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映画とわたしと渋谷アップリンクと③


アップリンク渋谷のパワハラ問題について
こちらの記事より紹介させていただきます。↓

渋谷だけでなく、吉祥寺にも系列のアップリンクが新設された直後でした。
ノリに乗っているようにみえたのに、水面下ではこんなにも辛いことが
従業員の方々にのしかかっていたのです......。

そうしてわたしが、個人的に決めたのが
「アップリンク系列の映画館は観に行かない」という抗議行動でした。

キャプチャのにに

もちろん、上記の通り「自分なりの」です。
大々的に呼びかけたわけではないです。

ですが、わたしの周囲でも「行かない」という行動に出た方々は
何人か見かけました。
自身の観たい映画、好きな監督の映画、推しの出る映画......。
それらを我慢してまでも、行かないと決めた人もいました。

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【渋谷アップリンクで「サクリファイス」を観ないという大きな理由】


2020年3日......。

「サクリファイス」という、若手監督の作り上げた作品が
吉祥寺アップリンクのほうで上映され、初日は満席になるほど
好評を得て、上映期間が延長までされました。

公式HPです。↓

https://sacrifice-film.com/

時期的に、上映期間中からコロナ問題が悪化し始めたせいで
客足が減っていくという不運に巻き込まれていったのですが、
監督も関係者の皆様も映画館も闘い抜いて、上映が続きました。

「サクリファイス」は、篠崎誠監督を通して、あらゆる縁が巡り
出会えた作品です。

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初見は、ラストで自分がどうして泣いているのか?わからないくらいの
激しい感動と衝動が押し寄せてきました。
だから再度、ちゃんと落ち着いて観たいとおもったのですが、
当時、コロナの得体のしれぬ恐ろしさに、メンタルをやられたわたしは
映画館そのものが怖くなり、観に行くことができなくなり......。

せめてもと吉祥寺に出向いて、パンフレットだけ買わせていただきました。

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これらを期に、壷井濯監督、撮影を担当した女優でもある柗下仁美さんに
光栄なことに存在を認識していただき。(・・。)
いまでもツイッター上では、よくからんでもらえてます。
※とはいえ、こちらは一般人、あちらはすごい方々ですから
別のイベントなどでお会いすると、わたしはガチガチに緊張します!(><)


そんな日々における、2020年12月11日......。

「サクリファイス」が、渋谷アップリンクにの年末企画
『見逃した映画特集2020』のラインナップに選ばれました。

この企画は文字通り、1年間を通じて好評であった作品を
いくつか選び、再上映して、見逃した方々に観てもらう
アップリンクならではの恒例イベントです。

壷井監督は、この喜びと同時に、しっかりパワハラ問題についても
言及した文面をツイッター上に出してくださいました。
それは心のこもった納得てきる内容でした。

それでも......。
わたしは、やはり渋谷アップリンクには行かない。という意志を
通しました。
これがそのときの、わたしのツイートです。↓

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正直な気持ちとしては......まだ迷いがあります。

わたしはこの一件から「ひとりの映画好きな人間」として
渋谷アップリンクに行くことをやめました。
吉祥寺も系列なので、やめました。
そして......大好きな監督の新作を観れないままでいます。
どうしても信念は曲げられなかったのです。

「一人でも多くの人に映画を観に来て欲しい」
だからこそ「その1人を失うことをしたんだよ」と
示したかったのです。

最近、同様の理由で、とある小説サイトを去りました。
運営が違法行為を放置し続けることに落胆したからです。
「そんなとこなら辞める人もいるよ」という
これもまた、小さな抗議行動でした。

どちらについても、抗議行動を呼びかけるつもりは
ないです。わたしがそうしたいからそうするだけで
それに効果がなくてもかまわないのです。
単なる頑固者のコツン......くらいの一撃です。

壷井監督の書くにも辛かった......お気持ちは
受け止めさせていただきました。

わたしもまだまだ考えます。

「追記」
諸々の件とは別として
「見逃した映画特集」に「サクリファイス」が
選ばれたことは、とても光栄なことですよね。

そこは率直に喜ばしいです。
おめでとうございます!

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壷井監督は、わたしの意思を受け止めてくださいました。
それでも、やはり心苦しさはありました。

そして、このことは今回で初めて話します。

どうしたって我を通そうとしたのは、大きな理由が他にもありました。
というのも、➁で白石晃士監督のファンだとわたしは話しています。
監督の新作である短編映画「恋するケダモノ」が、吉祥寺アップリンクで
上映されたのですが、わたしは行きませんでした。
上映は吉祥寺のみだったから、断念して行かなかったのです。
ほんとうはものすごく観たかったです。ずっと楽しみにしてました。
でもアップリンクだから行きませんでした。頑なに......。

ここまでして「ある種の意地」を貫き通しておいて
「サクリファイス」だけを観ることはできませんでした。

それは白石監督のときの我慢を、裏切ることになってしまうからです。
それだけは、やってはいけないとおもったのです。

誰にでも等しく映画好きでいることなんてできないけど
自身が愛すべき映画作品に対しては等しく愛したいです。


と、ここまでの気持ちを固めていても
壷井監督への申し訳なさはあり、このモヤモヤを昇華するために
何か遠隔的にでも応援できないかと考えて......。

上映前日の夜中に徹夜して「サクリファイス」のファンアートを
描かせていただきました!

