのシーンの中でも特に最高なアーティストだと感じさせられる。昨年リリースされたPorter Robinsonの最新アルバムやphritzを感じさせるナチュラルな要素を取り入れ、そこに日本のアーティスト独自のボーカロイド的なエモさを感じさせるのが最高だし、underscores辺りのUSのハイパーポップとも繋がっている感じもある。全体的に浮遊感のある音像作りはアンビエント系の流行にも繋がっていると思うし、その浮遊感と00年代系統のエモさを同時に感じさせるのもまた凄いです。
itsumi (Tokyo / Japan)
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マレーシア生まれ、東京育ちのSSW、itsumi。先日リリースされたデビューEP『Burnt Toast for Breakfast』を聴いているとAma Lou辺りを彷彿させるUKっぽさのあるR&Bを軸にしつつも90年代のR&B〜ポップス、更には最近のK-POPを感じさせるようなダンサンブルなポップソングまでを収録した日本離れしたEPになっていることがわかると思います。本当に今後〈88 Rising〉とかからリリースしていてもおかしくない気がするし、良い意味でかなりド直球のストレートで勝負しているのも好感が持てる。エモーショナルを生み出すメロディーの作り方も上手なので、海外要素がかなり強い音色だけど、iriのようにもなれると思う!本当に今後楽しみなアーティストですね。
Midnight Rodeo (Nottingham / UK)
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24年ぶりにプレミアリーグに昇格したノッティンガム・フォレストの拠点でもあるUKはNottinghamから誕生した6人組バンド、Midnight Rodeoがリリースしたデビュー曲「Now You’re Gone」は少しサイケデリアの風味を漂わせたドリーミーなインディーソングで、名前の通りロデオを彷彿させるようなテキサスなサイケ〜ロックンロールなサウンドデザインとMamalarkyを彷彿させるようなヴォーカルの心地良い感じが本当にたまらない。最近こういうサイケ系統でクールでキャッチーなバンドいなかったから本当に楽しみなバンドだし、こういうアーティストがUSではなく、UKから出てきたのも面白いなあと!
Miso Extra (London / UK)
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イギリスと日本にルーツを持ち、現在はロンドンを拠点に活動中のラッパー、Miso Extra。ロンドンを拠点に活動をしているにも関わらず英語/日本語をほぼ50/50くらいの感覚で使用したリリックを武器に緩さと中毒性抜群のHIP-HOPを披露するアーティストで、日本好きでも有名なThundercatが先日いち早くツアーのゲストアクトに抜擢させたりと注目を集めつつある。R&BやSoul、更にはFunkやJazzとかを感じさせるベースラインもミックスさせてモダンな音像を作りながらもBed-room Hip-Hop特有のローファイさをそこに注入していることでオリジナティーを作り出しているし、日本語ではあるものの日本っぽさをそこまで感じるわけではないけど、決してUKラップでもなく、インターネットから出てきたシーンともまた全然違うし、本当に他に中毒性が高く奇妙で面白い音楽だと思う!
Numb (Nagoya / Japan)
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名古屋を拠点に活動中のNumbというガレージバンドがリリースした3曲入りのデビューシングル集はメロディーとかを聞いているとThe Strokesとかからの影響を強く感じるんだけど、サウンドは更にローファイでザラザラしまくっていて、LAのガレージ系のバンドとかにしか出せないようなキラキラとしたピュアなサウンドが本当に最高だ。出来たてのバンドだからでているピュアさではなくて、狙って出しているサウンドだと思うし、日本だとCar10とかにも近いしいようなキラキラとしつつもパンキッシュなムードを感じさせてくれるのも本当に素晴らしい。このままずっとこのムードを出しながら突き進んでほしいなと切に思います!
Province (Ontario / Canada)
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カナダを拠点に活動中の3人組、Provinceはハイパーポップ以降〜、00年代リバイバルを感じさせるポップスを独自の感性を元に少しアートポップ的な要素をミックスさせて鳴らしているニューカマー。The 1975とかもそうだけど、80s、90s、00sの全部を感じさせるキャッチーさとJunior Varsityとかのシーンにも通じるエモーショナルをミックスさせたポップセンスが最高で、まさにJunior Varsityとかが作ろうとしているLA〜NYを繋ぐシーンとかに混ざっていてもおかしくないポテンシャルを感じさせるし、Porter Robinsonが作り上げたナチュラルなEDMとかにも通じる質感も放っていますね!
Sea Lemon (Seattle / USA)
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シアトルを拠点に活動中のSSW、Natalie Lewによるプロジェクト、Sea Lemon。先日デビューEP『Close Up』をリリースしたばかりのSSWなのだけど、キラキラとしたインディーポップやシューゲイズが好きな人にはたまらないであろう質感のサウンドに仕上がっており、Hazel EnglishやNo Vacation辺りのアーティストが好きな人ならまず間違いないはずだし、リリースはCASTLEBEATが主催する〈Spirit Goth Records〉からということもあり、その辺りの絶妙なローファイさとビーチ感のあるトロピカルな要素も付け加えられていて本当に心地良いですね!!
上記で紹介したアーティストを含めたマンスリープレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉も公開してます!
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