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スクールカウンセラー

担任の先生から電話があった。

「〇〇〇(名字)さん、最近月曜日になると腹痛を訴えてますが、ご家庭で心当たりはありませんか?」

そう、担任が切り出してきた。

私は不登校児童だったから、理由は分かる。
学校にいる時、学校に行く前にお腹が痛くなるのは学校が嫌だからだ。

どういう意味で先生は言ったのか、分からない。

家庭で何かあるから腹痛を訴えていると考えているのか?

それは深く考え過ぎか分からないが、学校に行きたくないと毎朝言っている。体調は良好だと伝えた。

すると、先生は続ける。

「強制ではないんですが、学校に毎週木曜日にスクールカウンセラーの先生がいらっしゃるので、ご相談してみてはどうでしょう?」

、、、、。

そのスクールカウンセラーの先生は、子どもが小学1年の不登校の時に、癇癪で家の中で暴れて困ると相談した時に何もアドバイスをして貰えなかった先生だ。

「授業の様子を見ましたが、〇〇〇ちゃんはとっても良い子でしたよ。大丈夫ですよ、お母さん。」

私の子どもは外では良い子だからと伝えても、言われた言葉。

検診でも保育園でも良い子だと見逃されてきたディフィカルトチャイルド。

大丈夫じゃないから、相談したのに、私の心に更に深く傷を負わせられたカウンセラーの先生だ。

担任の先生には丁重に断って、話を終えた。

学校の仕組みは分からないが、スクールカウンセラーに繋げれば、子どもの問題は解決すると思っているのだろうか。

子どもにはカウンセリングは、必要かもしれない。でも話を聞くだけ、こうしたらとアドバイスを受けて、解決することはあるだろうか。

大人でもそうだ。話を聞いて貰って、その時はすっきりするけど、環境がかわってくれないと、また気持ちは落ち込む、繰り返す。

解決方法は二択だ。自分が変わるか。環境がかわるか。

クラスでいない友達を作るフォローをしてくれて、楽しい授業をする。それでうちの子どもは解決するのだ。その役割が出来るのは、スクールカウンセラーではない。担任の先生だ。

出来れば子どもの為に、担任の先生にはカウンセラーをすすめることじゃなく、学校を楽しく感じてもらう事から始めて欲しい。

休憩時間にアイスブレイクをする。授業内容にユーモアをきかせられないか、考え、実行する。手作りのアイテムを作って応用したり、視覚的に分かりやすいように。

私が先生だったら、そうする。

先生はサービス業じゃない。
でも、生きていく為の知識を教える、社会で生きていく術を教える、その為に環境を整える事は難しいのだろうか。

先生は、クラスの一人一人に深く関われない業務量があるのかもしれない。

ただ、、私の中学の時の数学の先生は、数学を分かりやすくする為にブラックボックスを作って、分かりやすくしていた。

小学校の時の音楽の先生は、自分で歌を作り、仮装して朝礼で披露してくれた。歌の楽しさを教えてくれた。

昔と今は仕事量は違うのかもしれないが。

私の不登校の理由はいじめだったから、それで解決はしなかったけれど、あんな先生方がもっと増えたらなぁと思うのだ。

スクールカウンセラーの先生も、曜日によって人を変えてくれたらいいのにと思うのだ。
子どもだけで通わせるとしたら、信頼出来る先生にお願いしたいから。

でも、担任の先生には言えない。

私はモヤモヤしたまま、意味のないたらればを日々繰り返し考えている。




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