キャプチャqzx5

(´・ω・`) 絵はよく描いているのですが、以前に片付けをしたときに
画材をすべて捨ててしまってました。
※アナログ描きから、デジタル画に移行しようとおもってたので。

それで手元になにもなくて、住まいの近くのコンビニに行きました。
でも小さい店舗なので文具の品揃えがわずかで、無地のノートが無い!
何か代用できないか?と、みつけたのが......「履歴書」でした (・-・;)

透かすと、わかりますね。↓ 履歴書の裏に描いたのです!

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消せるボールペンを買い、身近にあったカラーボールペンも使って
どうにか描きました。

キャプチャyui

これを、携帯で写メしてPCに取り込んで、炎の画像と加工編集して
文字をいれました。 完成形です↓

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ここまでしても......

「映画とは観に行くことがすべてである」と、知っているわたしは
これは直接的な支援にもなってないと、苦悩もしました。

※もちろん、壷井監督には喜んでいただけましたよ。
その節は丁寧なお礼の言葉を、ありがとうございました!

ところが、初日は見事に満席!!
わたしが座らなかった席に、誰かが座れたのだとおもうと......
運命に嬉しくなることができました。

しかも1月5日は、撮影を担当した柗下仁美さんの誕生日でした。
誕生日に満席!めでたい!

こちらは、描いたのではなく、お祝い画像として作成したものです。

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※こういうのは無料画像を使用しているので
ご安心を。

そして......過去のツイートの、この言葉を添えたいとおもいます。

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はや(トモリ)@hope_roka

2020年3月9日
いままでもいろいろあったけど、きょうもまたいろいろありすぎた。
ものすごく、自分がまた生き残れたことを感じられた日だった。

大事なのは生き残れたことではなく、
生き残れたならどう生きれるか...
なんだとおもった。

あぁ、これって「サクリファイス」だよ。

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壷井監督の渾身の新作「リヴァイアサン」が制作されると知ったときも
もしも本作の上映が吉祥寺アップリンクだったとしたら、
わたしは観るのだろうか......?

と、来年の春頃に完成予定なのに、真っ先に悩んでしまいました。

ですが、渋谷アップリンクが閉館したことで、いったん幕引きとして
吉祥寺には行こうとおもってます。
渋谷のみが閉館したのは、コロナの影響ではなく、明らかに
客足が遠のいた結果であることで、一区切りがつけたからです。

※もちろん吉祥寺でしか観れないような、特別なときのみです。
そもそもパワハラ問題は......本当の意味では解決していません。

アップリンクに関しては、これからも懸念は拭えません。


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【 追記 】

パワハラに関して、許せないのは誰でも同じですが
わたし自身がうけてしまったので、尚更に......というのもあります。

東京にきてから、ようやく就けた定職で頑張っていたのですが
あるときを境に、先輩さんの態度が急変して風当りが強くなりました。
お昼休みに嫌味を言われて、ショックで食欲がなくなったり。
仕事が上手くできないこと以外にも、人格を否定されたりもしました。
そしてあるときロッカールームで暴言を吐かれ、トドメを刺されました。
自転車通勤だったので、自転車を押して歩きながら号泣していたら
見知らぬおじさんに「だ、大丈夫?」と、声をかけられたほどです。
大丈夫ではなかったです。
このまま大通りまで出たら......車に飛び込むような気がしました。
それが自身でも怖くて、引き返して、反対側にある駅前の心療内科に
行きました。
予約なしでも診察してくれたのは運が良かったです。

職場は人手不足で、上司に辞めたいと言っても引き止められていましたが
「このままでは死んでしまうとおもいます」と、クリニックに行った経緯を
告げたら、さすがに退職を了承してもらえました。

仕事の最終日に、その人に箱菓子を差し出して
「お世話になりました。これ、皆さんで食べてください」
と、渡そうとしたら

「いらない。はい、さようなら!」と、言われました。

すごく親切な方もいました。
名字が「二宮」なので「ニノさん、ニノちゃん」って、呼んでくれたり。
最後に「あなたは頑張ったよ」って、言ってくれた方もいました。

だけど、傷は残りました。

このブログで書いてきたPTSDの不眠ですが、東京に来る前に回復して
眠剤なしで眠れるようになっていました。
ですが、これがきっかけで、再び不眠症が再発してしまい、
いまも眠剤なしでは眠れないままです。
心療内科には通い続けています。※最近はコロナ鬱もありますが。


こんなことは、どこにも起きてはいけないことなんです。
身をもってそう言えます。


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長文で③まで......。

書くには気が重く、筆が長く止まるときもありましたが
ようやく、書き切れました。

読んでくださった方に感謝いたします。

最後に......。

言いたいことはこれに尽きます。


4894419_sまのの

祈り続けます。


2021年6月23日.....はや。