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妻の影─ 家出の背後に何があるのか?

こんにちは。
妻に家出された夫、トモといいます。

私の妻は家出中なのですが、妻は現在、友達の家に居候しており、LINEで一日何通か連絡を交わす、という状態が1ヶ月以上続いています。

この記事では、妻が家出する前に少し精神的に辛かったのではないか、と思われることがありましたので、それを書いていきたいと思います。


妻の心の奥底に広がる影─ 家出の前兆

私たちの結婚生活が8年にわたる節目の頃、思いもよらぬ出来事が起きました。些細な喧嘩の後、妻が書き置きを残していなくなっていました。

些細な喧嘩が妻を追い詰めることに繋がっていくことになるなんて、当時は予想もしていませんでした。

家出する前から、妻に対して「おかしいな」と感じることがありました。勤めていたパート先を辞めて以来、妻は塞ぎ込みがちになっていったのです。

妻の勤めていたケーキ屋は個人経営で、彼女はただのパートの枠を超えて多くの仕事をこなしていました。自分自身の経験を活かし、在庫管理や発注などの業務も率先して引き受けていました。

それでも他の新人のパートさんと時給は変わりません。さらにパートさんの中には与えられた以上の仕事をしない人がいたようです。それでも愛想よくパティシエやオーナー兼シェフ達と話していたので、可愛がられていたようです。

内心妻に、「そこまで頑張らなくても」と思っていました。オーナーはケーキ作り一辺倒で、妻が過度に負担をかけられていることに気づいていなかったように思います。

今思うと、無理にでも辞めさせるべきでした。

パートや社員も長続きせずに辞めていく人が大勢いたようです。そのような環境で頑張ったとしても、上から認められることはなかなか難しいでしょう。

それでも、ケーキが好きだからと、頑張っていたものの、結局、先に妻の心が折れてしまったんでしょう。妻がパートを辞めた後、まもなくして、私に転勤の辞令が出て、引っ越すことになりました。

妻の社会的孤立

引っ越し後、妻のパートの仕事で彼女にどれほど疲れていたか、私は痛いほど感じていました。そんな妻のために、しばらくの間、働かずにリラックスしたら?と勧めました。

数ヶ月が経過し、妻のケーキ屋の仕事の情熱は家事と食事の世話に取って代わられたようです。これは大いにありがたいことでした。

そんなある日、家の近所にある地元のケーキ屋でパート募集の広告を見つけました。

前と違って個人経営ではなく、チェーン展開している地元のお店だったので、きっとパートの仕事の配分も考えられているはず。働いてみたら?と提案したところ、もうケーキ屋で働くのは嫌だと言いました。

パートに出ない間、しっかりと食事や家事をやってくれていました。とてもありがたいと思います。

しかし、どうも元気がない。それで、誰とも会わずに、家事だけやっている。妻の元気のなさは社会的な孤立からきているんじゃないかと感じました。

人間は本能的に社会的なつながりを求める生物です。健康や幸福感にとって、社会的なつながりは重要な要素とされています。社会的孤立は、心身の健康に対する悪影響をもたらすことがあります。

とはいえ、塞ぎ込みがちな妻を、再び働きに出しても大丈夫なのだろうか。それ以降、私は妻に新しい仕事の話を持ちかけることが難しくなりました。ただ、彼女が不快に感じない話題ばかりを持ち出す日々に、少しずつ疑問を感じるようになりました。

妻が抱える問題は簡単には解決できないかもしれない。ただ、何も言わずに彼女の傍にいて支えるしかないのかもしれない。
でも、それで本当にいいんだろうか?

もちろん、妻が自分自身と向き合うことで問題が解決される可能性もあります。しかし、同時に、新しい環境や人とのつながりの中で乗り越えていく類の問題なんじゃないか?とも思います。

まとめ

以上が、家出をする前の妻に感じていたことです。

1年以上にわたり、妻が過去のパートの仕事に引きずられている様子に、私は少なからずイライラしていました。

確かに、社会的孤立の克服や新しい職場での自信の取り戻しを性急に妻に求めるのは難しいと思います。妻にそのプレッシャーをかけることが、逆効果になる可能性を感じていました。

ただ、妻ならきっと立ち直れるのに、ウジウジしている彼女にもどかしい思いがしました。それが態度に出てしまったのが、喧嘩の原因でもあったと思います。

また、何も行動を起こさない日々が続くことで、周囲の同世代に取り残されているような焦燥感が生まれることも理解しています。妻もきっと、その焦燥感に苦しんでいたことでしょう。

私自身も、じっとしていることが苦手で、同じような焦燥感を抱く性格です。

だからこそ、妻の家出中に一人旅で海外へ行こうという大胆な計画を考えているわけですが・・・。

笑顔で語っているように聞こえるかもしれませんが、日常を離れて新しい視点が1つでも見つかればいいな、という思惑があります。

ただ、家出の原因はそれだけではなく、私達の間にはいくつも問題が残されていると思います。だからこそ、彼女には誠実に接していきたいと思っています。

このような感じで、妻に家出された夫がいかに辛い現実を生き抜いていくかを書いていきたいと思ってます。

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